江南市内で対応した電気修理の事例
江南市でのトラブル事例
漏電の点検
愛知県江南市東野町郷前にお住まいのG様から、「漏電ブレーカーがよく落ちる」とのご相談をいただきました。漏電ブレーカーが落ちるのはどこかで漏電が起こっている証拠なので、さっそくG様宅へ伺いました。まず主電源が入っていることを確認し、漏電ブレーカーと各部屋のブレーカーを切ります。そのあと漏電ブレーカーを入れて、1つずつ部屋のブレーカーを入れていきます。すると脱衣所で漏電ブレーカーが落ちました。つまり漏電箇所は脱衣所ということになります。
ブレーカー自体の故障も考えられますが、脱衣所の漏電を確認させていただきました。G様宅の脱衣所には、洗濯機とは別に洗面台のコンセントがあります。洗濯機にはアース線が取り付けられており、検知器で調べても反応がありません。残る洗面台のコンセント付近に反応あり。洗面台についているコンセントは、ドライヤーを使用する際に使っているそうです。
洗面台で顔を洗う。朝シャンプーをするなど、取り付けられているコンセントは水が飛び散りやすい位置にありました。ただ、コンセントには問題がないため、近くに置いてあるドライヤーを確かめます。コードの一部に違和感を感じました。このケースで考えられる可能性としては、コード内部の絶縁体が破れて漏電している状態です。このまま使い続け、濡れた手でドライヤーを使えば感電する恐れもあります。そこでコードのカバーを取り外し確認させていただいたところ、絶縁体の一部が溶けて消失している状況でした。いつからこの状態だったのかはわかりませんが、これまで感電が起きてなくて良かったです。
絶縁体の修理だけで済ませるつもりでしたが、G様から「コードごと修理をして欲しい」とのご要望があり、配線をすべて交換させていただきました。ドライヤーは8年以上前の古いタイプですが、高校生の娘さんが使われているそうで、「確実に安全なモノを使わせたい」というG様の愛情を感じられます。配線を修理してドライヤーの状態を確認、脱衣所のブレーカーを元に戻して作業終了です。絶縁体は経年劣化を起こして痛みますが、コードを引っ張ったりするのも良くありません。G様から、「娘が後ろの髪を乾かす時に伸ばしてたかも」とお聞きしたので、「気をつけてくださいね」とアドバイスをさせていただきました。
スタッフの声
漏電を引き起こすさまざまな原因の可能性
漏電は水漏れや塩害でも起こります。家庭内で漏電トラブルを起こす要因としては、ネズミや小動物などが「配線を噛んで絶縁体を破ってしまう」という報告があります。住んでいる環境によっては関係ないかもしれませんが、ネズミ以外でもハクビシンやアライグマ、たぬきやイタチなども挙げられています。屋根裏や天井裏へ潜んでいる可能性がゼロではないため、それらしい形跡を発見したら業者を呼んでください。都市部ではあまり見かけない小動物ですが、餌を探すために山から降りて来る傾向にあります。また、トラッキング現象によっても漏電が引き起こされるため、プラグをコンセントへ差しっぱなしの状態で放置することは辞めてください。面倒でも電気を使わない時は抜いて、コンセント付近の埃をチェックしておきましょう。
また、ブレーカーが落ちる原因や解決法をこちらのページでも詳しく紹介していますので併せてご参照ください。