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愛知県安城市新田町のお客様より、「エアコン室内機より水が漏れて困っているので原因を調べてもらいたい」というご相談をいただきました。
伺う当初はドレンホースの詰まりによるクリーニングを想定していましたが、実際ご自宅に伺い調査したところ、なんとエアコンの据付板が壁から取れかかっており、エアコンが傾いたことで、ドレンホースの水が逆流し室内に漏れていることが判明しました。

お客様のエアコンが取り付けてある壁は石膏ボードで、本来据付板は専用のアンカーでしっかりと固定させて取り付けを行います。
今回は信じられないことですが施工段階でアンカーの取り付けを行っておらず、据付板を固定してあるビスが、日数の経過によってエアコンの重さに耐え切れずに外れかかっていたことで、エアコンが傾きドレンホースの勾配が取れなくなり、水漏れが発生していたことになります。

お客様に施工段階での詳細を伺ったところ、3年前に家電量販店で購入し、取り付けはおそらく下請けのエアコン取り付け業者が行っているとのことでした。
今回は施工段階でエアコン取り付け業者が、取り付け方法を誤った可能性が高く、弊社で据付板の取り付けも可能ですが、購入先の家電量販店に施工ミスであることを一度問い合わせて見たほうが、再度無料で取り付けを行ってくれる可能性があるとご説明しました。

季節が夏場だったこともありお客様も即日の修理を要望していました。
弊社としても本日は取り付け作業に必要な機材の準備もなく、日を改めて翌日なら可能とお伝えしたところ、取り付けをお願いしたいとのことでしたので、本日は調査のみで翌日の取り付けを含めた金額を説明し、一度お客様宅を後にします。

翌日お客様宅に伺い、エアコンの再取り付け作業を行いました。
ポンプダウンを行い一度ガスを回収してから、室内の養生をしっかりと行った上で、室内機を慎重に据付板から取り外し、配管のボルトを外し室内機を完全に取り外し養生した床の上に室内機をおきます。
次に据付板についているビスを外し据付板を壁から外します。
これで室内機の取り外し作業が完了です。
今回は水漏れということもあり内部も非常に汚れていたので、室内機の掃除も一緒に行いました。

最初の施工時のように石膏ボードにビスで固定すると、エアコンの負荷でグラつきが生じますが、アンカーで固定すればグラつきは問題ありません。
取り外した据付板を水平を確認した上で、今度はしっかりと石膏ボードの壁にアンカーで固定していきます。
据付板の取り付けが完了したら室内機を据付板に引っ掛け、配管のフレア加工をやり直し、配管を室内機に取り付け真空引きを行いエアコンを稼働させます。
これで据付板の取り付け工事は完了です。