犬山市内で対応した電気修理の事例
犬山市でのトラブル事例
エアコンの冷媒漏れ調査
愛知県犬山市富岡新町にお住まいのD様より、「エアコンが効かないからどうにかして欲しい」とのご依頼をいただきました。さっそくご自宅へ伺い確認させていただいたところ、冷媒ガスが漏れていると判明(ガス漏れ検知器でガス量の範囲を調べました)。通常冷媒は、配管工事に問題がなければ漏れることもありません。室外機と室内機の間を巡っているだけなので、どこかへ漏れ出ることがないのです。冷媒が漏れなければ、エアコンの冷暖房は正常に働きます。
D様のお話しでは6年前にこちらへ引っ越して来られたそうで、そのときに取り付け工事の不完全さから配管などが劣化し、冷媒漏れを起こしてしまったと考えられます。正確には、配管の劣化というよりも接合部分と言えるかもしれません。ほとんどの配管は厚みのある銅管のため、多くの場合は劣化で冷媒漏れが起きることはありません。ただ、接合部分に不備があればその隙間から少しずつ漏れ、いつの間にか減ってしまいます。こちらの室外機では、冷媒を閉じ込める時に締めるバルブの緩みが見られました。おそらく初期段階では締まっていた思われますが、その工事が甘かったため時間の経過と共に緩んできたのでしょう。
そこでバルブを締め直し、冷媒ガスの補充をさせていただきました。室外機や室内機などその他の場所も点検しましたが、特に問題は見当たりません。エアコンの動作確認をし、冷房及び暖房の設定に不備がないことを再確認してから作業終了となります。D様の場合はご主人が電気関係のお仕事だそうで、初めはご主人に対応を頼んでおられました。ところがご主人のお仕事が多忙になり、対応する時間が取れなくなったそうです。そのあと「無理に使うと故障するかもしれない」と思い立ち、私のほうへ連絡していただけたうようです。
室外機の裏を掃除したり、庭の草むしりをする際に室外機を動かす。さまざまな要因から接合部分に緩みをきたすこともあります。バルブもそう簡単に緩んだりはしませんが、取り付け工事をする際に判断を見誤まればこのようなトラブルも起きてしまいます。どんなに性能の良いエアコンでも工事は人がするものなので、その時の作業に甘さがあればうまく機能しません。今回はきっちり締め直して対応したので、この先に冷媒ガスが漏れる心配はないでしょう。
スタッフの声
冷媒ガスが漏れている状態を自分で調べる道具もあります
最近は、スプレー式のガス漏れ検知材が販売されています。そのためお客様ご自身で調べられる方もいるでしょう。もちろんそれは1つの方法なので構いません。ただ、漏れているガスの量によっては確実な反応を得られなかったり、他の原因が合併していることもあります。ガスが抜けきっていれば、そのスプレー材を使っても何の反応も見られず、反対にガス漏れを見つけることが難しくなってしまいます。また、エアコンの運転状況からガス漏れを推定することも可能ですが、室内機や配管の温度を計測して残量を割り出さなければなりません。温度測定には非接触タイプの温度計が必要になるため、それを購入する負担もあります。手間のかかる確認作業をやる必要もあるため、冷媒のガス漏れが疑われる場合は迷わず業者へ連絡したほうが早いです。