稲沢市内で対応した電気修理の事例
稲沢市でのトラブル事例
漏電と停電の調査
愛知県稲沢市田代にお住まいのA様から、「ブレーカーが落ちてないのに角部屋の電気だけが点かない」とのご連絡をいただきました。ブレーカーが落ちていないケースで電気が点かない場合、電力会社からの電気の流れに問題が発生していることも考えられます。ただ、A様によれば他の部屋の電気は点いているため、こちらのケースではその可能性も低いと言えるでしょう。さっそくご自宅へ伺いブレーカーを確認しましたが、おっしゃらっれるとおり漏電ブレーカーは落ちておらず検知器も反応しませんでした。
漏電が原因ではないと確定したので、次の原因を調べます。引き込み線やヒューズ切れなどもなく、近所で電気工事が行われているわけでもありません。角部屋の電気だけが点かないことから考えられる原因は、電線の接触不良や配線接続部の不具合です。配電盤は分電盤へ電気を送る役割を担っていますが、角部屋への配線が断線していればその部屋だけ電気も流れません。そのためブレーカは落ちませんが、電気は点かない状態となります。
はっきりした原因を探るため天井裏へ上がらせていただきました。すると角部屋の電線と碍子引き配線の接続部で電気が止まっています。そこで電線を繋ぎ直して角部屋の電気を確認すると、何の問題もなく点灯しました。
断線した理由ですが、ネズミなどに噛まれた形跡もありません。20年以上住んで初めてのことだそうで、経年劣化や錆なども疑われますが、決定的な要因は不明でした。A様宅は天井裏へ入ることのできる構造だったため、目に見える範囲で作業を終えることができました。ただ、高気密高断熱住宅では手の届かない箇所で断線していることもあり、天井裏へ上がれない場合もあります。そういうケースでは壁の一部を工事しなければならないこともあり、簡単な作業では終わりません。
停電は電力会社へ問い合わせれば、漏電や断線している可能性のアドバイスをもらえます。ただ、電気を供給しても回路の途中で起きているトラブルについては自己責任となるため、お客様ご自身で修理をするしかありません。火災事故が起こる可能性も否定できないため、早めに業者を呼んで調べてもらいましょう。A様のようにすぐ繋ぐことができれば大丈夫ですが、場合によっては配線をやり直さなければならないこともあるかもしれません。
スタッフの声
落雷が原因でブレーカーが落ちることもあります
A様宅はブレーカーが落ちていなかったことで、電気の点かない原因を調査する必要がありました。ブレーカーが落ちているかどうかで、電気回線にさまざまな現象も起こります。雷が近くの電柱に落ちた場合、強い電気エネルギーが発生します。そのため雷のエネルギーに対して誤作動を起こせば、漏電している状態として認識されブレーカーが落ちます。落雷であれば周囲の家も同じ状況なので、停電している状態に注意しながら過ごしてください。「ブレーカーを落とせば雷サージを防ぐことができる」という情報もありますが、100%ではありません。ブレーカーを落とすよりも、コンセントからプラグを抜いておくほうがより有効な手段となります。雷サージを防ぐタップもあるので、併せて活用してみると良いでしょう。