冬のエアコントラブルを解決!エアコンの暖房が効かない原因と対処方法

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エアコン

雪が降るなど、寒い時期になると身体を暖めるためにエアコンの暖房を起動したくなりますよね。しかし、いざエアコンのリモコンを手に取り、スイッチを押しても「反応がない」「暖かくならない」「風が来ない」というトラブルに遭遇したことはありませんか?

本ページでは、寒い冬の時期に考えられる、エアコン暖房のよくあるトラブルとその原因、解決方法を紹介していきます。

エアコンは寒さに弱い

外気温度が低いと、エアコン暖房は動かなくなってしまうことがあります。 下記の図で例に表すと、エアコン暖房は、2℃の外気の熱を取り込んで低圧のガスによって熱を奪い、温度の下がった空気を外へ放出することで熱のエネルギーを汲み上げています。奪った熱は凝縮されて60℃の高温になることで熱を放出しやすくし、熱変換機によって23℃の温風となり室内へ送り出され、圧力を下げて外気の熱を取り込みやすくしています。
しかし室外機の表面に霜ができ、凍結して氷になると壁になり、外の空気が取り込めなくなります。そのためエアコン暖房は動かなくなります。

エアコンのイメージ
エアコンの仕組み

通常のエアコン暖房は2℃くらいで動きが悪くなり、-10℃以下になると上記のような現象が起こり動かなくなります。そのため、最低気温が-10℃以下になるような地域では、寒冷地専門のエアコンを購入することが必要になります。
寒冷地用のエアコンは、外気温度が-25℃でも使用できるものがあり、室外機に凍結を防ぐ機能が搭載されています。例えば、室外機の底にヒーターを取り付け凍結を防止するといったもの。その機能はメーカーによって違います。

電源が入らない

電池残量があるのにリモコンが反応しない、動かない

エアコンのイメージ
リモコンの画面が表示されているのに、エアコンの操作ができない

リモコンの表示がしっかりしていないなどの原因は電池の残量が少なくなってきている可能性があります。電池の残量が少ないと、エアコンに送る電波が弱くなり、エアコンを起動できない場合があります。

新しい電池に交換をすることでリモコンが正常に働きます。
リモコンの電池を変えてもうまく暖房が動作しない場合、ほかの原因を考えましょう。 また、ボタンによる接触不良が原因でエアコンが起動しない場合、リモコン本体の交換をおすすめします。

エアコンのイメージ
リモコンの電池残量が少ないと電波が弱くなってしまう

ブレーカーや本体故障

ブレーカーが落ちている、エアコンの専用コンセントが通電していない(漏電)可能性があります。 一定数値以上の電力を使用して、「ブレーカーが落ちる」「エアコン本体がショートする」「漏電」の原因につながっているため、コンセントの電圧の切り替えや、ブレーカーの交換の工事が必要になります。
ただし、いずれも電気工事士の資格を持っていなければできないので、専門の工事の業者に依頼してください。 また、約10年以上エアコンを使用し続けていてエアコンの電源がつかない場合、本体の故障も考えられます。
長いあいだ使用してきたエアコンであれば、内部の劣化や室外機内部のコンプレッサーの劣化などが考えられるため、同様に専門の業者に依頼してください。

風は出るが暖かい風が出ない

ガス欠・施工ミスで暖まらない!

引越しで新しく設置をおこない、すぐにエアコンを起動して暖房だけ動かない場合、施工ミスによるエアコンのガス漏れが発生している可能性があります。エアコン自体が壊れていなくても、その中に入っている冷媒ガスが何らかの原因で漏れてしまうとエアコンが効かなくなります。
エアコンは冷媒ガスによって室内と室外の空気の熱を移動させているので、このガスが無くなると冷やしたり暖めたりすることができません。

エアコンのイメージ
ガス(冷媒)を使って温度を上げ下げしているのでガスが無いと動かない

まずはガス漏れの確認のため冷房の運転後、室外機の細いパイプに霜ができるか確認してみてください。真っ白の霜が細いパイプにできている場合ガス漏れの可能性が高いので、施工業者に連絡してください。施工ミスの場合費用はかかりません。

エアコンのイメージ
ガスチャージには専門器具とエアコンに合った専用ガスが必要

室外機の風通しが悪い!内部が汚れている!

室外機は熱を含んだ屋外の空気を吸い込み、冷たい空気を吹き出しています。そのため、室外機の周りに風通しを妨げるものが設置されると、空気を効率的に吸い込むことができず、電気代が高くなってしまうだけでなく、暖房運転が停止してしまう場合があります。
また、草や木などが室外機の中に入り込んでファンの回転ができなくなっている、熱交換器(フィンの部分)に動物の毛や綿、ほこりがフィンに詰まっている場合も考えられます。

エアコンのイメージ
室外機周りをふさぐと排熱がうまくいかなくなる

風通しを良くするために、まわりに物を置かないようにしましょう。毛やホコリなどでフィンが詰まっている場合、ブラシなどで汚れを取り除いてください。フィンは素手で触ると怪我をしてしまうので、作業の際は手袋などをして作業をしましょう。
(室外機の清掃は大変危険な作業のため、業者に依頼することをおすすめいたします)

吹き出し口、吸い込み口の前は、30cm以上のスペースを確保してください。一般的に、室外機の前面が吹き出し口、側面と背面が吸い込み口です。前面だけでなく、側面や背面の障害物に注意してください。
また、雪で室外機の吸い込み口、吹き出し口がふさがれた場合、エアコン専用のブレーカーをオフにし、室外機のまわりの雪を取り除いて空気の通り道を確保してください。雪を取り除きしだい、ブレーカーをオンにして、再度暖房の運転を開始してください。

エアコンのイメージ
室外機周りは常にきれいにしておこう

暖かい風が出ているが部屋が暖まらない

部屋のサイズにあっていない

部屋の大きさに対して、小さいサイズ、反対に大きなサイズのエアコンを使用している可能性があります。この場合「不具合」というわけではありませんが、こういった使用環境の関係でうまくエアコンの暖房が十分に動かない場合、エアコンに負担がかかり、電気代が高くなったり、故障しやすくなります。

エアコンのイメージ
部屋のサイズに合わないエアコンはパワー不足

エアコンには使用に適した畳数の表記があります。畳数が6~9畳などとなっている場合は、低い数値が「木造住宅」高い数値が「鉄筋住宅」の目安となっていますので、要確認をお願いします。
また、木造、鉄筋以外にも、断熱材の有無、窓の数や大きさなどによっても変わってきます。さらに設置する場所によっても異なり、たとえば、リビングに設置する場合は換気扇の影響でエアコンの効果が悪くなりがちなので少し大き目のサイズが必要であり、上記の既述の通り、寒冷地であれば通常のエアコンは動かないので、寒冷地仕様のエアコンが必要になります。適切なエアコンのサイズを選ぶために、これらの環境の情報を電気店の店員に伝えて選んでいただきましょう。

エアコンのサイズが小さくても活用したい場合、能力不足を補う方法として、「エアコンの使用時はカーテンを閉める」「窓に断熱シートなどを張って断熱する」などの方法があります。

エアコンのイメージ
部屋が暖まりやすく、熱が逃げないように工夫しよう

風の出口付近に障害物がある

暖房の起動中、温風を送る先に障害物があると、その温風がエアコン本体に戻ってしまい、十分に室内を暖めることができなくなる場合があります。さらに、エアコンには室内温度を感知するセンサーがあり、このセンサーが戻ってきた温風の熱を感知すると、「設定した温度に達した」と誤認識し停止してしまいます。
エアコンを設置し直すのは容易なことではないので、エアコンの真下に物がある場合、その設置物を別の場所へ移動させましょう。

暖かい風は出ているが風が弱い

風が弱い・吹き出し口から風が出ない!

風量の低下等の不具合、吹き出し口の風が出ない箇所があった場合、フィルターの目詰まり、ファンや熱交換器の汚れが考えられます。 このようなエアコンを起動させると、エアコンから出る風と一緒に目に見えない汚れのかけらもふきだすことになります。 結果、エアコンの風量が弱く風ムラが出てしまい、暖房の効きが悪くなります。
さらには、エアコンからの水漏れ、異臭、部品の劣化などによる故障など、“汚れ”一つでエアコンに対して多くの支障を起こしてしまいます。

エアコンのイメージ
掃除をしないと性能を発揮できなくなる

エアコンの中を確認し、フィルターに詰まったほこりなどの目視して汚れているものは、取り外して水洗いをしてください。エアコンの掃除は業者に依頼することも可能で、より良い改善が見込まれる場合があります。
エアコンの清掃頻度は所有者の使用状況によって差異がありますが、定期的にフィルターの掃除をしていれば、普段の手入れを簡単に済ませることができます。 改善が見られない場合、ほかの方法を考えましょう。

エアコンのイメージ
定期的に掃除をしてきれいに保とう

外気温によって能力が低下!

冒頭の「エアコンは寒さに弱い」に既述したように、通常のエアコンは外の温度が約「2℃以下」を下回った場合、急激に暖房の能力が低下してしまいます。

  寒い日ほど必要なエアコンではありますが、外気温によって暖房能力が低下した場合、ざんねんながら明確な解決方法はありません。強引に暖房を動かす方法として、室外機に直接ヒーターなどで熱を与えれば暖房が作動しますが、こちらの方法はエアコンに大きな負担をかけてしまい、破損の原因となります。寒冷地仕様のエアコンの場合、‐20℃まで耐えることができます。

エアコンのイメージ
外気温が下がりすぎるとエアコンは能力を発揮できない

電源は入っているのに風が出ない

寒すぎて室外機に霜が!

エアコンは暖房を起動中、空気の熱を入れかえる関係で室外機が冷たくなります。 湿度の高い季節や雨の日の暖房は室外機に霜が付きやすくなり、その霜が取れない限りエアコンは新しい風を作ることができません。エアコンのランプが点灯している間は、霜取り運転中の合図になります。
霜取り運転時、エアコンの運転ランプがゆっくりと連続で点滅し、室内と室外のユニットが停止。室内の温度が下がらないようにエアコンの風が止まる処置が自動でおこなわれます。
エアコンの暖房をつけて約10分ほど経過すれば、正常に暖房が動作いたします。 エアコンの暖房を23℃以下にしたり、風量を「弱」にすると、 霜取りの時間が短くなるのでどうしても寒さに我慢できない場合は試してみましょう。

寒い日の霜取り運転中には室外機から煙が発生したす場合が多いですが、煙が発生した際に異臭がしなければ加熱などの故障によるものではなく、空気中の水分が霧状になって煙のようになっているだけなのでご安心ください。
霜取り運転が終了し暖房運転に復帰する時、室外機の熱交換器によって暖められた高湿度の空気が、室外ファンにより吐き出され、低温の外気と接触すると霧が発生し白煙のように見える場合があります。

エアコンのイメージ
霜とり運転中は風がでない

そのエアコンを長く使うために…

エアコンの寿命は平均的に約“10年”が一般的とされています。 しかし、あなたの手入れしだいで平均以上に長持ちすることも、逆にわずか5年ほどで買いかえるというもったいない事態にもなりえます。 冬などの寒い時期、特にエアコンを使用する機会が多いので、上記のトラブルをまとめた以下ようなの対処方ををおこなって、冬場をのりきってください。

・リモコンの調子が悪い時は電池をとりかえる
・エアコンの掃除は定期的におこなう
・エアコンのそばに障害物を置かない。
・外の温度が2℃より極度に低いと暖房は機能しない。
・ガス漏れ・施工ミスの発覚、電気系の問題ならすぐに業者に連絡。
・霜取り運転中は設定温度を23℃以下にしたり風量を弱にする。
・部屋に合った大きさのエアコンを買う。または能力不足を補う方法をとる(カーテンを閉める、断熱シート使用など…)

最近の暖房はエアコンが主流となってきています。しかしエアコンはサイズを適切に選ばないと、正常に作動しないことがあります。エアコンのサイズは使用環境を考慮して選択してください。またエアコンの暖房が動かない場合は、リモコンの電池切れや霜取り運転などの状態になっていないか確認してください。 そのうえで、原因がわからず故障が疑われる場合は、業者へ相談するようにしましょう。エアコンの工事を依頼したい方は業者に相談することをおすすめします。

新しくエアコンを購入した方も、今お持ちのエアコンを今日まで長く使用されている方も、本内容を参考にエアコンをさらに長く、大事に使えるようにしてください。