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埼玉県富士見市ふじみ野東の戸建てにお住いのY様から、「家庭エアコンから水が漏れてしまい、とても困っている」との連絡がありました。現場に向かい、いろいろと調べてみたところ、ドレンパン、ホースにつまりがあることが判明。これらを除去する作業を行なうことで、水漏れは解消されるとご提案し、調査費用税込6600円～、内容に応じて トータル1万円台になるとお伝えしました。

「エアコンから水がでて困っている」、すなわち「水漏れ」の原因には様ざまなケースがあります。主なトラブルとしては「エアコンの内部の問題」「ドレンホースの問題」が多く報告されています。これらの中には、「自分で処理できる」事例もありますが、「プロに掃除してもらう」など、専門家の調査・修理が必要なものも存在します。

またエアコンの水漏れの原因として、取り付け時の施工ミスで水漏れが発生するケースもあります。ドレンホースの勾配が取れていない場合、購入後すぐに水漏れが発生するので、明らかな施工ミスと気付くことができますが、問題は施工ミスにより購入後数年経ってから水漏れが発生するケースです。エアコンは本来であれば壁にアンカーを打ち込みしっかりと室内機を固定させますが、アンカーを打たずに取り付けを行うと、時間の経過により室内機が傾き勾配がとれなくなり水漏れが発生します。
もし水漏れが発生した時に、室内機のグラつきが確認できるようであれば、施工ミスによる原因も疑ってみましょう。

エアコンの水漏れのほとんどは、「ドレンホースの詰まり」が原因で起こります。「ドレンホース」というのは、エアコン内部の水を、外に排出するための排水管のこと。ここに機械内部のホコリをはじめ、外からゴミや虫が入ったりして、ホース内が詰まると水が排出できなくなり逆流が生じて水漏れするのです。ドレンホースの詰まりによる水漏れだと、かなり多くの水が漏れるので注意しましょう。なお、このケースは自分で掃除することで、解消できます。ホースの排出口近くのゴミなら、割りばしなどで取り除く、ゴミがホース内部にある場合、排出口にタオルなどの布を当ててから掃除機で吸い取る、ポンプを使って吸い出す（排出口に布を当てる）ことが可能です。このような処置を行っても、まだ水漏れが続くようであれば、電気店や修理専門家に依頼することをおすすめします。

エアコン内の「ドレンパン」の汚れも、水漏れを引き起こす犯人。ドレンパンとは、フィンで発生した結露をはじめとする水分が集められる場所。ドレンパンに溜まった水は、ドレンホースを通って外に排出されるのです。しかし、ドレンパンが汚れていると、溜まった水はドレンホースから外に排出されにくくなります。それが、水漏れの原因になるわけです。ドレンホースとは違い、ドレンパンの掃除は個人で行うのは難しいため、クリーニングのプロや電気店、専門家に任せましょう。