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埼玉県戸田市笹目南町にお住まいのお客様から、「冷房が使えなくて困っている。恐らくガス欠だと思う」というご相談をいただきました。
なぜガス欠だと思われるのかをお聞きしたところ、「1年前にもエアコンが冷えなくなり、別の業者さんに修理をお願いしたら、ガス欠だと言われた。今回も同様の症状だから、ガス欠だと思う」とのことでした。しかし、1年前に冷媒ガスの補充を行って、またすぐにガス欠になることはなかなか考えられません。とりあえずお伺いして調査することになりました。

お客様のご自宅は一戸建てで、年輩のご夫婦で暮らされており、ていねいに手入れされた小さなお庭にはきれいな花々が咲いています。
問題のエアコンは1階のリビングに設置されており、少々古いタイプのもの。室外機はお庭に置かれています。
早速、点検のために、冷房のスイッチを入れて、様子を見ることにしました。

その間に、あらためて1年前のガス欠の件をお聞きしました。
約1年前、奥様の趣味のガーデニングをやりやすいようにお庭を整備するなかで、ご主人が室外機の位置を動かしたとのこと。それ以来、エアコンの効きが悪くなったと言います。そこでチラシで見つけた修理業者さんを呼んで、調べてもらったところ、どうやら室外機を動かしたことによって配管がズレて、ガス漏れを起こしてしまったことが判明。配管のズレを直してもらい、ガスを補充してもらったことで、その時は冷房が使えるようになったとのことでした。
しかし、再び冷房が効かなくなり、お客様ご自身も「たった1年でガス欠になるのはおかしい」との思いから、前回とは別の修理業者を探し、弊社にご連絡いただいたようです。

しばらく冷房を運転し、症状を確認すると、不調の原因はやはりガス欠が有力です。しかしながら、今回は室外機を動かすようなことはしていないとのことです。
そこで、室外機の配管を調べてみると、配管の接続部が老朽化して緩んでいることがわかりました。前回対応された修理業者さんは配管のズレは直したものの、接続部までは確認しなかったようです。

今度こそガス漏れを起こさないように、配管接続部の部品を新しいものに交換しました。そして、いったん冷媒ガスをすべて抜いて、あらためてガスの補充作業を行いました。
ひと通り作業を終えて、冷房のスイッチを入れてテストすると、無事に冷たい風が出てくるようになりました。暑い日が続く7月でしたので、早めに修理できて良かったです。