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結城市結城にお住まいのT様より、「家の中のテレビ(地デジ)が5台とも映らない」「アンテナが傾いているような気がする」とのことでご相談いただきました。

ご相談いただいた数日中に、大雨の日があったことを思い出しました。そのとき、地域によっては大風が吹いたところもあります。お客様のおっしゃる通り、ひょっとしたらアンテナに不具合が生じている可能性があると思い、すぐにお伺いさせていただきました。

お客様のご自宅にあるテレビをすべて拝見させていただいたところ、メーカーや年式は違えども、テレビに故障はみられない・テレビの電源はちゃんと入っている・アンテナケーブルはしっかりと差し込まれている……というような状態が確認できました。また、ブースターの電源はONになっています。

5台のテレビに共通していえるのは、画面が真っ暗で「受信できません」という文字が表示されるということ。この症状は、主に周辺に高い建物があり電波が遮蔽されているか、アンテナに不具合があるかのいずれかが原因と考えられます。

屋外を見てみても、周辺には特に高い建物などはなく、電波を遮るようなものはないと思われました。

お客様にアンテナの設置場所を教えていただいたところ、屋根上に取り付けられているとのことでしたので、ハシゴを用いてベランダから屋根上を拝見させていただきました。

地デジを見るためのアンテナは魚の骨の形をした「八木式アンテナ」とも呼ばれるUHFアンテナです。これが故障したり傾いていたりすると、テレビが映らなくなります。
屋根の上のUHFアンテナは大きく傾いており、風で屋根の上に叩きつけられたせいか一部が破損していました。アンテナ自体にかなりの老朽化がみられたため、修理よりも交換の方が最適ではないかとお客様にご提案いたしました。

お客様のご了承を得たのち、こちらのご自宅に適したUHF14素子アンテナというものをご用意させていただきました。
電波状況に特に問題はなく、周辺に障害物となる建物がない場所にはこのアンテナを取り付けるのが一般的です。

今回は、屋根の上からベランダの上にアンテナの設置場所を変更させていただきました。ベランダは屋根の上よりも雨風の影響を受けにくいという利点があります。取り付け金具で固定をし、作業完了です。その後、家の中のテレビは5台とも通常通り映るようになりました。