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茨城県常陸太田市金井町お客様宅で昨日からTVのBS放送が映らない状態になっているようで、点検及び修理をお願いしたいとのご連絡を頂きました。お話によると地上デジタル放送は見ることができるもののBSに切り替えるとTV画面上に「受信レベル0」と表示されるようで、前日から吹いている強風のせいでアンテナレベルが低下したのかも？ということです。
現場を確認していないため何とも言えませんが、アンテナは屋根の上に設置されてるようなので可能性としては高そうですね。高所作業用に装備し、お客様宅にお伺いしましょう。

現場に到着後まず目視調査させて頂いたところ、屋根の上に設置されているパラボラアンテナが他のお宅とは若干違う方向を向いていました。強風が吹く前までは問題なく視聴することができていたようですので、風の影響でアンテナが動いてしまったことが今回のトラブルの原因と考えられそうです。

地上デジタル放送を視聴する方法には、アンテナ、ケーブルテレビ、ひかりTVなどがあり、この中でもアンテナを使って視聴している場合はBS放送を見るために更にパラボラアンテナの設置が必要になります。
今回のお客様宅の場合も地上デジタル放送用のアンテナとBS視聴用のバラボラアンテナが屋根の上に設置されており、どうやらそのうちパラボラアンテナだけが強風で動いてしまったようですね。

室内にてTVの映り具合を調査させて頂いたところ、地上デジタル放送は視聴できるもののBS放送に切り替えるとエラーコードE202が表示されました。続けてTVの「アンテナ設定」から「受信強度」を調べるとレベルが「0」となっており、やはりBS放送の受信環境にトラブルが生じているようです。
屋根の上にのぼる前に念のため屋内配線を確認しましたが特に問題はありませんでした。

梯子をかけて屋根に上ります。地デジ用のアンテナは屋根の上に、パラボラアンテナはベランダに設置というパターンも多く見かけますが、今回のお宅の場合はベランダに設置することで電波が隣家に遮られてしまう可能性があったためどちらも屋根に設置されたそうです。
強風によってアンテナの向きが変わってしまったということで固定部品の破損が心配されましたが点検したところ破損等は一切無く、部品の締め直しで対応できそうです。

BS放送やCS放送の衛星は南南西の方向にあるため、パラボラアンテナは南南西に向けて設置しなければなりません。方角と電波の状況を確認しながらアンテナの向きを調整し最適な位置で固定したところ、無事BS放送の視聴が可能となりました。
アンテナ調整後にTVを用いて受信強度を確認すると安定した状態で視聴できる基準である「60以上」を満たしており、これで安心してBS放送を楽しむことができそうですね。