行方市内で対応した電気修理の事例
行方市でのトラブル事例
エアコンが冷えない
茨城県行方市宇崎にお住まいのお客様より、「冷房のスイッチを入れても、エアコンがまったく冷えない」というご相談をいただきました。
詳細をお聞きしたところ、「室外機も回っていない」「エラーコードも出ていない」とのこと。エアコンが冷えないという症状にはいくつかの原因が考えられるため、まずは調査にお伺いして原因を特定し、修理費用の見積りをお出しすることになりました。お客様のご都合をお聞きすると、普段はお留守がちであるものの、お盆の週は在宅されているということで、訪問日時をお約束しました。
お客様のご自宅は、2階建ての戸建住宅です。問題のエアコンは1階のリビングに設置されているもので、室外機は庭に置かれています。
早速、テストのために冷房のスイッチを入れて、しばらく様子を見てみます。エアコンから風は出ていますが、お客様のおっしゃる通り、風が冷たくなりません。庭に出て室外機を見ると、確かに動いていません。
まれに室外機周辺の風通しが悪く、室外機自体が異常に熱を帯び、それによってシステム保護のための機能を働いて室外機がストップしてしまうことがあります。しかし、今回の場合、室外機は風通しの良い庭にあり、周辺に空気を遮るものもありませんので、その心配はなさそうです。
次にエアコン本体のフィルターやフィンにホコリなどが溜まっていないかをチェックします。お客様がおっしゃるには「冷房が効かなくなったので、応急処置としてフィルター掃除を行った」とのこと。確かにエアコン内部はきれいに掃除されています。
もう一度、庭に出て室外機のチェックを行います。エラーコードが出ていないので、制御基盤やファンモーターの異状ではないと思われます。そこで、冷媒ガスのガス漏れをチェックしたところ、ガスが半分近く足りなくなっていることが判明しました。
お客様に原因をご説明し、修理費用の見積りを提示したところ、ご了承をいただきました。
お客様からお聞きしておいたエアコンの型番から、それに合う冷媒ガスをお持ちしていたので、その場でガスの充填作業を行いました。また、ガス漏れの原因は配管の劣化によるもので、完全に修理するためには配管すべてを交換したほうが良いのですが、お客様が「エアコンが古いので、夏を過ぎたら買い替えるかも」ということでしたので、とりあえずガス漏れの恐れのある箇所に応急処置を施しておきました。ひと通り作業を終え、テスト運転してみると、冷たい風が出てきて、問題なく冷房が使えるようになりました。
スタッフの声
エアコンが冷えない! そんな時の対処法
今回のケースは、エアコンのガス欠によって冷房が効かないというものでした。猛暑が続く夏場に冷房が使えなくなってしまうと大変です。そこで、「冷房が効かないな」と思われた時に、とりあえずやってみていただきたい対処法をお知らせします。
まずはコンセントの電源コードを抜いて、しばらく経ってから、再度入れ直してみてください。エアコンの制御装置がリセットされ、動き出すことがあります。エアコンの設定温度を下げてみるのも効果がある場合があります。
それでもダメな場合は、エアコン本体のフィルターおよびフィンの清掃してみてください。次に室外機のチェックです。室外機の周りに風通しを悪くしているものがあれば、それを移動しましよう。時々、室外機にカバーを掛けたままの方がおられますが、エアコン使用時はカバーを外すようにし、エアコンを使わないシーズンオフにカバーを掛けるようにしてください。また、室外機が直射日光にさらされている場合は、室外機から30cm以上離したところに、すだれなどを掛けて日陰を作ってください。
それでもダメな場合は、弊社のような専門業者にご相談されることをおすすめします。
最後にエアコンの寿命を縮めないコツをお伝えしておきます。当たり前ですが、たびたび修理や買い替えをすればその都度費用がかかってきます。少しでも長くエアコンを使い続けるためには、エアコン周りのこまめなお掃除が大切です。
①こまめにフィルターのお掃除をしましょう!フィルターが目詰まりするとエアコンの空気の吸い込み率が低下して、冷暖房性能に影響を与えるだけでなく、本体への負担にもなりますので、フィルターをこまめにお掃除しましょう。
②定期的に室外機のお掃除をしましょう!室外機の空気の取り入れ口は熱交換器側にあり、汚れで詰まりやすいため、最低でも1年に1~2回はゴミを取り除いてお掃除をしましょう。少しでも長くエアコンを使い続けるために、お掃除のポイントを押さえて大切に使いましょう。