急に発生する?給水管からの水漏れの原因は何?
水漏れが発生したという場合、特に問題が大きくなりやすいのは排水管ではなく給水管から発生している場合です。給水管は上水道から水を施設内に運ぶための役割を持っているもので、すぐに水が供給できるように常に一定の水圧を保つようになっています。そのため、水漏れが発生していると蛇口を開けているかのようにその場所から水が漏れてしまい、いくらでも水が漏れ続けてしまうことになります。
それでは、このような大きな問題となりうる給水管の水漏れというのは、どのようなことが原因となって発生するのでしょうか。これについては大きく2つの原因を考えることができます。1つはパッキンの劣化で、もう1つは給水管自体の劣化です。
まず前者についてですが、給水管というのは1つの管で出来ているわけではありません。施設内、住宅内に水を供給させる関係上、いくつもの管を接合することによって作られています。この接合部分から水漏れが発生しないように停めているのがゴム製のパッキンです。このパッキン部分は金属部分に比べて劣化が発生しやすく、使用開始から5年から15年程度で限界を迎えて水漏れを発生させてしまうことがあります。
もう1つ、給水管自体が破損して水漏れを発生させてしまうという場合です。パッキンと違い金属製であるため、経年劣化による破損は発生しにくい傾向がありますが、それでも何十年も使用していれば割れてしまい水があふれると言うことは十分考えられます。
重要なのは定期的に点検を行い、急に水漏れが起こった、とならないようにすることです。