長岡京市の
電気工事・照明・
換気扇・アンテナ・漏電・
コンセントに対応

京都府長岡京市奥海印寺にお住まいのM様より、「レンジフードのスイッチが止まらない」とのお問い合わせをいただきました。ご自宅へ訪問したところ、スイッチを押して1日中回りっぱなしになっていたそうです。スイッチを切るために何度か押しても、まったく止まる気配がありません。このままの状態を放置しておくと、余計な電気代が費やされていくだけなので早々に作業へ入りました。

裏面のネジを外しスイッチを分解します。ボタンとバネを取り外し、ユニット部分も分解。内部の金具が変形しており、接触不良を起こしていることが電源を切れない原因のようでした。ところが内部で使われている部品に問題が発生。M様によればレンジフードは20年前の製品、これまでスイッチに不具合が起きたことはないとのこと。ただ、使われている部品は現在製造されていないため、交換することができません。そのため事情を説明し、スイッチごと交換させていただくことになりました。

交換完了までの間は、コネクターを抜いてレンジフードを動かない状態にしておきました。古いスイッチを完全に取り外し、新しいスイッチを設置させていただきました。分電盤のブレーカーを「入」にし、コネクターを差し込みます。試運転をしてみましたが、スイッチは問題なく動きました。
最近はDIYの流行からお客様がご自分で取り替えているケースも見られますが、レンジフードのスイッチ交換は種類によってフードを解体しなければならないのでお勧めできません。また、メーカーや部品番号などを調べればスイッチを取り寄せることも可能ですが、電化製品の種類や形は表記が細かく分かれているので見分けが難しく、間違えて注文すればスペースに入らない事態にもなってしまいます。

長年使い込まれているレンジフードですが、M様は小まめにお手入れをされているらしく、20年経った現在でも比較的綺麗な状態でした。ただ、料理をするたびに毎回換気扇を回すことになるため、1日に最低でも3度はスイッチを押すことになります。内部の電線や金具は消耗品のため、使っているうちに劣化して当たり前です。今回は換気扇が止まらない状態でのお問い合わせでしたが、反対にスイッチの不具合で回らないこともあります。部品交換で済む場合はそれで構いませんが、部品供給できない時は交換したほうが早いです。