エアコンが効かなくなった
エアコンの温度が変わらない
京都府城陽市のF様より、エアコンの空気が暖かくも冷たくもならないとのご連絡を頂きました。
ご家庭においてエアコンは普通に動くことを前提として皆さまは暮らしているものですが、電化製品の特性としてどうしても正常に作動しなくなることがあります。
理由としては数多くのものがあるので現場で状況を見てからの判断が一番です。特に全く電気関係のことを御存じない方が無理やりこじ開けたりするとそれが原因で新たな故障などにも繋がっていくので特に注意して頂きたいものです。
F様にもそのことをお話して、現状を維持したままでお待ちいただけるようにお願い致しました。
お伺いして、最初に室内機の点検行いました。
リモコンも正常に作動していますので特に大きな故障ではないと思われました。また、エアコンを作動させたときにも異常なモーターの音なども無く、故障というよりもメンテナンス不足であろうと分かりました。
そのことをお伝えすると、F様もホッとされたようです。エアコンそのものがやはり高価であることと、エアコンの無い生活はとても考えられないという事だったのでしょう。
室内のエアコンを動かしながら風の温度を確認して行きましたが、やはり温度があまり変わりません。夏場は特に冷えにくいということも起きやすいのですが、風に埃っぽさを感じました。室内機を取り付けてから、掃除をしたことがあるかをお聞きすると、年末に表の部分を化学雑巾で拭いた程度とのこと、設置してから3年を経過していることからみても、先ずフィルターの確認と分かります。
室内機のパネルを外すと、空気循環部分にフィルターがあるのですが、この時すでにフィルターが目詰まりを起こしている状態でした。
F様にも確認して頂いたところ、かなり驚かれていました。まさか、エアコンにこれほど大量な埃が溜まっているなど想像もできなかったからでしょう。
エアコンからフィルターを外し、積もっていた埃を取り除き作業を終えました。
どれくらいの頻度でフィルターの掃除が必要なのかと、聞かれましたがこれも一概にはいえません。目安として月に一回くらいは見ておくことをお勧めしました。
エアコンの効きが悪い場合、室外機の環境も大きく関わってくるものです。
F様のところでも、室外機を確認させて頂くと特に周囲もすっきりとしていて問題はなさそうです。
しんし念のためにお聞きすると、ちょうどこの室外機のあるところは直射日光が当たりやすい場所であることをお聞きできました。
室外機に日光が強く当たっている場合、どうしてもエアコンの熱交換がうまくいかず、結果として室内で風が冷えてでてこないという現象を引き起こします。
そこで、室外機に日光が直接当たらないように庇の下に移動させました。
エアコンのスイッチを入れると、そこからはさわやかで涼しい風が出てきたのです。
エアコンの効きがどうしても悪くなったというときには、まず故障を考えてしまうものですが、今回のF様のようにまだ新しいものであればメンテナンス不足で持っている性能を発揮できていないということも十分に考えられます。
普段のメンテナンスをしておくことで、故障に至る前にも前兆が発見できることもお伝えして参りました。
スタッフの声
セルフメンテナンスだけでも、効果抜群なのです
特に夏の時期にエアコンの不調があると、焦ってしまいます。
しかし、何もなくいきなり故障するということはなかなかないものです。事前に何かの前兆があるのですが、毎日普通に使っているとそれに気が付きにくくなるものです。
エアコンのメンテナンスというとプロが専門の道具を使っておこなうもののように感じられるでしょうが、そこまでいくことは稀でしょう。多くの場合はご家庭で普通にできるものです。
どうしても手におえないというところに至ってしまうまでに、セルフメンテナンスをしておいて頂いてちょっとした違和感を感じられたら、そこで点検を依頼して頂くことで大きなトラブルにまでなってしまうことはないでしょう。
難しいことではありませんので、ポイントをチェックしておいて頂ければと思います。