舞鶴市内で対応した電気修理の事例
舞鶴市でのトラブル事例
エアコンから冷暖房の風が出ないトラブル
京都府舞鶴市市場にお住まいのM様から「エアコンから冷暖房の風がまったくが出ないため困っている」ということで、ご相談をいただきました。「以前からエアコンが途中で止まったりすることがあった」「毎日使用していて今朝になって突然使えなくなった」と、ご申告があったため、すぐに調査にお伺いする旨を案内しました。
現場に向かう前に、お客様にエアコンにエラー表示がないか問い合わせてみると、リモコンに「E7」とエラーが表示されているとのご申告がありました。
さらに、エアコンは「ダイキンのFAYP50P」で、室外機は「RZYP50KP」であると、あらかじめエアコンの機種を調べていただけたことで、修理に必要な道具の準備をしてから、現場に急行することになりました。
お客様には、エアコンの調査にかかる費用が、20,000円からとお伝え済みです。
電化製品のトラブルの場合に、エラー表示やメーカー名と機種が、特定できていると、現場に向かう前に、修理の予測が立てられるため、ありがたいですね。
エアコンの風が出ないトラブルで、よく見受けられるのことは、冬の寒い時期であれば「霜取り」が作動していたり、汚れが溜まりすぎて風のとおりが悪くなってしっている場合などもあります。最新のエアコンでは人感センサーや省エネの機能から、以前のようにエアコンの風が全開で出続けることもなく、高齢者からエアコンが故障したと問い合わせがはいるともありました。
しかし、今回のお客様のご申告だとエラー表示が「E7」と聴取済みであるため、このエラーは「ファンモーターの停止」を表しています。このことからも「ファンモーター」の不具合と断定できますが、故障しているのか?それとも、一時的に停止しているだけなのか?トラブルの原因については、現場で状況を調べてみないことには、把握できません。
「ファンモーター」は、室外機の中にあり、エアコンの起動を左右する主要な部分でもあるため、ファンが回らないとエアコン本体が、起動しなくなります。
また、ファンに異物が、詰まってしまうことで停止してしまったり、あるいは何らかの原因で室外機に問題が発生してファンが故障してしまうことで、エアコンの風が出なくなり冷暖房が、まったく機能しなくなってしまうことも考えられます。
お客様のご自宅に到着すると、停止したエアコンとそれに付属されているリモコンのエラー表示を確認しました。エアコンの電源がONになっていながらも、リモコンを操作してみたところ、リモコンが反応してランプ自体は光っているが、エアコンはまったく起動しませんでした。
それでは次に、ダイキンのエアコンのエラー表示にしたがって、室外機を調査していくことにします。本来は、エアコンを起動すると室外機のファンが回るのですが、そのファンを回すためのモーターが停止しているということは「ファンモーター」の制御基板に異常が、みられるはずでしょう。
室外機の中には、コンプレッサーがあり、室内の熱を圧縮して液体にする役割を担っています。コンプレッサーは、エアコンの電源を入れると作動しますが、同時にファンが回らないと熱が、放出させられずに室外機の中で、温度が上昇してしまいます。
そのことによって、トラブルを感知したセンサーが、作動していまうことでエアコンは、起動できずに停止状態になるというわけです。
室外機のファンが、回らなくなる症状については、モーターの故障に関係ないケースもあります。例えば、ファンにゴミや雑草が絡まっていたり蜂の巣が作られていたり、などの外的要因でファンの動きそのものが、制御されて回らないという症状も、エアコンが停止するトラブルとして報告されています。
その他には、ファンの入り口を塞いでいるような場合にも、室外機の内部に熱がこもってモーターが、焼けるなども起こりやすくなります。そのため、室外機まわり物や植物を置くことは控えて、フィルターも定期的にクリーニングすることをおすすめします。
それでは、あらためてお客様のエアコンの室外機の状態を調べたところ、コンプレッサーの冷媒や圧力に問題がないことがわかりました。さらに「ファンモーター」の制御基板に問題があることを想定して、内部を調べてみたところ、制御基板の一部の劣化が、確認できエアコンの風が出ない原因を突き止めました。
この場合は、制御基板を交換修理することで解消できることをお客様に説明します。制御基板を交換修理で改善がみられない場合は「ファンモーター」本体の故障の可能性もある旨を念のため案内していまています。
「ファンモーター」の制御基板は、細かい配線や電気部品をハンダ付けしており修理の際には、ハンダ付けを盛り直して接続をする方法もあります。
しかし、ほとんどの場合に、制御基板の経年劣化によってハンダ付けが、弱くなっているため、古くなっている制御基板をまるごと交換してしまうほうが、再発を防ぎやすいいと言えるでしょう。
エアコンの室外機の内部は、高温になるため制御基板が、歪んで反りが生じたりハンダ付けをしている電気部品の部分に亀裂が、入ったりなどの不具合が発生すると、今回のように「ファンモーター」を起動するための信号が、送られなくなり室外機が起動しなければ、同時にエアコンが、停止していまします。
制御基盤の部分的な修理と交換の費用をお客様にお伝えしたところ、制御基盤の交換で問題ないとのことでしたので、さっそく既存の制御基盤を取り外して交換の作業に入ります。
制御基板は、ファンモーターの起動だけでなく室外機の中のコンプレッサーにも信号を送っている役割があります。そのため、制御基板のトラブルによって、ファンモーターとコンプレサーのどちらかの故障または、両方とも動かなくなってしまうトラブルも起こります。
エアコンの寿命が、近くなってくるとこのようなトラブルも発生しやすく、修理や交換をしても改善されない場合は、エアコンの買い替えも必要になってくるでしょう。
しかし、まれに初期不良で同じように制御基板に異常が、発生する場合もあり、その際には、メーカーの保証期間内であれば、保証書を用意していたければ無償で修理交換も可能なってくるため、早めに相談することをおすすめします。
今回のお客様のエアコンは、まだ寿命というには早い時期であったため、制御基板の交換で「ファンモーター」の起動が、無事に改善されたことを確認して、ファンやモーター本体に、異常がなかったことも幸いしています。
そして、制御基板の交換後に、エアコンの電源を入れて、冷暖房の風が出てくることを確かめてから、お客様には、あらためてエアコンの風が出なかった原因と説明して対応を終了しましています。
スタッフの声
エアコンの室外機のファンが回らず冷暖房の風が出ないとき
エアコンの風が出なくなって冷暖房が使えなくなると、なんとも不愉快ですね。
そのようなときは、エアコンの電源を入れてみて、室外機が動いていれば、室内機の方の問題です。室外機が音もしなく起動しないくなると、今回のように室外機のファンモーターかコンプレッサーの問題かあるいは、その制御基板にトラブルが、発生しているとなります。
室外機の電気的な部分は、内部を開けて見ながら調査をしないことには、把握できないため、なんかおかしいと思った際には、すぐに修理の依頼をしましょう。
今回のお客様のように、エアコンのメーカーから型番と室外機の機種までをあらかじめ調べていただいたうえに、エラーコードも伝えていただくと、修理に向かう際の準備をしっかり整えられ、現場でも対応が速やかになります。
エアコンは、寿命が近づくと「ファンモーター」や焼けたり、内部の温度が上昇しやすい室外機のトラブルが多くなりがちです。
修理専門の業者では、メーカーごとにも対応しているため、まずは1度ご相談ください。