京都府宇治市伊勢田町名木の戸建住宅にお住まいのお客様より、エアコンの暖房に関するご相談をいただきました。
ご連絡いただいたのは、年末も押し迫った12月20日過ぎのこと。「急にエアコンの暖房が効かなくなってしまった。風は出ているけれど、全然暖まらない」とのことです。ちなみにエアコンはダイキン製のAN28HPS-Wという2007年発売の機種です。
京都の冬は寒いので、暖房が使えないのは大変です。ご連絡いただいたのは午前中でしたが、お客様はこれから仕事に出かけて21時過ぎにご帰宅予定とのこと。明日も朝からお仕事ということでしたので、本日の22時過ぎにお伺いして、原因の調査と点検を行うことになりました。
エアコンが暖まらない症状は、いくつかの原因が考えられます。そのなかには、エアコンの能力よりも部屋が広いとか、運転モードの設定の問題といった原因もありますが、今回のケースの場合、数日前までは普通に暖房を使えていたそうなので、これらの原因はあてはまりません。
また、暖房が効かなくなったことで、お客様ご自身でエアフィルターの掃除を行ってみたとおっしゃっていましたので、エアフィルターの詰まりも考えられません。
あとは、エアコン内部の汚れ、冷媒ガスの不足、制御基盤やモーター、コンプレッサー等の部品の故障などが考えられます。
夜になり、宇治市のお客様宅に向かいます。宇治市は京都府の南部に位置し、紫式部の「源氏物語」の舞台となった由緒ある土地であり、高級茶として名高い宇治茶の産地として有名です。
到着の5分前にお客様にお電話を入れ、在宅を確認するとともに、まもなく到着する旨をお伝えします。22時15分頃、お客様宅に到着。お客様にごあいさつして、早速エアコンの点検調査に取り掛かります。
室内機からチェックしましたが、特に問題はありません。次に室外機を確認します。室外機の側面カバーを外してみると、室内機と室外機をつなぐ配管部分がかなり劣化していることがわかりました。これは冷媒ガスのガス漏れが濃厚です。
お客様に状況を説明し、暖まらないのは冷媒ガスの不足が原因と考えられること、対処法としては劣化した配管部分の修理とガスのチャージが必要なことをお伝えし、修理にかかる費用についてもお知らせしました。
お客様は「新しいエアコンに買い替えることも含めて、ちょっと検討します。お正月休みは旅行に出かけますし、しばらくはこたつとストーブで暖をとります」とのことでした。
今回は、エアコンが暖まらない原因の調査点検ということでしたので、これにて作業完了となりました。お客様は「原因がわかって良かったです。夜遅くに来ていただいて、ありがとうございました」とていねいにごあいさついただきました。「もし修理が必要なら、またお声かけください」とお伝えして、お客様宅を辞去しました。
スタッフの声
エアコンの冷媒ガスでお困りの際は、弊社までご相談ください。
今回は、京都府宇治市にお住まいのお客様より「エアコンの暖房が暖まらないので、見てほしい」というご相談でした。調査点検の結果、冷媒ガスが漏れて不足していたことが原因であることが判明しました。
冷媒ガスは室内機、配管、室外機を循環しており、空気中の熱を移動させて、室内の温度を上げたり下げたりする要のような役割を担っています。基本的に冷媒ガスが漏れ出すことはあまりないのですが、今回のように配管が劣化して亀裂が入ったり、繋ぎ目から漏れ出すというケース、あとは設置時のミスでガスが漏れてしまうというケースがあります。前者の場合は配管の修理や交換を行った上で、ガスをチャージしなければなりません。後者の場合は、設置した施工業者にアピールすれば、対応してくれるはずです。
弊社ではエアコンの不具合の原因調査をはじめ、冷媒ガスのチャージ、配管の修理・交換も承ります。エアコンの効きが良くないなと感じたら、お気軽に弊社までご連絡ください。