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周南市瀬戸見町内の戸建てにお住まいのF様から、「引っ越しのため、エアコンの取り外しのみをお願いしたい」とのことでご依頼いただきました。もちろん、エアコンの取り外し作業のみでもお伺いさせていただきました。

お伺いしたのは平屋の小さな戸建てで、お客様おひとりでお住まいになっているそうです。今後は娘さんご夫婦と一緒にお住まいになるとのことで、引越し先にはすでにエアコンが設置してあるそうです。お知り合いの方にお譲りなさるために、こちらのエアコンを取り外したいとのことです。

早速お取り外しを希望されているエアコンを見せていただくことに。室内機は和室に置かれており、新品に近い状態のものでした。お客様によると、「数年前に娘に取り付けてもらったものの、エアコンの風が苦手でほとんど使用していなかった」ということです。

搬出ルートの確認を行うため、室外機の置き場所に案内してもらいました。室外機はお庭の北側に置かれており、ちょうど日陰になっているおかげか、室内機同様良好な状態です。

室外機の取り外しを行う前にポンプダウン作業を行いました。ポンプダウンは冷媒ガスを室外機に閉じ込めることをいい、今回のような冬場の作業では、作業前に強制冷房運転を行う必要があります。ポンプダウンが終わったら、強制冷房運転も停止させ、電源を抜きます。

次は配管の取り外し作業です。モンキースパナを2つ駆使すれば簡単にナットが外れます。
配管のあとは配線の取り外しです。配線カバーを外し、赤・白・黒の3色の配線をそれぞれ抜き取ります。エアコンを撤去する場合は配線を切断しても問題ありませんが、今回のような再利用を前提とする場合は基本的に切断しません。

今度は室内機の取り外し作業に移ります。脚立に乗り、室内機の銅管、配線、ドレンホースの切断を行いました。その後、取り付け金具から室内機本体を取りはずします。このとき、水が逆流して漏れる可能性があるため、床を事前に新聞紙で養生させていただきました。取り外した室内機本体と配管類、取り付け金具はまとめておきます

作業がすべて完了したタイミングで、エアコンのお譲り先である方が軽トラックで来訪されました。「このままエアコンを車に積んでいきたい」とのことでしたので、取り外したエアコンを軽トラックの荷台に積ませていただきました。

数日後、F様より「エアコンは問題なく使用できているそうです」とご連絡をいただきました。