
防府市内で対応した電気修理の事例
防府市でのトラブル事例
トラッキングによりコンセントが焼けた

山口県防府市中西にお住いのK様からコンセントが焼け焦げてしまいました。その後、電話もインターネットもつながらなくなったので大至急修理にきてほしいとのご連絡をいただきました。K様の見解によると、コンセントが焼けた原因は、そのコンセントは大きな冷蔵庫の裏側にあり、何年も掃除ができていなかったので、おそらくホコリが積もって、トラッキング現象がおこり、焦げてしまったのではないかとの事でした。

トラッキング現象とは、長い間、コンセントを差しっぱなしにしていた場合、電源プラグとコンセントの間には、ホコリが溜まりがちになります。そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されるようになります。その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱して、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道を造る事になります。やがては、そこから放電をおこし発火します。これがトラッキング現象と言います。

早速、K様の御自宅にお伺いすると、焦げたコンセントには、トリプルタップが刺さっており、差し込み口を増やして多くの電化製品を使用していたそうです。おそらく1500W以上使っていたためコンセントの差し込み口が熱くなっていた事に合わせて、プラグの上に溜まっていたホコリがトラッキング現象をひきおこし、コンセントの差し込み口がショートして焼け焦げたものと思われました。早速、取り外して確認をしたところ、電源電線にまで影響が及んでいたために、コンセントと電源電線の両方の交換を行い、修理させて戴きました。
無事、修理が終わり、ブレーカーを上げると、電話もインターネットもつながるようになりました。今回は、コンセントが焼け焦げた程度ですみましたが、時と場合によっては大きな火災につながる恐れがあります。今後は長期間プラグを差しっぱなしにしないことや、こまめに掃除をしてホコリが積もらないように気をつけて戴きますようにお願いしました。
また、トラッキング現象が起こりやすい場所としては、たんす、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの裏のホコリがたまる場所に隠れているコンセント、あるいは、台所や洗面所など、湿気の多い場所で使用しているコンセントは、特に注意が必要です。
そんなトラッキング現象を防ぐためのアイテムもあります。例えば、タイトラキャプは、差し込みプラグの刃の根元を絶縁する事で、トラッキング現象が起こるのを防ぐことができます。根本部分にボンドで固定するためトラッキング防止効果や耐久性が高くなります。また、プラグ安全カバーや、コンセントフルカバーなど、簡単に取り付ける事のできるものもありますから、コンセントのサイズにあったものを購入して下さい。ただし、キャップをしたから掃除をしなくてもよいのではなく、大切な家や家財、勿論、命を守るためにも定期的な清掃を心掛けてください!
スタッフの声
コンセントやスイッチの増設、修理はプロにお任せください!
コンセントやスイッチの異常を見つけたら、漏電や火災の原因にもなりますから、放置せずに早めの修理で安全にしておきましょう。また、コンセントの数が足りない時や、エアコンや冷蔵庫、IHコンロを設置したいけれど専用のコンセントがない時はコンセントの増設ができます。しかし、コンセントの増設は資格が必要な工事なので、プロの私たちにお任せ下さい。また、最近では、長年暮らす家だから、コンセントやスイッチもリフォームしたいとオシャレなカバーも人気があります。コンセントやスイッチの壁が割れたり、コンセントがぐらぐらして使いづらくなっているところには、補強材で簡単に壁の修理ができますので早めに修理の依頼をして下さい。また、補強ガードは、コンセントだけではなく、スイッチの周りにも取り付ける事もでき、フィルムやインテリアシール、ビーズなどで飾り付け、色々なバリエーションを楽しまれている方も多くおられます。あなたもオリジナルのコンセントアートに挑戦してみませんか!