エアコンのトラブルで多いのが「効きが悪くて冷えない」という内容。エアコンは多くのパーツが組み合わさって機能しているため、パッと見た感じではどこが悪いのか判断できないことも珍しくありません。
しかし、効きの悪いエアコンは使っていてストレスを感じますし、エアコンへの負担も大きく故障につながりかねません。そのためエアコンの効きが悪くなったと感じたら、早めに業者に点検を依頼するのがおすすめです。
本記事では、弊社にいただいたご相談のなかから、エアコンの効き悪い事例を紹介します。エアコンを長持ちさせる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
また、今回はエアコンが冷えないケースを紹介致しますが、それ以外にも不調になるケースがあります。下記にエアコンで起こりやすい事象を記載しますので合わせてご確認下さい。
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エアコンの効きが悪く冷えないトラブル
先日、お客様より「エアコンの効きが悪いので点検して欲しい」というご連絡をいただきました。現在設置されているエアコンは【東芝:RAS-221S】とのことです。
長く使われているようですが、どのような状態になっているかは直接見なければわかりません。早速、エアコンの状態を確認するためにお客様のご自宅へお伺いしました。
エアコンの効きが悪いので点検してほしい
今回は点検をご希望とのことでしたので、お客様のご自宅へ到着後、室外機や室内機、配管、電源などを順番に確認していきます。エアコンの効きの低下には、さまざまな原因が考えられます。
たとえば『冷媒ガス不足』や『コンプレッサーの故障』など。また、長くお使いであれば全体的に経年劣化していると考えられるので、パーツのどこかに不具合が起こっていても不思議ではありません。
ただ、今回のお客様のエアコンの場合、ガス圧やコンプレッサーなどに不具合は見られないようです。しかし、室内機の内部を拝見してみると、ホコリや汚れが溜まっているようでした。
また、エアコンの内部にホコリや汚れがたまると、吸い込みや吐きだすパワーが落ちて効きが弱くなることがあります。さらに、エアコン内に取り込まれた空気から熱を奪った後、屋外に排出する際に機能する『熱交換器』にホコリがたまると、よりエアコンが効かない状態になります。
今回の場合は、内部の汚れが原因で効きが悪くなっているのではないかと判断しました。原因を特定できたところで、お客様に状況を説明してエアコン内部の清掃を実施しました。
清掃完了後エアコンが正常に動作し、風が出ていることを確認して作業完了とさせていただきました。
今回は点検清掃のみで復旧しましたが、上記の事象以外にもエアコンは様々な原因で不調になり得ます。エアコンの様々な起因や料金をまとめてありますので、合わせてご確認下さい。また、合わせて東芝エアコンの不調についてもご確認下さい。
東芝【RAS-221S】の特徴
今回ご依頼をいただいて点検したエアコンは、東芝から2006年に発売された大清快シリーズの【RAS-221S】です。大清快は、「快適・清潔・省エネ」をコンセプトにした東芝の主力シリーズで、1998年の発売開始から人気の高いモデルを次々と発表しています。
そんな東芝大清快シリーズ【RAS-221S】の特徴を、以下にまとめてみました。
- エアコン内部の自動乾燥機能でカビの発生を抑える
- 冷えすぎないドライ機能で快適
- 風量を自動で調節する「まろやか運転」
- シンプルな機能とリモコンで操作も楽々
弊社では上記以外の東芝製のエアコンの実績がございます。詳しい概要は下記の関連記事をご確認下さい。
東芝 エアコン(RAS-5623D-W)ガス充填
東芝 エアコン(RAS-2211T)交換AS-J22C-W
東芝 エアコン(RAS-E285R)ガス充填 E-Rシリーズ
エアコンを長持ちさせる方法
エアコンは本体価格や設置工事などを合わせると数万円以上かかるのが一般的で、決して安い買い物ではありません。
そのため、できれば少しでも長持ちさせたいですよね。エアコンの寿命は10年程度といわれていますが、使い方や手入れの仕方によって「どのくらいの期間使えるか」は変わります。
ここでは、エアコンを長持ちさせる方法として、以下のつを紹介します。
設置場所は日陰がベスト
エアコンを購入したあと、部屋のどこに設置するかによって寿命が変わることもあります。直射日光に室内機や室外機が当たり続けると、劣化が早まり寿命を縮めることになってしまうからです。
エアコンを設置するなら、室内機・室外機ともに直射日光が当たらない日陰を選びましょう。
フィルター掃除はこまめにする
ご自宅でできるエアコン掃除として、「フィルター掃除」があります。フィルターはエアコンカバーを開けると手前についているもので、すぐに取り外せるようになっています。
フィルターを取り外したら、掃除機で吸い取り水洗いしましょう。こまめにフィルター掃除しておくことで、ホコリや汚れの蓄積を防げます。
なお、自動お掃除機能の場合はフィルターを自動で掃除してくれます。ただし内部の清掃まではおこなってくれないので、業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。
設定温度に気をつける
エアコンの設定温度は、部屋の空気と差が開きすぎないように注意しましょう。エアコンは「吸い込んだ空気を冷やして(温めて)室内に排出する」という動きをしています。
そのため、吸い込んだ部屋の空気と内部で冷やしたり温めたりする温度の差が大きいほど、エアコンに負担がかかってしまいます。エアコンは設定した温度になるまでフル稼働するため、過度な温度設定は避けるのが無難です。
シーズンオフには試運転を!
エアコンを使うシーズンではなくても、試運転して使える状態をキープしておきましょう。長期間、使わないままの状態だったエアコンにスイッチを入れると、大きな負担がかかり故障してしまうことがあります。
できればシーズンオフでも月1回程度のペースで試運転しておくと安心です。
下記の記事でも、エアコンが冷えない原因や解決策を詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
エアコンが冷えない原因と解決策を紹介!【長持ちさせる方法も解説】
エアコン関連で困ったことがあればDENKI110へご依頼ください!
今回は「エアコンの効きが悪い」というご相談から、点検と清掃をおこなった事例を紹介しました。正常に使えないエアコンは、体への負担やストレスになりかねません。また、効きが悪い状態を放置して使い続けると、余計な電気代がかかったり故障したりする可能性もあります。
ご自宅で快適に過ごすためにも不具合を感じたら『DENKI110』にご相談ください。エアコンにまつわるあらゆるトラブルに対応しております。迅速に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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