エアコンのコンプレッサーが故障した場合の修理や交換について

エアコンのイメージ
エアコンのイメージ

エアコンにおけるコンプレッサーは心臓のようなものです。もしコンプレッサーが故障してしまうと一大事ですね。ここではコンプレッサーが故障してしまった場合の修理方法やメンテナンス方法を紹介したいと思います。出来るだけ故障しないような使い方にも合わせて紹介しますので是非、参考にしてみて下さい。

①エアコンの仕組み

まずは、エアコンの仕組みを紹介したいと思います。コンプレッサーはエアコンの心臓部分になりますが、その周りにある部品も大変重要です。

また、それぞれの仕組みを把握しておくことでエアコン全体の寿命を延ばす方法や使い方が身に付きます。概略だけでも押さえておくようにしましょう。

1.1コンプレッサー

コンプレッサーは特に冷房時に重要な役割を担っているパーツと言えます。簡単に言うと設定した温度に基づいた管理を行なっています。設定温度よりも暑くなれば冷やし、冷えすぎたら冷房機能を抑えるような仕組みです。

温度管理を担っていると言うことがエアコンの心臓と呼ばれる所以と言えます。もし真夏にコンプレッサーが故障してしまうと全くエアコンが効かず熱中症などの危険もあるので本当に重要な部品と言えます。

1.2冷房の仕組み

冷房に関して簡単な仕組みを紹介しておきたいと思います。少し複雑ですが最終的に様々な工程を経て冷たい空気が出ていると覚えてください。

冷房時にはまず圧縮機により高温になった空気が室外機の熱交換器で冷却されます。このときここに運ばれる空気は放熱を行ないながら液化しています。その後圧力が下げられます。圧力が下げられた液体は気化しやすくなるため、室内機の熱交換器で蒸発して周囲の熱を奪っていきます。この動作の裏でファンによって吸い込まれた室内の空気が熱交換器を通って冷やされ再び室内へ吹き出されます。こうして部屋の空気を冷やしていきます。この後低温になった気体は室外機の圧縮機に戻るので、同じ動作を繰り返すことでお部屋を冷やし続けるのです。

1.3暖房の仕組み

暖房の場合は、さきほど紹介した冷房の動きを全く逆転させたものになります。動きを逆転することで室内の空気をエアコン内で暖めて吹きだしています。エアコンの動きとは冷たい空気を吸って暖かい空気を吹き出す暖房と暖かい空気を吸って冷たい空気を吹き出す冷房になるわけです。

②故障時の症状

コンプレッサーが故障した際には発生しやすい症状を紹介したいと思います。エアコンが故障することは珍しくありませんが、ガス漏れや配管の故障など原因は様々で、少しずつ症状が異なります。コンプレッサーが故障した際の動きの代表例を紹介しますので、この症状に当てはまったら原因がコンプレッサーの故障と考えて良いでしょう。

2.1エアコンが効かない

コンプレッサーの故障では、エアコンが効かないと言う症状が最も発生しやすいと言えます。特に室内と室外での気温差がある時にエアコンが効かない場合何らかの故障が発生していると考えて良いでしょう。

ただ、エアコンが効かないと言う症状だけではガス漏れの可能性もあるため、どちらが原因となっているか確かめる必要があります。ガス漏れの場合、配管に霜が付くと言う特徴があるので、その症状で見極めてください。

また、9月位の夏から秋に掛けては昼間気温が上がったため室内は暑いが、外は涼しいと言う日もあります。こういう日は、正常なエアコンでも効きが悪くなるので少し様子を見た方が良いでしょう。

2.2異音がする

コンプレッサーに故障が生じた際の典型的な症状として異音が発生します。音にはいくつかパターンがありますが、カチカチやカタカタとなるような音がする場合が多いと言えます。正常時には鳴らないような音がする場合にはコンプレッサーの故障もしくは故障の前兆なので、定期的に音を確認すると良いでしょう。特に正常時から音を聞いておくことで異音に気付きやすくなります。

2.3エラーコードが表示されている

エアコン本体にエラーコードが表示されるケースもあります。ただ、エアコンの特性として故障していてもほとんどエラーコードが表示されないので、気付きのタイミングとしてはかなり遅くなります。出来るだけエラーコードが表示される前に気付くように出来ると良いでしょう。

2.4電源が入らない(すぐ落ちる)

エアコンのスイッチが入らなかったり、エアコンのスイッチを入れてもすぐに切れてしまうような症状もコンプレッサーの故障が考えられます。この場合、コンプレッサーに限らずエアコンの修理が必要になるので何らかの手立てが必要になると言えるでしょう。

③原因

コンプレッサーの故障に関する原因を紹介したいと思います。故障の原因を知っておくことで対策も立てやすくなりますし、調査などの際にも役に立つので頭の片隅に入れておきましょう。

3.1ゴミ詰まり

コンプレッサーの故障の原因としてゴミ詰まりが考えられます。特に多いのが、エアコンの部品で何らかの原因によって剥離しコンプレッサーまで到達してしまう場合です。基本的にはコンプレッサーにゴミが流入しないようにフィルタされているのですが、小さなゴミはこのフィルタをすり抜けてしまい故障の原因となっています。

3.2冷媒漏れ

冷媒漏れもコンプレッサーの故障の原因となります。具体的には、コンプレッサー内部から冷媒が外気に漏れることにより、内部のオイルが一緒に漏れてしまいます。コンプレッサー内にオイルが無くなってしまうことにより摩擦が生じ、やがてコンプレッサーが故障してしまいます。

3.3劣化

コンプレッサーの故障の原因としては劣化も考えられます。通常10年程度が寿命とされていますので、使用年数を重ねる度に故障が近づくと考えて良いでしょう。ただ、使用環境によっては更に早くなる可能性があるので5年程度経過した後は気にする必要があると言えるでしょう。

④確認方法

コンプレッサーの故障に関して具体的な確認方法を紹介したいと思います。エアコン故障時にも原因を特定する必要がありますので、この方法を覚えておくと良いでしょう。

4.1音を確認する

コンプレッサーが故障した際に異音が発生することがありますが、その場合室外機でカタカタ、カチカチと言う音が鳴っていないか確認してみてください。普段から室外機の音を聞いていないと気付き難いので正常時にも確認しておき異音かどうか聞き分けられるようにしておくと良いでしょう。

4.2電流測定器

電流測定器を使用することで、コンプレッサーの故障かどうか確認可能です。使い方としては、室内機のパネルを開けて端子に入るケーブルが数本あるので、それぞれ計測して下さい。ケーブルは電源線だけではなく室外機へ繋がるものもありますが、電流の有無を調査するには全て計測しどれか1つでも異常があれば故障と考えるのが最も手っ取り早いと言えます。

電流計測器は普通の家庭では所持していないと思いますがホームセンターやインターネット通販で手軽に購入可能です。価格的にも数千円程度なので1台持っておいても損は無いと思います。

⑤交換・修理

コンプレッサーが故障してしまった場合には修理もしくは交換が必要になります。自力でも行なえますが、専門性の高い作業になるので業者へ依頼することをおススメします。

5.1修理する

コンプレッサーはエアコンの心臓部分でもあり、故障した場合に修理すると言うことは非常に難しいと言えます。もちろん技術的には可能ですが手間や費用を考えると交換を選択することをおススメします。

どうしても修理したいと言う場合は、専門業者へ依頼しましょう。DIYが得意な人が自力で修理しているブログをよく見かけますが、それ以上に自力で修理しようとして失敗したと言う記事の方が良く見られます。腕に自信がある人のみ自力で行ない、基本的には業者へ依頼と考えておいた方が良いでしょう。

5.2交換

コンプレッサーの交換をする場合にはある程度費用が掛かりますが、依頼業者によって金額が大きく変わります。と言うのもコンプレッサーの交換は新品を購入した方が安いくらいなので、どの業者も高めに設定している為です。また、新品を購入してもらった方が、後々のメンテナンス料や設置費もあって業者としてもお得なのです。もちろん修理を依頼することは可能ですが新品で購入した場合とどちらが費用が安く済むか?修理した場合、その後何年くらい使用できるか?を鑑みた方が良いと言えるでしょう。

⑥故障させないために

既に紹介した通り、コンプレッサーが故障してしまうと、修理や部品交換と言うよりは本体ごと新品に交換となることがほとんどです。そうなってしまうと工事費含めて10万円単位の費用が掛かってしまいます。

また、近年は異常気象傾向にあるため、エアコンの設置までに非常に時間が掛かることもあって真夏や真冬前には必ず使えるようにしておきたいところではないでしょうか。

そのためにも故障させないような使用方法やメンテナンス方法が非常に重要です。どのようにしたら安心して使用できるか紹介したいと思います。

6.1室外機にカバーを掛ける

室外機にカバーを掛けておくことで、外部からのゴミを防ぐことが出来る他、風雨から守ることも可能になります。こういった日々の蓄積がコンプレッサーの故障となるため、カバーを掛けておくと良いでしょう。また、カバーを掛けることが難しいようであれば、設置場所を工夫するなどあまり外的要因を受け難い場所を選ぶと言う方法も効果的です。

6.2こまめに掃除する

エアコンや室外機を初め、室内をこまめに清掃すると言うことで故障の予防になります。特にエアコン内部に入り込んだ小さなゴミが故障の原因となることもあるので定期的な清掃は非常に重要と言えます。傷が付き易いようなプラスティックや金属片はもちろん髪の毛やホコリなども故障の原因となるので注意しましょう。

6.3稼動時間を制限する

エアコン自体が消耗品なので、稼動時間が長くなればなるほど故障の可能性が高まります。夏や冬などは1日中付けっぱなしの人も多いと思いますが、夏なら朝晩、冬なら昼はエアコンを入れないなど稼働時間を制限することも重要です。

6.4使用しない際にはコンセントを抜いておく

使用していないときにコンセントを抜いておくと言うのも実は故障のリスクを抑えることが出来効果的です。停電などの際には瞬間的に電圧が掛かってしまうので、そのせいで故障してしまう場合があります。この現象を防ぐ為にはコンセントを抜いておくという方法が最も効果的なのです。

⑦よくあるトラブル

エアコンに関するトラブルについて紹介します。エアコンに関しては非常に多くのトラブルが発生していますが集約していくといくつかのパターンにまとめることが出来ます。今回はその代表的なパターンを紹介しますので是非、参考にしてみて下さい。

7.1停電後に故障した

良くあるトラブルとして停電後に故障したと言うケースです。特に落雷などによって停電した場合には瞬間的に大きな電圧がかかってしまいエアコンが故障してしまうことがあります。これはエアコンに限らず電化製品全般に言えることですが、停電から復旧した後には電化製品に故障が生じていないか確認すると良いでしょう。

7.2ガス漏れ

エアコンが効かなくなる際に最も多く発生するトラブルがガス漏れです。ガス漏れが発生してしまうと冷媒機能が停止してしまうので冷房が効かなくなってしまいます。ガス漏れはゴミ詰まりや機器の劣化などによって起こりますが、最初の内はエアコンが効き難いと感じるような前兆があります。エアコンが効き難いと思ったら配管部分に霜が付いていないか確認してみましょう。ガス漏れであれば、修理可能なので症状が悪化する前に対応しましょう。

7.3水漏れ

エアコンからの水漏れもよく発生するトラブルです。原因はいくつかありますが、エアコン内のハイプが故障してしまっていたり、外に繋がっている配管が詰まってしまうことで発生します。

特に外の配管に関するトラブルは頻発しているので注意しましょう。よくある事例としては配管に雑草が入り込んでしまっていたり、地形の変形、配管の変形などがあります。これらは台風や地震の影響もありますので、定期的に確認すると良いでしょう。

まとめ

コンプレッサーはエアコンの心臓部でもありますので故障してしまうとエアコンが効かなくなってしまいます。また、コンプレッサーの修理は非常に高度な技術を必要とするので専門業者に依頼することをおススメしますが、基本的には交換になり、費用も高額になるのでエアコン本体を購入した方が安く済むことがほとんどです。

その為、コンプレッサーが故障しないような使い方やメンテナンスが重要になります。定期的に故障していないか確認したり、清掃を行なうなどし少しでも長く使用出来るような使い方を心がけましょう。

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エアコンの料金表

症状(状態) 作業内容 修理料金
基本調査費用 トラブルの内容に合わせて調査を行います。 6,000円
エアコンが冷えない 真空引き 8,000円
冷媒ガスチャージ(充填) 8,000円
フレア再加工 3,000円~
フィルタクリーニング 3,000円~
熱交換機クリーニング(簡易洗浄) 6,000円~
熱交換機クリーニング(高圧洗浄) 15,000円~
室外機バルブ 19,000円~
エアコン交換 エアコン取外 5,000円~
エアコン取付 18,000円~
配管設置 10,000円~
スリムダクト設置 10,000円~
エアコン取付 外壁穴あけ 10,000円~
コア抜き(コンクリート) 25,000円~
隠蔽配管冷媒管延長 20,000円~
隠蔽配管電線延長 8,000円~
室外機天吊 15,000円~
室外機壁吊り 15,000円~
水漏れ ドレンホースつまり抜き 6,000円~
ドレンパンの清掃 10,000円~
エアコン室内勾配調整 15,000円~
室内機から風が出ない 室内機基盤交換 18,000円~
室内機モーター 22,000円~
室外機が動かない 室外機基盤交換 18,000円~
コンプレッサ交換 30,000円~
室外機モーター 20,000円~
リモコンで操作出来ない リモコン交換 2,000円~
リモコン受信ユニット 15,000円~
運転後、しばらくして止まる 圧縮機 30,000円~
ルーバ不良 水平ルーバ 13,000円~
室外機移設 室内機移設 5,000円~
室外機の風向きを変えたい 室外機の風向き変更 8,000円~

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