エアコンルーバー(吹出口)が動かない時に手で動かすのはNG!蓋がプラプラして閉まらない時の故障原因と修理方法は?

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エアコンの吹き出し口が開閉せずにお困りではありませんか?

原因としては、ルーバーを動かすモーターの故障が考えられます。

弊社はエアコンの修理・交換が得意です。
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作業時間・料金・その他不明な事があれば些細な事でもお気軽にお問い合わせください。
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ルーバーのモーター故障

エアコンのルーバーのモーターとモーターの位置

エアコンの吹き出し口に取り付けられているルーバーが、「開かない・閉まらない・動かない」といったトラブル。「蓋が開かなくて風が出ない」「風向きが変えられない」「ルーバーが外れた」「プラプラしている」そんなとき。原因は、ルーバーを動かすモーターの故障だと考えられます。

エアコンのルーバーを動かす部品のモーターは、長年使用するうちに少しずつ摩耗していきます。摩耗が進むと中のギアが噛み合わなくなることや、すり減るなどの症状が生じます。その結果、うまく働かなくなります。これがルーバーの動きを悪くし、時に異音を出す原因です。

モーターが摩耗する主な原因は経年劣化です。また、風向きを変えるとき直接手でルーバーを上げ下げすることも故障の原因となります。リモコンを使用しないことで、ルーバーがつながるモーターに予期せぬ負荷がかかるためです。

ルーバーの破損

エアコンのモーターとルーバーの連結部分

長年使っていると、ルーバー自体が破損してしまうことがあります。破損のタイプで一番多いのが、「エアコンとルーバーの連結部分の破損」です。モーターと同じく、ルーバーの連結部分も使用するうちに摩耗します。

連結部分の多くがプラスチック製で、筒状の軸や凹みを噛み合わせて結合しています。この連結部分のプラスチックは、何度も開閉するうちに緩み割れることがあります。モーターとの連結部が割れると、ルーバー自体が外れたり、支えを失いプラプラと外れそうな状態になるという症状が起こります。

連結部分の破損は主に経年劣化が原因ですが、ルーバーを手で動かしたりすると破損させてしまうことがあります。

原因の切り分けの方法

ルーバーが開かなかったり動かなくなる理由は分かったけど、モーターかルーバーのどちらの故障か分からない方が多いと思います。
ここではモーターかルーバーのどちらが故障しているかの切り分け方法について解説していきます。

1、ルーバーを外す

エアコンルーバー

まずはルーバーを外します。この時、安全のためにエアコンの電源コードは外すようにしましょう。

続いて外し方の解説です。ルーバーは真ん中右端・左端で固定されているものが多いです。

最初に真ん中の固定部分を外しましょう。この時留め具で固定されている場合はドライバーを使って留め具を外しましょう。

次に、両端の固定部分を外します。この時も留め具で固定されている場合はドライバーで外して下さい。
外す際に無理に曲げようとすると、破損に繋がる恐れがありますので、慎重に作業して下さい。

ここまでの解説は一般的な外し方の解説になりますので、作業時にはエアコンの説明書等で確認しながら作業するようにしましょう。

2,エアコンの電源をいれて風向きを変えてみる

ルーバーを外したら、エアコンの電源を入れて、風向きを確認してみて下さい。

この時、風向が動く場合はルーバーの破損風向が動かない場合はモーターの故障の可能性が高いです。

ルーバーの故障だった場合は、ご自身でルーバーを交換することが可能です。しかし、メーカーや修理店からルーバーを購入する必要があるのでご注意下さい。
モーターの故障だった場合は、電気工事士の資格がないと作業ができませんので、メーカーや業者に依頼するようにしましょう。

ルーバーを自分で交換する

ここではルーバーを自分で交換する方法を解説していきます。
ルーバーはメーカーごとに形状が異なる為、以下の項目を購入する際には確認してみて下さい。

・エアコンのメーカー
・型番
・製造年数
・不調の症状

ここからは実際の交換方法を解説していきます。

まずは安全の為に、エアコンの電源を落として、ルーバーを外しましょう。外し方については上記の方法と同じです。
また、ルーバーを取り付ける際には、メーカーや製品ごとに異なりますので説明書等を確認して取り付けるようにしましょう。

新しいルーバーの取り付けが完了したら、実際にエアコンの電源を入れてみて下さい。動作確認をしてみて問題なければ完了です。

ルーバーが開かないときの解決方法

エアコンの故障。モーターの故障かルーバーの破損。

モーター交換でトラブル解決!

エアコンのルーバーのモーターの位置

モーター故障が原因でルーバーに不具合が起こっている場合は、モーターの交換でトラブルは解決します。ルーバーのモーターはメーカーで取り寄せするほか、ネット通販などで購入することもできます。 資格や特別な道具を必要としないルーバーの交換作業は、プロの業者でなくとも対応可能です。ただ、エアコンを分解した上で新たなモーターを取り付けるため、日ごろよりDIYに慣れていないと難しいかもしれません。また取り付け方を間違えたり、中の基板等を傷つけるとエアコン本体の故障に繋がる危険もあります。

ルーバー交換でトラブル解決!

ルーバーの修理を行う作業員

モーター同様、ルーバーが破損したときも交換が可能です。交換するルーバーはメーカーに発注すると取り寄せるができます。取り付け作業は、モーター交換よりは簡単です。ドライバーがあれば作業ができます。ただし、作業に不安がありましたら業者に頼むと良いでしょう。

また、見た目や機能に拘らなければ、後付けルーバーを設置することもおすすめです。後付けルーバーはホームセンターやネット通販など市販品を購入できます。そのためメーカーから直接取り寄せるよりも早く取り付けることができます。後付けなので風向き調整などのリモコン操作はできませんが、比較的簡単に取り付けられる便利さがある上に費用も抑えられます。

開封前のエアコン室内機に付属している保証書

モーターやルーバーの交換は、メーカー保証期間内は無償で行える場合がほとんどです。購入後10年未満のエアコンは、保証書を確認の上メーカーに問い合わせることをおすすめします。

逆に、保証期間を過ぎたエアコンや発売から5~10年経過する製品は、メーカー対応が難しくなります。モーターやルーバーなどの部品はすでに製造終了していたり、取り寄せ時に部品代が高額になる場合があります。代替品の取り寄せが難しい場合、後付けルーバーの設置がおすすめです。

エアコン修理の料金表

症状(状態) 作業内容 修理料金(税込)
基本調査費用 トラブルの内容に合わせて調査を行います。 6,600円
エアコンが冷えない 真空引き 8,800円
冷媒ガスチャージ(充填) 8,800円
フレア再加工 3,300円~
フィルタクリーニング 3,300円~
熱交換機クリーニング(簡易洗浄) 6,600円~
熱交換機クリーニング(高圧洗浄) 16,500円~
室外機バルブ 20,900円~
エアコン交換 エアコン取外 5,500円~
エアコン取付 19,800円~
配管設置 11,000円~
スリムダクト設置 11,000円~
エアコン取付 外壁穴あけ 11,000円~
コア抜き(コンクリート) 27,500円~
隠蔽配管冷媒管延長 22,000円~
隠蔽配管電線延長 8,800円~
室外機天吊 16,500円~
室外機壁吊り 16,500円~
水漏れ ドレンホースつまり抜き 6,600円~
ドレンパンの清掃 11,000円~
エアコン室内勾配調整 16,500円~
室内機から風が出ない 室内機基盤交換 19,800円~
室内機モーター 24,200円~
室外機が動かない 室外機基盤交換 19,800円~
コンプレッサ交換 33,000円~
室外機モーター 22,000円~
リモコンで操作出来ない リモコン交換 2,200円~
リモコン受信ユニット 16,500円~
運転後、しばらくして止まる 圧縮機 33,000円~
ルーバ不良 水平ルーバ 14,300円~
室外機移設 室内機移設 5,500円~
室外機の風向きを変えたい 室外機の風向き変更 8,800円~

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。

エアコンの修理

ルーバー故障の事例

エアコンのルーバーが閉まりきらない

ルーバーが開いたままのシャープ製エアコン(AYU22ST)のイメージ

神奈川県茅ヶ崎市柳島にお住まいのお客様から、「エアコンのルーバーが閉まりきらない」とのご連絡をいただきました。詳しくお話をお伺いすると、「エアコンのクリーニングをしたら、調子が悪くなった」「電源オフ後も隙間があるので気持ちが悪い」「エアコン自体は使えるので、修理でお願いしたい」「できるだけ安く済ませたい」とのことでした。エアコンはシャープの2009年式ということですので、それなりに古い製品です。

ルーバーのみの不具合なので、モーター故障かルーバー破損が原因とみました。ご都合良い日取りを調整し、代用できる交換用モーターを持参しました。

現場へお伺いしエアコンを調べてみました。お客様がおっしゃる通り、エアコンの運転は正常です。冷房も出ているし、リモコンでの温度調節も可能です。これは調べるまでもなく、ルーバーの不具合です。

念の為エアコンの電源を切り、コンセントを外してからルーバーの点検を行いました。エアコンとルーバーの結合部分を見てみると、部品が外れかかって噛み合っていない状態でした。一度ルーバーを取外して詳しく見てみましたが、破損部分はありません。モーターの方も調べましたが、特に問題なさそうです。ルーバーをエアコンへ戻し、結合部分をしっかりと噛み合わせるとちゃんと閉まるようになりました。エアコンの電源を入れてリモコン操作をすると、ルーバーもしっかり動作するようになりました。

修理後のルーバーの閉じるようになったエアコンのイメージ

今回のトラブルは、ルーバーやモーター故障ではなく、結合部分のズレによる不具合でした。エアコンをクリーニングした際に、ルーバーを無理に動かしたことで軸がずれてしまったようです。部品の交換や大掛かりな修理も必要ありませんでした。お客様のご希望通り、最低作業料金のみの安い金額で対応することができました。

今回のような軽作業であれば、お客様ご自身でも対応が可能です。最後にルーバーの取り外し方をお教えし、エアコンのクリーニング時には注意するよう伝えて今回の案件は終了です。

エアコンの取り外しの流れは下記の記事もご参照ください。

関連記事 エアコンの取り外し工事の事例と料金|取り外したエアコンの処分も対応可能です!

エアコンクリーニングは部品破損に要注意

最近では、エアコンクリーニング用の洗剤が市販されています。そのため自分でエアコンを掃除する方が増えています。エアコンクリーニング用のスプレーは500円ほど安い商品もありお手軽。業者を呼ぶと1万円~2万円前後の金額がかかるため、約40倍近くの費用になります。

エアコンのクリーニングをするときは、必ずエアコンを分解する必要があります。このときに、エアコンのフロントカバーやルーバーを壊してしまう方が多くいます。今回のお客様のように、ルーバーの軸をずらしてしまったり、無理に外した結果割ってしまうなど。なかには基板にスプレーをかけてしまい、エアコン自体を壊してしまう方もいます。

手間はかかるものの、安価に行えるクリーニング。ですが、失敗すると壊れてしまい、かえって修理代が高くつくこともあります。掃除方法やお手入れ方法については詳しく説明したWEBサイトもありますし、日々使うものである以上きれいにしたいと考えるのは当然です。けれど修理方法までは解説されてもご自身で行うのは難しいでしょう。そのため、修理が必要にならないよう慎重な作業が求められます。

エアコンのクリーニングに関しては、ご自分で行っている方も多いでしょう。エアコン内部のカビを予防するためにも、こまめな掃除は必要です。しかし、エアコンは精密機械です。何より分解して掃除しなくてはならないため、ハードルが高いです。無理に分解してしまうと故障の原因になってしまうこともあります。無理な作業で破損したエアコンは修復が難しくなることもありますので、余計な修理や交換が必要となることもあるかもしれません。

弊社ではエアコンの修理や交換だけでなく、クリーニングにも対応しています。ぜひご相談ください。クリーニングのみのご依頼も歓迎です。トラブルが起きてしまう前に、定期的な点検やメンテナンスも兼ねてご相談いただけると幸いです。

ルーバー故障の事例一覧

ルーバーとパネルが開いたエアコン

エアコンのルーバーと前面パネルが閉まらない

埼玉県さいたま市浦和区のお客様から、「エアコンのルーバーと前のパネルが開きっぱなし」だとのご連絡いただきました。お伺いして調べると、ルーバーのモーターとパネルの歯車が劣化しているのを確認しました。どちらのモーターも発注が必要だったため、一日目は調査のみを行い、後日交換作業をしました。

ルーバーとパネルが開いたエアコン

シャープのエアコンのルーバーが壊れた

大阪府大阪市浪速区の方から、ルーバーが壊れたので修理したいとご依頼いただきました。エアコンはシャープの2010年式モデルでAY-Z25DE7という製品です。プラズマクラスターエアコンと呼ばれています。調べたところモーターの劣化が見られましたので、ルーバーを発注して交換することになりました。

ルーバーの閉じないエアコン

ルーバーがガタガタいって上がらなくなった

東京都八王子市長房町で、「ルーバーのモーターを上げたらガタガタいうようになった」「ルーバーが上がらなくなった」とのご相談です。製品はシャープのAY-Z22VX-Wで、パネルに28-1と表示されるとのことです。このエラーはフィルタ異常を指すものなので、ルーバーとフィルタ両方の点検を行いました。

ルーバーの閉じないエアコン

ルーバーが開けっ放しで電源がすぐに切れる

東京都足立区島根から、「エアコンのルーバーが開きっぱなし」「エラーで電源がすぐに切れる」とのトラブルです。調べると、ルーバーと可動式の前面パネルが引っ掛かり、エラーを起こして停止している状態でした。手で引っかかっている部分を外してやると、エラーも消え無事に動作するようになりました。

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