東芝 エアコン(RAS-2211T)交換AS-J22C-W

エアコン
「エアコンの効きが悪くなった」「吹出口から風が出てこない」「水漏れする」など、ルームエアコンの不具合でお困りではありませんか? ルームエアコンは家電製品のため、長く使用していると経年劣化で故障しやすくなります。例えば、10年以上使用しているエアコンは、新品エアコンに比べて故障するリスクが2倍も高いといわれています。 エアコンの不具合を機に新品エアコンに交換を検討される方は非常に多いです。エアコン工事は簡単そうに見えますが、本体の設置だけでなく、配管パイプやドレンホースを接続したり、真空引きを行ったりさまざまな作業が必要になります。 この記事では、専門業者『DENKI110』のスタッフが、富士通エアコン(AS-J22C-W)から東芝エアコン(RAS-2211T)に交換取り付けした事例を元に、エアコン取り付け工事の方法をご紹介します。 また、今回はエアコンは経年劣化による交換のケースを紹介致しますが、それ以外にも不調になるケースがあります。下記にエアコンで起こりやすい事象を記載しますので合わせてご確認下さい。 エアコンが冷えない原因と解決策を紹介!【長持ちさせる方法も解説】 【エアコン室外機コンプレッサー故障】症状から原因を確認する方法や修理・圧縮機交換について解説 エアコンの水漏れ原因と対処方法を徹底解説! エアコンルーバー(吹出口)が動かない時に手で動かすのはNG!蓋がプラプラして閉まらない時の故障原因と修理方法は?
目次

エアコンの冷えが悪いなど不具合があるため点検してほしい

今回は、戸建て住宅にお住まいのお客様から、「エアコンがここ最近冷えなくなったりなど調子が悪いので調査してほしい」とのご相談をいただきました。 エアコンが冷えなくなる原因は主に4つあります。もっとも多いのが、冷媒のガス漏れです。新設時の施工ミスや移設時の接続不良などで起こるトラブルですが、お客様曰く心当たりがないとのこと。 他には、エアコンフィルターの目詰まりや室外機の周辺環境、本体の故障が挙げられます。 エアコンの冷えが悪い原因は、実際に現地調査を行って始めて判明するケースも少なくありません。そのため、まずはお客様のご自宅に伺い、お使いのエアコンを点検させていただきました。

エアコンの不具合は経年劣化による故障が原因

さっそく、問題のエアコンを拝見したところ、富士通の(AS-J22C-W)で、製造年は2013年となっていました。 定期的にクリーニングするなどメンテナンスされていたようですが、冷房や暖房の効きが悪くなってきたため、修理や交換を検討した上でご連絡下さいました。 スタッフが調査を行った結果、全体的に経年劣化が見られ、エラーコードなどから室外機のサーミスタが故障していると判断できました。 サーミスタは温度を調整するのに必要な部品です。交換修理で対応する場合もありますが、古い機種のため、工事費用を考えると今回は交換の方がベターです。 お客様にご提案し承諾を得ましたので、さっそく交換作業を行うことになりました。

富士通エアコン(AS-J22C-W)から東芝エアコン(RAS-2211T)に交換する手順

既存の富士通エアコン(AS-J22C-W)から新品の東芝エアコン(RAS-2211T)に交換する方法と手順を解説します。

東芝エアコン「RAS-2211T」を交換取り付けする手順

1.ポンプダウンを行う

はじめに、地球環境保護のため、室外機内部に冷媒ガスを回収する「ポンプダウン」という作業を行います。 まず、室外機側面にある三方弁のサービスポートにゲージマニホールドのチャージホースを繋ぎます。続いて、エアコンの電源を入れて強制冷房運転させ、10分程度待機します。 二方弁を全閉にし、圧力計が0MPaまで下がったら、三法弁を全閉にし、エアコンの運転を止めます。チャージホースを取り外し、接続されている配管を取り外します。 このように、ポンプダウンはスパナやレンチを用いた専門性の高い作業となります。

2.エアコン撤去準備を行う

既存の室外機を撤去するルートを確認します。今回、室外機の設置場所は2階のベランダだったため、梯子をかけて搬入・搬出を行いました。 エアコンを取り外す前に、エアコン専用コンセントから電源プラグを抜き、ブレーカーを落とします。そして、部屋の中が汚れないように養生を行いました。

3.室外機を取り外す

室外機側面の3色の配線を取り外し、スパナやレンチでガス配管のナットを緩めます。手で回しながらナットを緩め、フレア部分を傷つけないように配管を取り外します。 配線や配管をテープ処理し、ドレンホースの中の水抜きを行い、室外機を撤去します。

4.室内機を取り外す

壁穴のパテを除去し、室内機本体を据付金具から外し、パイプ類と一緒に撤去します。 壁の据付金具は、ネジを外してから取り外して撤去します。

5.室内機を取り付ける

<交換前>
<交換後>
新しいエアコン(東芝エアコン「RAS-2211T」)の梱包を開き、据付金具とネジを用意し、壁に水平に取り付けます。
室内機の電線を接続し、ドレンホースや配管をテープで巻いてまとめます。配管類を室内機を持ち上げて壁の配管穴に通したら、室内機を据付金具に取り付けます。ドレンホースは1階まで下ろしました。

6.室外機を設置する

ベランダの適切な位置にブロックを置き、室外機を水平に設置します。 配管のバリ取りやフレア加工を行い、ナットをトルクレンチで締め、室内機および室外機に接続します。続いて、内外接続電線を室内機および室外機の端子板に接続します。(端子板にはフタが付いているため、ドライバーでネジを外して作業します。)

7.エアパージを行う

<交換前>
<交換後>
エアコンに必要な量の冷媒を充填する「エアパージ」を行います。 まず、室外機側のサービスポートと真空ポンプにチャージホースを接続します。低圧バルブと高圧バルブを全開にし、真空ポンプを15分程度運転させます。そして、ゲージが「-0.1MPa」になったらバルブを閉めて真空ポンプの運転を止め、2~3分程度待ち、ゲージマニホールドの針に戻りがないか確認します。 真空ポンプ側のチャージホースを外し、二方弁を反時計回りに90℃回します。チャージホースを外し、二方弁と三方弁を全開にしてキャップを締め付けたら、ガス漏れ検査を行います。

8.試運転を行う

エアコンの電源プラグをコンセントに差し、冷房運転を行い、15分以上問題なく運転できればOKです。取扱説明書に従い、お客様に簡単な操作方法についてご説明させて頂き、エアコン交換工事は完了です。 今回は本体交換で復旧しましたが、上記の事象以外にもエアコンは様々な原因で不調になり得ます。エアコンの様々な起因や料金をまとめてありますので、合わせてご確認下さい。また、合わせて東芝エアコンの不調についてもご確認下さい。

東芝エアコン「RAS-2211T」の機能や特徴

  • 自動/冷房/暖房/除湿/送風の5種類の運転方法
  • 入タイマー/切タイマー機能
  • エアコン内部を乾燥させてカビを予防するクリーニング運転
  • 自分で簡単に掃除できるエアフィルター
  • エアコンの最大電流値を50%に抑えるパワーセレクト機能
弊社では上記以外の東芝製のエアコンの実績がございます。詳しい概要は下記の関連記事をご確認下さい。

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一般的なエアコンの寿命はどれくらい?故障の症状とは?

エアコンの一般的な寿命は、約10年程度と言われています。これは、各メーカーが定めた「設計上の標準仕様期間」に準ずるもので、東芝の「RAS-2211T」も10年になっています。 この期間を超えて使用続けた場合、経年劣化による故障や発火、怪我などの事故に繋がる恐れがあると注意喚起がなされています。 そのため、購入から10年以上経過したエアコンは修理や交換を行うことが望ましいです。 ここでは、エアコンが故障している時の主な症状をご紹介します。

エアコンから異音がする

エアコンから「カラカラ」「ブーン」というような異音が聞こえる場合は、本体内部が故障している可能性があります。 風を送るためのファンや室外機のコンプレッサーが故障している場合、風が出ない・エアコンが動かないなどの不具合が生じるため、業者による修理や交換が必要です。

エアコンから水漏れする

室内機からの水漏れは、フィルターの目詰まりやドレンホースの詰まりが原因で起こります。 ですから、本来は掃除をすれば水漏れは収まりますが、掃除をしても水漏れする場合、内部の汚れやドレンホースの老朽化、エアコン本体の故障が考えられます。 エアコンクリーニングやホースの修理、本体交換などの対応が必要です。

エアコンの効きが悪い時は業者に修理や交換を依頼しましょう

今回は、富士通エアコン(AS-J22C-W)から東芝エアコン(RAS-2211T)に交換取り付けした事例を元に、エアコン取り付け工事の方法をご紹介しました。 エアコンの冷房や暖房が効かない、異音がする、水漏れするなどの不具合がある時は、エアコンが経年劣化により故障している可能性があります。 エアコンの一般的な寿命は10年です。この期間を過ぎたら、新しい商品に交換することをおすすめします。 今回は室内機、室外機ともに2階のベランダに設置したため、追加工事としてドレンホースの延長を行いました。エアコン設置状況によっては追加料金がかかることもありますが、お客様のご注文に柔軟にお答えいたします。 エアコンの修理・交換・クリーニングをご希望の方は、DENKI110にご依頼ください。 参考サイト: DENKI110(電気工事)

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。


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