ブレーカーの増設方法が知りたい!注意すべき点や費用について解説!

漏電
電化製品を使っていて、すぐにブレーカーが落ちてしまって不便さを感じている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。もっとブレーカーの回路が増やせれば、電化製品を使っていてもブレーカーがすぐ落ちてしまうといった心配がなくなります。 とはいっても、分電盤に空きがないときにブレーカーは簡単に増設できるものなのでしょうか? 今回はブレーカーの増設について確認していきましょう。
目次

ブレーカーは増設できる?

イメージ図
ブレーカー(分電盤)は住宅内に取り込んだ電気を各部屋に送り届けたり、用途ごとに分岐したりするために設置するものです。分岐をすることで、ブレーカーが落ちた時にすべてのブレーカーが落ちることを避けることができます。そのため、家電製品が増えたり、家族での電気使用量が増えたりしたらブレーカー増設が必要な場面が出てきます。

ブレーカーの種類と役割

増設方法の前に各ブレーカーの種類と役割を解説していきます。

アンペアブレーカー(サービスブレーカー)

電力会社と取り決めた契約アンペア数の電柱を流すブレーカーです。また、契約電力以上の電気を使用するとブレーカーが落ちます。

漏電ブレーカー

漏電事故を防ぐために設置されているブレーカーです。電気器具や配線関係に漏電が起きると異常を感知してブレーカーが落ちる仕組みになっています。

安心ブレイカー(子ブレイカー)

分電盤から各部屋に電気を送るためのブレーカーです。契約している電力は各部屋ごとに配線されています。ブレーカーを増設するとなると、安心ブレーカーを増やして電気をより多く使えるようにします。 より詳しいブレーカーの情報は「分電盤やブレーカーってどういう仕組みなの?中身の構造とその役割を図で解説!」にて解説していますので、合わせてご確認下さい。

増設には注意も必要

まず、ブレーカーの増設については個人で勝手に行うことができません。電気工事士という国家資格を持っている人だけが、電気工事を行うことができます。そこで、工事にあたっては電気工事士に依頼をすることが必要です。

不要なブレーカーの増設

ブレーカーの増設のしすぎには気を付けるようにしましょう。分岐は多ければ多いほど便利に思えますが、ブレーカーには使用量が決められています。配電盤の容量を超えると漏電の可能性もあり危険です。

契約電力の見直し

ブレーカー増設にあたっては契約電力の見直しをしておきましょう。ブレーカーは使用可能な電気容量があります。ブレーカーはアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、分岐ブレーカー(子ブレイカー)という構造になっており、漏電ブレーカーやアンペアブレーカーがブレーカー増設に耐えられない可能性があるので注意が必要です。

ブレーカーを固定する

分岐ブレーカー(子ブレイカー)を増設しようとする際に、分電盤の中に空きがない場合はその付近に設置する必要があります。この時、固定せずに使用した場合、火災に繋がる恐れがある為、必ず固定してもらうようにしましょう。。

ブレーカー内部の状況によっての増設方法は異なる

ブレーカー内部の状況によって、増設する方法が異なります。下記の図を参考にしてご自身の状況と照らし合わせてみて下さい。

予備ブレーカーがあるまたは空きスペースがある場合

Before After
今使用している分電盤の中に予備ブレイカー(使用していない安全ブレーカー)か子ブレーカーが増設可能なスペースがあるか確認して下さい。予備ブレーカーがある場合は、そのブレーカーを配線を繋げることで使用することが可能です。また、スペースがある場合は子ブレイカーを増やして配線を繋ぎ使用することも可能です。

予備ブレーカーが無い場合

Before After
予備ブレーカーがなく分電盤に空きがない場合は、分電盤の近くに子ブレイカーを壁に固定して増設します。この時、スペースの確保が難しくても必ず壁に固定するようにしましょう。固定されず空中にあると最悪の場合、火災に繋がる恐れがあります。

分電盤を交換する場合

Before After
予備ブレーカーの設置は多くても2個ぐらいが限界です。それ以上に回路を増やしたい場合は、分電盤の交換を検討して下さい。複数増設する場合は安全ブレーカーを増設するよりお得になる場合もあるので、業者に相談してみるのも良いでしょう。

増設できない場合は交換

ブレーカー
ブレーカーの増設が難しい場合には交換となります。増設以外にもブレーカーの交換をしたほうがいい場面があります。ブレーカーが故障してしまうと、コンセントでつないでいる家電製品も故障や漏電する可能性があり危険です。そのため、以下の症状がみられたら故障する前に交換をしましょう。 分電盤の交換については「分電盤の交換をしたい!方法から費用までまとめて解説!」に記載されていますので合わせてご確認下さい。

交換すべきブレーカー

  • ブレーカーから異音がする
  • ブレーカーが熱を帯びている
  • ブレーカーに焦げた跡や破損が見られる
  • 家電製品に触れると電気が流れたようにびりびりする
  • テレビの画像が乱れやすくなる
  • 照明が点滅するようになる
  • 同じ生活をしているのに電気代が今までよりも高くなる
これらはブレーカーが故障する前に見られやすい症状です。これらの症状がある場合には、ブレーカーの増設よりも交換を検討しましょう。ブレーカーの寿命は10年ほどといわれています。設置から13年を超えている場合には目立ったトラブルがなくても交換を検討するのが望ましいです。  

設置場所にも注意

イメージ図
一般的に台所や廊下に設置されているブレーカーですが、精密機械なので場所選びが大切です。設置の際には以下の場所は避けたほうが良いでしょう。

設置に向かない場所

・ホコリが溜まりやすい場所

ホコリが溜まるとショートを起こす原因となります。定期的に掃除してブレーカー周りは清潔にしておくことを心がけましょう。

・掃除しにくい場所

掃除しにくいとブレーカー周りの汚れが溜まる原因となります。手が届かなかったり、ほかのものがあって掃除がしにくかったりする場所の設置は避けましょう。

・風通しの悪い場所

風通しが悪いとブレーカーの発する熱がこもってしまいます。そうなると、トラブルが起きやすくなります。

・周辺に障害物となるものがある場所

周囲に障害物があると風の通りが悪くなり熱がこもる原因です。家具の置き場所を変えて、障害物となるものを取り除きましょう。

・高温になったり熱がこもったりする場所

熱がこもると高温になりブレーカーが燃えてしまうことがあります。火災が起こる原因となるので危険です。周囲の家に迷惑をかける可能性があるので、高温になりやすい場所は避けるべきです。  

ブレーカーの増設費用

イメージ図
ブレーカーの増設にあたっては電気工事士の作業が必要です。プロに依頼するとなると費用がどのくらいかかるのか気になります。増設や交換でかかる相場は以下のようになっています。
  • ブレーカーの電圧切り替えのみ:2000〜3000円
  • ブレーカー内で安全ブレーカーのみを増設:4000円
  • 新しいブレーカーを増設して安全ブレーカーを増設:8000〜10000円
  • アンペアブレーカーを交換:6000〜8000円
  • ブレーカー本体を交換:18000円〜20000円
あくまでもこれは工事の基本料金であって、工事費や出張費といったものは含まれていません。コンセントを増設する場合にはさらに追加で10000〜30000円ほどかかります。詳細は業者に尋ねてみてください。  

業者の選び方

工事を依頼する際には業者選びがとても大切です。トラブルを防止するためにも事前によく確認して依頼をするようにしましょう。電気工事士の資格を持っていることはもちろんですが、それ以外にも見積書の内容と損害保険への加入は確認するべき項目です。また、中には後から追加料金の請求をされるようなケースもあります。見積書についても事前にきちんと出してくれるところを選ぶことが望ましいです。 『DENKI110』なら、これらの条件はすべて満たしており、安心してブレーカー工事を依頼することができます。また、電気工事業法を遵守し、工事実績も豊富です。さらに、年中無休で突然のトラブルにもすぐに対応してもらえます。これからブレーカー増設の工事を検討している際にはぜひ相談してみてはいかがでしょう。  

まとめ

今回はブレーカーの増設について紹介をしました。増設することで、家電製品をコンセントにつなぎやすくなったり、ブレーカーが落ちるのを防げたりというメリットがありますが、増設には注意点もあります。事前に配電盤の容量を確認したり、契約電力の見直しをしたりしておきましょう。 ブレーカー増設は誰でもできるものではありません。国家資格である電気工事士という資格がある人だけが作業をできます。そこで作業を依頼するにあたっては電気工事士のいる電気屋や工務店を選ぶことが大切です。ホームページに電気工事士が工事をする旨を書いているところを選ぶようにしましょう。 『DENKI110』なら電気工事士が電気工事業法に遵守して安全な工事を行ってくれます。年中無休で駆けつけてくれ、金額についても事前にきちんとした説明を行ってくれるので、安心して依頼をすることができるでしょう。これからブレーカー増設の工事を検討している場合には相談することをおすすめします。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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