エアコン取り付けをスムーズに!自分でできる事前準備5つとチェック項目6点!

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エアコン

エアコンの取り付けを自分で行う場合も業者に頼む場合も、工事全体の流れを把握しておくことはミス防止に繋がるため非常に大事です。そこで今回は、エアコンの取り付けをスムーズに進めるためにできる事前準備とチェック項目を、エアコン取り付けの作業工程と共に紹介します。

エアコンが作動しない場合に考えられる原因とその対処法

エアコンの冷暖房が突然効かない・作動しないといった場合、「室外機の内部パーツが故障している」か「冷媒ガスが漏れている」可能性が考えられます。

室外機の内部パーツが故障している

エアコンは、使用年数が経つほど室外機の内部パーツが劣化しやすくなります。エアコン室外機の内部には、ファンを動かす「ファンモーター」や冷媒ガスを圧縮する「コンプレッサー」、温度の検知やリモコンからの信号を送受信する「制御基板」など、さまざまなパーツが存在します。これらのパーツが一部でも破損すれば、エアコンは作動しません。

室外機の内部パーツが故障した場合、専門業者に見てもらうのが一番です。最寄りのエアコン販売店やメーカーに問い合わせて修理の依頼をしましょう。

冷媒ガスが漏れている

冷媒ガスとは、室内の温度調節に欠かせないガスのことです。冷媒ガスは、室内機と室外機を繋ぐ配管の中を循環し、室内外の熱を移動させることで、部屋を暖めたり冷やしたりしています。しかしながら、配管が劣化・破損すると、冷媒ガスが配管から漏れ出て室内の温度調節ができなくなります。

冷媒ガスの漏れは、配管の劣化の他にも、初期不良や取り付けのミス、腐食などでも起こり得ます。冷媒ガスが漏れている場合も、自分で修理するのは難しいので、エアコン販売店やメーカーに修理依頼をしましょう。

エアコンの取り付け業者が来る前に準備すべき5つのこと

エアコンの取り外しや取り付けで業者を呼んだはいいものの、それなりの事前準備を済ませておかないと、作業が進行しないばかりかエアコンの取り付けができないこともあります。ここからは、業者が来る前に最低限しておきたい事前準備を5つ紹介します。

部屋の広さに合ったエアコンを選んでおく

部屋の広さや構造に見合っていないエアコンを取り付けると、エアコンの効きが悪く、電気代も高くつくため、部屋の広さや構造に適したエアコンを予め選んでおきましょう。エアコンは、6畳用から8、10、12、14、18、20、23畳用まであり、畳数が多いほどワット数も大きいものを取り付けることになります。また、木造と鉄筋ではエアコンの効きが多少異なるので、家電販売店で最適モデルを確かめておくといいでしょう。

作業スペースを確保しておく

エアコンの取り付け業者は室内機と室内機の取り付けを同時に行います。特に、パイプ用の穴あけ時には、室内外の壁や柱を傷付けないよう、広めに厚手のマットを敷いたり養生テープで保護したりするので、室内の作業スペースは十分に確保しておきましょう。

一戸建ての場合は図面を準備しておく

エアコンの取り付け業者は、むやみやたらに壁に穴を開けてエアコンを取り付けるわけではありません。穴開け位置は空洞な場所を選び、柱や筋交いを傷つけないよう慎重にパイプの穴開け工事を行います。そのため、予め家の図面を準備しておき、エアコンをどの位置に設置するか決めておくと、業者も迷わず工事が行えます。

リモコンを準備しておく

エアコンを取り外したり付け替えたりする場合、ガスの回収や運転確認のためにリモコンを必ず使用します。特に、エアコンが何台もある中で古いエアコンを取り外す場合や、普段からリモコンを定位置に置かない場合は、リモコンも行方不明になりやすいと言えます。業者が来たときに慌ててリモコンを探すことがないよう、予め準備しておきましょう。

契約後に支払いを済ませている場合を除いて、業者によっては、工事完了後に現金での支払いを望むところも少なくありません。工事代も安くないので、契約後見積書を貰ったら、前もって現金の準備を済ませておくと当日慌てずに済みます。支払方法は現金なのか銀行振込なのかカード払いなのか、工事前に業者に確認しておくといいでしょう。

エアコン取り付けの作業工程と所要時間は?

さて、実際に業者が来たところでいよいよエアコンの取り付け開始です。とはいえ、作業工程を知らないと、本当に抜かりなく工事してくれているのか不安になりますよね。そこで、ここからはエアコン取り付けの作業工程を紹介します。エアコンの取り付け工程は、主に「据付板の取り付け」「パイプ用の穴開け」「室内機・室外機の取り付け」「配管の接続」「真空引き」に分けられます。

準備から取り付け完了までに要する時間は、およそ1時間から2時間が標準です。取り付けについて細かく言えば、「電線とドレンホースの接続」「配管のルート決め」「冷媒ガスの開放」などの作業も必要とします。しかし、ここでは全体の流れを大まかに掴むために、「据付板の取り付け」「パイプ用の穴開け」「室内機・室外機の取り付け」「配管の接続」「真空引き」の5工程に絞って説明します。

据付板の取り付け

エアコンの取り付け位置が決まったら、エアコンの室内機を取り付けるために据付板を設置します。据付板がしっかり固定されていないと、室内機がぐらついたり落下したりして事故に繋がるため注意が必要です。そのため、据付板は下地センサーなどで下地を探した後、ビスを使って木下地にしっかりと固定します。

具体的には、据付板の取り付け位置に目印を付け、下地に穴開けをしてボードアンカーを打ち込み、最後にビスで据付板を取り付ければ完了です。

パイプ用の穴開け工事

次に、電動ドリルで壁に穴を開けてパイプ用の通路を作ります。手順としては、図面を確認しながら筋交いや柱がない位置を探し、鉛筆やペンで下書きをします。次に、ドリルの芯棒を壁に垂直に当てながら慎重に穴を開けていきます。壁材が薄い場合は穴開けにさほど時間はかかりませんが、厚い場合は時間がかかります。

室内機・室外機の取り付け

据付板の取り付け、穴開け工事が終わったら、電線とドレンホースをパイプ穴に通し、先に室内機を取り付けます。室内機は、据付板に引っ掛けるようにして固定します。遠目から見てエアコンが傾いておらず、エアコンを手前に引いてもぐらついたり据付板が外れたりしなければ成功です。

配管の接続

室内機の固定が済んだら、配管パイプやドレンホースが外に出た状態になっているので、これをビニールテープで束ねます。また、このとき専用のパテで壁の穴を埋めて、雨風が侵入しないようにします。配管パイプはパイプカッターでカットし、長さを整え、「フレア加工」を施します。

フレア加工とは、パイプの先が室外機のバルブに接続しやすいよう、切り口の先を広げる工程のことです。これが終わったら、室外機のバルブに配管を接続し、フレアナットをしっかり締めます。

真空引き

室外機のバルブに配管を接続しただけでは、配管に空気が詰まっているため、最後に真空引きを行います。真空引きとは、配管内の空気や水分を追い出す作業のことです。真空引きは通常、「真空ポンプ」と「ゲージマニホールド」と呼ばれる圧力計を使って行います。

ガス漏れも、このゲージマニホールドを使ってチェックします。真空引きが終わったら、室外機に付いた両側のバルブを六角レンチを差し込んで反時計回りに回します。これで冷媒ガスが循環し、エアコンが使えるようになります。

エアコンを取り付ける前に自分でできる6つのチェックポイント

自分でエアコンを取り付ける場合も、エアコンのスペックや取り付け場所を確認するなど、事前準備を済ませておくと後の作業がスムーズに進みます。ここからは、エアコンを取り付ける前に自分でできる6つのチェック項目を紹介します。

エアコンのスペック

エアコンは、それぞれ部屋の広さに適したサイズとワット数があり、モデルによって性能も異なります。一般的には、ワット数が大きいほどエアコンのサイズも大きく、広い部屋で使えます。ワット数については、6畳用で2.2kw、23畳用で7.1kwと大きく異なりパワーが違うので、確認は必須です。

モデルについては、省エネタイプで機能が充実した「最上位モデル」や、エアコン内部の自動お掃除機能が付いた「自動お掃除モデル」、冷房重視で省エネやその他機能が付いていない「ベーシックモデル」が存在します。「最上位モデル」や「自動お掃除モデル」は「ベーシックモデル」に比べて高いですが、長く使用できる特徴もあるため、それぞれ使う部屋の用途に合わせて選びましょう。

エアコンの取り付け場所

エアコンの取り付け位置を決めておくことも大切です。エアコンの室内機はどこにでも設置できるわけではなく、次の3条件を満たした場所にしか設置できません。

  • エアコン専用コンセントの近く
  • エアコンの配管穴よりも高い場所
  • 火災報知器から最低でも1.5m離れている場所

また、エアコンが効率的に稼働するためには、以下のような場所に室内機を設置することも大切です。

  • 部屋の壁の短辺
  • 室内機の下に障害物がない場所
  • 室内機のための通気スペースがある場所

まず、エアコンは部屋の壁の短辺に取り付けることで、送風する面積が広がり、温度調節が効率的にできるようになります。また、エアコン周りに十分な通気スペースがあると、室外機が十分な量の空気を取り込めるので部屋を効率的に冷やせます。逆に通気スペースがないと、取り込める空気の量が減るので電気効率が低下するわけです。

室内機の下に障害物がないことも大切なチェック項目です。空気は冷たい空気が床に滞り、暖かい空気が天井に滞るため、暖房運転時には床から送風するのが一般的です。しかし、ここに障害物があると床まで風が届かず、循環もうまくできないため足元が温まりません。エアコンの設置場所は、これらの条件を満たした場所を選ぶようにしましょう。

室外機の設置場所

工事前に室外機の設置場所を決めておきましょう。室外機は室内機に近い場所に置くのがベストです。エアコンを1階に取り付けるときは、地上に設置する「地上置き」、2階に取り付けるときはとベランダ・テラスに設置する「ベランダ置き」が主流ですが、中には家の構造上難しいことも考えられます。

その際は、天井から吊り上げて設置する「天井吊り」や壁面に固定する「壁面設置」、2階の室内機を1階地上の室外機と繋ぐ「2階立下置き」、既存の室外機の上に重ねて置く「2段ラック置き」などで対応しましょう。

「パイプ用配管穴」と「エアコン専用コンセント」の有無

「パイプ用配管穴」と「エアコン専用コンセント」の有無も忘れずにチェックしておきましょう。パイプ用配管穴がないと、室内機と室外機をパイプで繋げないので、別途穴開け工事が必要になります。また、家の造りが木造か木造以外か(鉄骨や鉄筋コンクリートなど)によって工事費も変わるため、家の造りを把握しておくことも欠かせません。

エアコン専用コンセントがない場合も、同様に増設工事が必要になります。専用コンセントがある場合でも、エアコン室内機のプラグがコンセントの形状に合わない場合は別途工事費がかかります。

ブレーカー(電気量と電圧)の確認

自宅のブレーカーを探して、使用可能な電気量と電圧をチェックしましょう。ブレーカーは通常、台所や玄関、洗面所などにあります。ブレーカーで確認するのは、「電流(A)の数値」「アンペアブレーカーの線」「エアコンの回線回路の有無」の3点です。

まず、電流(A)の数値が30A以上あるかを確認します。30A以上あればエアコンは快適に運転するので問題ありません。次に、アンペアブレーカーに色違いの線が何本入っているかを確認します。白・黒の2本線であれば、100Vのエアコンが使え、赤・白・黒の3本線であれば200Vのエアコンが使えます。

最後に、エアコン回線回路の確認です。エアコン回線回路があれば、エアコンは問題なく使えます。なければ、空き回路があるかを確認しましょう。空き回路があればエアコン回路を増設できるので安心です。

自分では難しいエアコンの撤去・取り付けは専門業者に依頼しよう!

取り付け場所の確認やブレーカーのチェック、エアコン選びなどは自分でできても、エアコンの撤去や設置は容易ではありません。無理をして自力で工事すると失敗しかねませんので、自信のない方は専門業者に依頼すると安心です。

エアコン工事の日取りは余裕をもって依頼を

エアコン工事の日取りは余裕をもって早めに決めておきましょう。業者に早めに連絡し、工事日を決めておかないと、いざエアコンが必要なときに使えない、という事態に陥りかねません。特に、エアコンを必要とする7・8月はエアコン工事業者も繁忙期です。早めに予約を入れておいて損はないので、早急に済ませておきましょう。

業者によっては即日施工や翌日施工が可能な場合も

家電販売店や業者によっては、エアコンを買ったその日のうちや翌日に工事をしてくれるところもあります。例えば、家電販売店で言えば「エディオン」や「ヨドバシ」が有名です。その他、ネットで検索すれば即日・翌日施工可能な業者も出てくるので、急ぎの場合は探してみることをおすすめします。

まとめ・エアコンの取り付けは余裕をもって準備を

エアコンの撤去・取り付けは、安全第一で、事前準備を整えたうえで余裕をもって行うようにしましょう。今回紹介したように、業者に工事を依頼する場合でも、エアコン選びやスペースの確保、図面やリモコン、支払いの準備など、すべきことがたくさんあります。

また、自分でエアコンを取り付ける場合、エアコンのスペックをよく調べたうえで、設置場所を決めたり配管穴やブレーカーの確認をしたり、と工事前にすべきことも少なくありません。業者にエアコン工事を依頼する場合でも自分で取り付ける場合でも、日取り決めと準備は余裕をもって行い、工事日に怪我することがないようにしましょう。