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コンセントが焦げた!【パナソニック:WTP1532WKP へ交換】事例を解説!

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コンセント
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住宅で使用される一般的なコンセントには、100V/15Aという許容値があります。コンセントから電力を供給して家電製品を使用する場合、電圧は100Vから大きく変化することはありませんが、電流値は電気を使えば使うほど大きくなります。

ひとつのコンセントから、たこ足配線などで電気を使用するとき、許容値の15Aを超えて電気を使用すると、コンセントや配線が発熱して火災にまで発展する危険性があるのです。

今回は、実際に、容量オーバーとなったコンセントを交換した事例を交えながら、当日の作業内容をわかりやすく解説させていただきます。

コンセントが焦げたので交換したい

焦げたコンセント width=

「作業員事務所内のコンセントが焦げてしまったので、交換してほしい」というご依頼を、八王子市のお客様からいただきました。冬場であったことから、電気ストーブやホットカーペットなどの電源をひとつのコンセントから供給して、許容値を超えてしまったケースが考えられました。

現地に到着し、お客様に話を伺うと「ケーブルタップを使用していたので、暖房器具もそこから電源をとっていた。ケーブルタップの発熱に気づいて使用を止めたが、コンセントが焦げてしまった」ということでした。コンセントを見ると焦げているのが確認できたので、発熱した状況を想像できました。状況が把握できたので、作業を開始します。

分電盤にて、該当する安全ブレーカを落としました。検電器で確認後、コンセントを外します。

電線の絶縁被覆電線の絶縁被覆

挿し込まれた電線も外して状態を確認すると、電線の絶縁被覆には焦げたり、熱で溶けたあとは見当たりませんでした。これならコンセントの交換のみで、配線を引き直す必要はなさそうです。こちらは、横にテレビ端子が配置されたコンセントでしたが、テレビ端子に損傷はなくそのまま使用できそうです。

焦げたコンセントを【パナソニック:WTP1532WKP】に交換して完了

焦げたコンセントを【パナソニック:WTP1532WKP】に交換

ダブルコンセントのみを新品に交換しました。コンセントカバーも交換して作業完了です。念のため、屋内配線の絶縁状態を確認しておきます。安全ブレーカの負荷側を外して、黒線と白線の絶縁抵抗を測ります。100Vの回路なので、使用するレンジは125V、合否判定値は0.1MΩ以上でしたが、結果は2MΩでした。数値的には問題ないですが、少し値が低いようなので、同じ回路のアース付きのコンセントの状態も確認してみましょう。

同じ回路のアース付きのコンセント

アース付きのコンセントを外してみると、電線の挿し込み口付近に、うっすらと焦げたあとがありました。試しにコンセントから電線を外し、再度絶縁抵抗を測定すると、結果は30MΩとなり改善されました。

アース付きコンセントの交換。

絶縁性能が落ちているのでアース付きのコンセントも交換したほうが良いとお客様に伝えて、交換しました。これですべての作業が完了です。

消費電力の大きい家電製品は要注意

冬場に使用する暖房器具は、消費電力が大きい傾向があります。今回のように、ひとつのコンセントにケーブルタップをつないで、たこ足配線の状態になると、コンセントの許容値である15Aを超えてしまうことも多いでしょう。

石油やガスを使わないセラミックファンヒーターや、ヒーター部分が赤く染まる遠赤外線ヒーターなどは、消費電力が1000W以上の製品も多いです。1000Wは10Aに相当するので、電気ストーブをつないでいるコンセントは、ほかの家電製品との併用を避けたほうが良いでしょう。また、電子レンジなど、一時的に消費電力の大きい家電製品を使うときは併用を避け、その間は電気ストーブを消すなどの工夫をすれば問題なく使用できます。

コンセントが焦げた原因とは

ここで、コンセントが焦げたり、負荷がかかる原因について考えてみましょう。

スイッチをONにしたまま差し込んでいる

家電製品の電源を入れたとき、一瞬だけ、通常より大きい電流が流れます。これは突入電流と呼ばれますが、家電製品によっては通常の数倍の電流が流れることもあります。

家電製品の電源をONにしたまま、電源プラグをコンセントに挿し込むと、まだしっかりと接続されていない状態で触れた瞬間に、通常より大きな突入電流が流れることになります。電気が勢いよく流れることで、火花が出るケースもあり、電気が通る導体部分が損傷することもあります。家電製品を使うときは、必ずOFFの状態でコンセントにつなぐようにしましょう。

関連記事『コンセントが焦げてる!発火・火花等のトラブル原因と修理・対処法』も併せてご参照ください。

電流が過剰に流れた

家電製品が故障して内部でショートしたとき、コンセントや電線にも大きな電流が流れます。その場合は、安全ブレーカが動作して電力が遮断されるので、火災に発展するようなことはありません。ただ、コンセントには焦げたあとが残るかもしれません。

焦げたあとがあるコンセントは、過去に大きな電流が流れた可能性があります。

トラッキング現象

コンセントと電源プラグの間にホコリがたまると、そのホコリが湿気を含むことで電気の通り道(トラック)ができてしまうことがあります。そこに電気が流れてしまうとショートした状態となり、勢いよく電流が流れて発火する危険があります。このようなトラッキング現象は、常時コンセントにつながっている、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどで発生しやすいです。日ごろから、コンセントまわりの清掃を心がけるようにしましょう。

たこ足配線をしている

ひとつのコンセントにケーブルタップをつないで家電製品を併用すると、気づかない間に電気をたくさん使ってしまいそうです。コンセントには、100V/15Aの許容値があり、安全ブレーカは20Aであることが多いので、ブレーカが落ちなくても許容値の15Aを超えて電気を使ってしまう状況はあり得ます。

暖房器具など、消費電力が大きい家電製品を使う場合は、電源のとり方を工夫したり、併用しないように注意する必要があります。

電源タップ

サンワサプライ公式ページより:https://www.sanwa.co.jp/product/syohin?code=TAP-BR36A-1

15Aの安全ブレーカとトラッキング対策がほどこされた、電源タップも販売されています。

焦げたコンセントの交換は業者へ依頼しよう

テスターでコンセントのチェック。

コンセントに焦げたあとがあったり、電源タップが変形している場合は、過去に大きな電流が流れた可能性があります。大きな電流が流れることで絶縁体が損傷していれば、絶縁抵抗値も小さくなります。電気を安全に使うために、傷ついた電路のパーツは新しいものに交換する必要があるのです。

また、コンセントは簡単な構造になっており、接続も電線の被覆をむいて挿し込むだけなので、ご自身での交換作業も可能でしょう。ただ、コンセントに電線をつなぐ作業は、資格がないとできないことになっています。火災にも発展しかねない、電気に関する作業は、必ず資格のある専門の業者さんに依頼するようにしましょう。

『DENKI110』では、コンセントの交換にも迅速に対応しております。資格を持った作業員が担当しますので、お気軽にご相談ください。

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