屋根が壊れたプレハブ小屋の漏電対策
渋川市北橘町のお客様
伊香保温泉を有し、紅葉も美しく観光地としても有名な群馬県渋川市。
今回は、渋川市にお住いのお客様から、「プレハブ小屋の屋根が壊れて雨漏りし、それによって漏電が起こっているようです」との相談を受けて作業に向かいました。
漏電は、火災や感電につながる危険性がありますし、漏電していると電化製品を使うことができないため、早急な処置が必要です。
漏電は、一般的には絶縁体などが破れたりすることにより、電気を使用する回路以外に電力が流れてしまうことをいいます。
今回の場合は、プレハブ小屋の屋根が壊れてしまい、そこから雨が浸入して絶縁体の隙間にまで入り込み、水を通して電気が流れてしまっている状態にあります。
ふだんは使用していないプレハブ小屋ですが、放置しておくと、漏れた電気がホコリなどによって発火して火災を起こしてしまう危険性もあります。
根本的な解決策としては、プレハブ小屋の屋根を補修して、雨漏りしないようにするべきですが、屋根の補修にも時間がかかりますし、すでに雨漏りしていて漏電が危険な状態の場合は、まず電気を止めることが最優先になります。
そのため、今回のご依頼はプレハブ小屋の電気を止めてほしいというものでした。
すでに建物に触れるとビリビリと電気を感じるようになっていたため、ご自身で作業をおこなうのは危険な状態にありました。
漏電が発生した場合、何もしなくても停電になる場合もあります。それは、ブレーカーにある漏電遮断器(漏電ブレーカー)が漏電を感知して自動に切れている場合です。
ただ、漏電していてもブレーカーの種類や電流の量によっては漏電ブレーカーが作動しないこともあります。
今回は、漏電ブレーカーが作動しない種類だったので、調査をして漏電している箇所を突き止め、いったん電気を止める作業をおこないました。
作業後、電気を止めて安全な状態にし、お客様のほうで別途工事を依頼してプレハブ小屋の屋根の修理をおこなったそうです。
漏電すると、家電製品が壊れたり、電気代が異常に高くなったりするため、特に大きな影響を感じない場合でも、早めに対処することをおすすめします。
また、漏電による感電は、強いものばかりではなく、びりびりと体感する程度の微弱な場合もあります。漏電しているかどうかわからない場合でも、そういった異常を感じたら漏電
スタッフの声
電気代の高騰やびりびりを感じたら早めに相談を!
漏電はめったに起こらないようなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実際は絶縁体の劣化や雨漏りなどで発生しやすい事象です。
特に、雨の日に限って理由もなくブレーカーが落ちてしまうという場合は、知らないうちにどこかで漏電が発生していることも少なくありません。
漏電したからといって、すぐに火災や大規模な被害が起きるというわけではありませんが、ふだんと変わらないように生活しているのに、なぜか電気代が高い、何度もブレーカーが落ちるなど、小さな不具合が継続して起こる場合もあります。
今回のお客様のように、あまり使用しないような小屋で漏電が起こると、知らないうちに発火して火事につながってしまうことも考えられますので、電気の使用量などは毎月チェックしておいて、おかしいことがあれば随時点検などの依頼をされることをおすすめします。
渋川市特有のトラブル
渋川市で起こりやすい突風や凍結で屋根が破損した場合は漏電に注意!
渋川市は、群馬県のほぼ中央に位置し伊香保温泉で有名な観光地としても人気です。豊かな自然に囲まれ、遺跡や自然公園なども多数あり、お祭りなどでもにぎわう住みやすい地域です。
群馬県は自然災害などが起こりにくく、台風などの被害も少なめですが、最近では突風が起こって話題になったりしますし、冬季は急激に気温が下がって瓦が凍結して破損してしまうこともあります。
こういった突風や凍結によって、家屋の屋根が壊れ、雨漏りが発生して知らないうちに漏電を引き起こしてしまうこともあるのです。
また、突風でテレビアンテナが傾いたり、玄関に設置した外灯が破損してしまったり、家の外にある配線に影響が出てしまう可能性もあります。
こういった、命に直結するような被害ではない場合でも、放置しておくと感電や火災などの大きな被害につながる可能性もあります。
特に、これまで自然災害などの被害がなく、安全だと思っている時こそ注意が必要です。
漏電だけでなく、停電やアンテナの破損を修理しようとして、かえってけがをしてしまうような二次被害が起こることもありますし、ふだんから十分な備えをしていないことによって、いざという時に動けなくなってしまうこともあります。
また、突風によって太陽光発電のパネルが吹き飛ばされたなどの実例もあり、金銭的な負担を強いられることもあるでしょう。
人間の力で自然災害を避けることはできませんが、何かが起こった時に被害を少なくするための工夫を凝らすことはできます。
たとえば、突風や凍結に備えて屋根や壁を補強したり、停電した時のために懐中電灯をわかりやすいところに置いたりといったちょっとしたことでもいいでしょう。
漏電の場合は、すぐに気づかないこともありますので電気に関して、何かいつもと違うようなことがあれば、点検を依頼することで早期発見することができます。
また、漏電やアンテナの修理などは危険を伴う作業となり、資格を持つ者にしか作業できないこともありますので、無理にご自分で対処しようとせず、専門家に相談することをおすすめします。
弊社では、各地域で電気工事や電気にまつわるトラブルの対処に応じておりますので、自然災害などで電気に不具合が生じた場合でもお気軽にご相談ください。