むき出しのエアコン配管からの水漏れ
藤岡市緑埜にお住まいの方
群馬県の南西部に位置し、数々の史跡や古墳が残る藤岡市。世界遺産にも認定された富岡製糸場にまつわる絹産業遺産も有する歴史深い街です。豊かな自然にも恵まれており、藤の花が有名な観光スポットや温泉などもあり、住むのにも観光にも適したのんびりした地域です。
今回ご依頼があったのは、そんな藤岡市にお住まいの方からで、エアコンから延びている配管の水漏れがあるということです。
エアコンの不具合に多いのが配管からの水漏れで、その原因の多くは、エアコンから水を排出するためのドレンホースの詰まりによるものです。
エアコンが部屋を冷やしたり暖めたりする仕組みは、冷媒と呼ばれるガスが室内機と室外機を行き来してその温度を変え、部屋の中に冷気や暖気を送り込むことで成り立っています。
急激な温度変化により、結露などで空気が水分に変化することは避けられず、そのためにエアコンには発生した水分を排出するためのドレンホースが設置されています。
しかし、このドレンホースが汚れやホコリなどで詰まってしまうと、行き場を失った水が逆流して、室内のエアコン本体や配管の途中から水漏れしてしまいます。
今回のケースも、ドレンホースの詰まりが原因であることがわかりました。
水漏れ自体はよくあることですが、今回のお客様のエアコンは、室内機から延びる配管がむきだしで押入れを通っており、押入れの中で水漏れが起こっていたため、湿気がこもってカビが発生しやすくなっていることが問題となっています。
作業内容としては、ドレンホースに詰まっている異物や汚れを取り除いて通りを良くし、今後詰まることのないように古いホースを新しいホースに交換しました。
ドレンホースの交換によって水漏れは止まりましたが、今後押し入れ内で水漏れが起こらないように、むき出しの配管に化粧カバーをかぶせて、しっかりと保護するようにしました。
また、ドレンホースが詰まらないように、ホースの排出口を整理して水が通りやすいような工夫も施してありますので、今後は安心してエアコンを使えるようになるでしょう。
エアコンの不具合は、施工時の状況によっても変わってきますので、その都度適した処置を行う必要があります。
ドレンホースの詰まりはご自身で解消させることもできますが、どこが詰まっているのかわからない、なかなか改善されないという場合には、ぜひ弊社にご相談ください。
スタッフの声
エアコンの水漏れは二次災害を防ぐために早めの対処を
エアコンの仕組み上、エアコン内部に水がたまってしまうのは避けられないことです。重要なのは、室内で水漏れが起こらないよう、正常に排水を促すこと。水漏れは、放っておくと壁紙や床を劣化させてカビが発生したり家電製品を壊してしまったりする恐れもあるため、早めの対処が必要です。
今回のお客様のように、押入れなどの目立ちにくい箇所で水漏れが起こっていることもありますので、部屋の湿気がひどいという場合には、どこかで水漏れが起こっていないかチェックするようにしましょう。
ドレンホースの位置を直したり、排水しやすいように整えておくなど、ご自身でできる対処法もあります。
また、ドレンホース以外にも、室外機内の故障や壁の中を通っている配管で不具合が生じている場合は、プロにしかできない作業もありますので、水漏れを発見した際にはぜひ弊社にご相談ください。
藤岡市特有のトラブル
藤岡市では寒い時期の暖房などの使用に注意
藤岡市は、群馬県の南西部に位置し、山や湖沼、河川などに囲まれた自然豊かな地域です。山岳部も含まれているため、寒暖差が激しく冬場の寒さが厳しくなるところもあります。
夏場の最高気温は30度程度で、都心部などと比べても涼しい傾向にあります。
平地部は過ごしやすい気候ですが、山間部では冬場に冷え込むことも多いため、エアコンや暖房器具は必須であり、消費電力の高い電化製品を複数使用してブレーカーが落ちてしまわないように注意が必要です。
頻繁にブレーカーが落ちてしまうようなら、使用する電化製品の消費量に見合っていないアンペアで契約されているおそれがありますので、契約内容を見直してみる必要があるでしょう。暖房の効きが悪いと電気代も割高になりますので、エアコンの性能が落ちてきたと感じる場合は、ガスの充てんなどをおこなったほうがいいかもしれません。
また、電化製品がショートしてしまわないように、使用する環境や使用頻度などにも気を付けたいところです。
また、藤岡市は山や河川に囲まれているため、大雨の際には土砂崩れや洪水などに十分注意する必要があります。
急傾斜地のエリアでは、土砂災害警報区域に設定されていることもあり、警報が発令された際には、迅速に避難する必要があります。
災害時には、停電なども起こりやすいため懐中電灯の用意をしておくなどの準備も有効ですが、心配なのは停電が復旧した時に、暖房などの電化製品の電源が入ったままとなって避難している間に火災が発生してしまうことです。
災害時には非難する前に電化製品のコンセントを抜いたり、ブレーカーを落としておくなどの二次被害予防をしておくことをおすすめします。
そのためにも、ふだんからブレーカーの位置やスイッチの場所などを確認しておき、災害時や緊急時に備えておくようにしましょう。
こういった災害予防が、ふだんの生活にも役立ちますし、電気系統のトラブルにも落ち着いて対応できるようになります。
大きな被害になる前に、ブレーカーやコンセントなどに異常が見つかった場合は、弊社にご相談くだされば、適切な対応方法をご提案させていただきます。