三相200vコンセントの種類から変換プラグの注意点まで詳しく解説します

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「あれ、コンセントの形が違う…」と思ったことはありませんか?

電化製品を使うためには、コンセントにプラグを差し込む必要があります。

しかし、電気を使うための契約方法は複数の種類があるため、必要な『電圧』『電流』に合わせてコンセントやプラグの形が変わります。

その理由は、『間違えて接続しないようにするため』です。

種類の違うコンセントとプラグを接続すると、思いもよらないトラブルが起こるかもしれません。

「それなら、コンセントの形が違う時はどうするの?」と疑問に思いますよね?

そんな時は、『コンセントやプラグを交換する』ことで解決します。

交換作業は『電気工事士』の資格が必要な場合があり、何より素人が行うと危険です。

これは業務用の【三相200V】でも同じで、扱う電力が大きいので細心の注意が必要です。

ですから、トラブルを起こさないために、コンセントの種類や形について確認しておきましょう。

この記事では、【三相200V】のコンセントの種類や変換プラグの注意点について解説しています。

目次

三相200Vコンセントの種類

三相200vコンセント

まずは、コンセントの種類について簡単に解説していきます。

みなさんが電気を使うためには、電力会社と契約する必要があります。

この契約は、大きく分けて2種類あります。

  • 一般家庭は【単相100V・200V】
  • 業務用は【三相200V】

【三相200V】で契約すると、大きな電力で動く業務用の電化製品などを使うことができます。

【三相200V】のコンセントにも、いくつか種類があります。

三相200Vコンセントの種類

まず、【三相200V】のコンセントは接地(アース)の有無で2つに分けることができます。

その上で、プラグが抜けないように引っ掛けるタイプもあります。

他にも、『電圧(V)』『電流(A)』によって変わります。

  • アース有りは6種類
  • アース無しは5種類

三相200Vコンセントの接地とは

イメージ図

『接地』とはアース線に接続することを指します。

アース線は電化製品と大地(earth:アース)を繋げておくことで、感電するのを防ぐ役割があります。

みなさんも、普段からアース線が付いている電化製品を使っているはずです。

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ

水を使う場所では漏電するリスクが高くなるため、アースに接続することで電化製品をより安全に使うことができます。

ちなみに、コンセントに接地があるプラグを挿す時は、アースが先に接続されるように金属端子が少し長くなっています。

衝撃にも薬品にも耐えられる種類もある

コンセントには、病院などの特殊な環境に合わせて作られたタイプもあります。

接地性能が高い

医療用電子機器の動作を安定させます。

衝撃に強い

ぶつかっても壊れにくいです。

薬品でも腐食しない

手術でさまざまな種類のガスなどを使うためです。

三相200Vの配線

工具

ここからは、『三相』の配線について簡単に解説していきます。

三相は3本の線で電気を送るため、『三相3線式』と呼ばれます。

3本の電線の間の電圧は、それぞれ200Vになります。

タイミングをずらして3本全てに電気を流すことで、モーターを一定方向に回転させることができます。

回転方向を変えることもできる

三相の配線を工夫すると、回転の方向を変えることができます。

具体的には、電気を流すタイミングの1番と3番を入れ替えると逆回転になります。

つまり、モーターなどの回転方向を逆にしたい場合は、配線を変えることで可能になります。

ただし、配線を変える作業は『電気工事士』の資格が必要なので、専門業者に依頼しましょう。

コンセント変換プラグは使える?

コンセント変換プラグ

「コンセントの形が違うだけなら、変換プラグで使えるのでは?」と思いませんでしたか?

変換プラグが使えるのは『アンペアが同じで、引っ掛けの有無を変更したい場合』のみです。

ただし、引っ掛け部分を変更すると、プラグが抜けやすくなるので注意しましょう。

また、純正と違う形のプラグを使用して故障した場合、保証の対象外になる可能性が高いです。

そのため、自分で判断できない場合は専門業者に相談しましょう。

もちろん『電気の110番』でも対応可能です。お気軽にご相談くださいね。

三相200vコンセント変換OKパターン表

似た形状のコンセントでも、アンペア数が異なると大きさが異なるため接続ができません。

例えば、設置付き15Aと設置付き20Aでは肉眼では違いがよく分からないほど似ていますが、差込口の大きさや密度が異なります。そのため、「ぱっと見同じだから入るかと思いきや微妙に位置がずれて差込むことができない」という状態になります。

つぎに、変換プラグが使えない例もいくつかご紹介します。

変換プラグを使ってはいけない場合

No!

以下の場合は、変換プラグを使ってはいけません。

20A⇔30Aなどアンペアが違う

アンペアが違うコンセントとプラグを接続すると、電化製品が故障したり、火災の原因になったりするからです。

三相⇔単相で契約プランが違う

【三相200V】から【単相】へ変換して電化製品を使うと、電力会社との契約違反になります。

また、【低圧電力】の契約をしていて設備を変更する場合は、電力会社に連絡する必要があります。

東京電力【動力プラン 約款】 

三相200v動力コンセントは交換できる

プラグのイメージ

上記でまとめたように、変換プラグなどを用いて同じアンペア同士ならコンセントの交換や変換が可能な場合もあります。

ここでは具体的な方法をご紹介します。

①変換プラグや変換アダプターを使用する

変換OKパターンでまとめた5パターンは、市販の変換プラグや変換アダプタ―を使用して異なる形のコンセントを使用することができます。

使い方は簡単です。通常のコンセントや延長コードを使う時と同じように使用します。

まず変換プラグや変換アダプターに差し込み、壁や床のコンセントには変換アダプターや変換プラグの方を差し込むだけです。

技術や知識、資格も不要のため、最も簡単な方法です。

②コンセントプラグを交換する

使用する機械側の電源コードのコンセントプラグを交換する方法です。

こちらの場合、コードの先端を切ってから、市販のプラグを装着して使用することになります。

機械側のコードをいじるだけなので電気工事士などの資格は不要ですが、配線に関する知識が必要になります。

また、三相200vコンセントはモーターの回転方向も制御できる仕組みから、この配線のつなぎ方を間違えると逆回転してしまったり、動かなくなってしまう危険性があります。

必ず取り扱い説明書を熟読した上で作業しましょう。

配線に自信が無い場合は無理に作業せず、電気工事事業者などのプロに任せましょう。もちろん、電気の110番でも対応いたします。お電話やメールでご連絡ください。

まとめ

イメージ図

ここまで、【三相200V】のコンセントの種類や変換プラグの注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

コンセントやプラグは、『電圧』『電流』の種類によって形が違います。

そのため、間違った使い方をすると電化製品の故障や、火災の原因になる可能性があります。

また、電力会社との契約に違反してしまうかもしれません。

自分で判断できない場合は、専門業者に相談してみましょう。

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