ブレーカー(分電盤)交換の基本

ブレーカーのイメージ
ブレーカーのイメージ

この記事では、「ブレーカーの仕組みがよくわからない。」「ブレーカーについてもっと知りたい。」という方にぜひ読んでもらいたい「ブレーカー(分電盤)交換の基本」について細かくご紹介していきます。

長く生活をしていると、突然電気が消えて真っ暗になってしまった。こわ~い!と誰しも恐怖を感じた事があるのではないでしょうか。普段ブレーカーは触ることがない方がほとんどと思いますが、このように、急に停電になってしまい、ブレーカーを触る機会がやってくる可能性もあります。
そういった時にブレーカーのスイッチの役割をそれぞれ知っていないといつまでも停電している状態が続き、生活に支障がでてきます。そこで今回はブレーカーのスイッチについて、また、ブレーカーの交換の基本について、わかりやすくアドバイスをしていきたいと思います。

1、ブレーカー(分電盤)とはそもそも何か?

分電盤とは、電気を安全に使用するために必要な漏電遮断器(漏電ブレーカー)や配線用遮断器(安全ブレーカー)を一つにまとめた箱のことです。住宅用の分電盤では、これらの他に電流制限器(アンペアブレーカー)を取り付けられるように設置スペースが設けられているものが多いです。
文字通り、電力会社から来た電気を各部屋に振り分けし、電気の使用量や漏電事故にならないように保護するという役割をしているので、多くの家ではすべての部屋に接している玄関や廊下に設置されていることが多いのです。

ブレーカー(分電盤)
ブレーカー(分電盤)

2、ブレーカーの種類(3種類)

ブレーカーには、「アンペアブレーカー」「漏電ブレーカー」「安全ブレーカー」の3種類があり、それぞれ役割が異なっています。まず、簡単にそれぞれのブレーカーの役割についてご説明します。

2-1アンペアブレーカー

アンペアブレーカーとは、日本の電力会社と需要家との間で契約された電力、すなわち、「契約アンペア値」その契約アンペア値以上の電流が流れた時、自動的に電気の供給を遮断するために設置されています。また、アンペアブレーカーは、リミッターやサービスブレーカー又は、契約ブレーカーと呼ばれる事もあります。
電力会社により設置されていない地域もあります。また、普及が進んでいて、スマートメーターへ切り替わっている場合は、アンペアブレーカーの設置の必要がなくなってきています。おもに、一般の家庭では、玄関や廊下などに設置される分電盤の中の左側に置かれることが多いです。

アンペアブレーカー
アンペアブレーカー

2-2漏電ブレーカー

漏電ブレーカーは名前の通り、漏電を防ぐための遮断器で、火災や感電などの事故を防止する目的で設置されています。屋内の配線や家電製品が万が一漏電を起こした時、異常を感知して自動的に電気を止めて事故を防いでくれます。
漏電ブレーカーは安全ブレーカーの分電盤と繋がっており、漏電が起きた部屋の安全ブレーカーを通じ、漏電ブレーカーが落ちる仕組みになっています。ゆえに、漏電ブレーカーは人が感電して死に至る事を防いでくれるものです。

漏電ブレーカー
漏電ブレーカー

<ちなみに漏電とは?>

漏電とは、電気が本来通るはずのルートを外れて流れてしまう現象をいいます。電気は電線やケーブルなどの電気を通しやすい物質の中を通り流れています。これら電線やケーブルは、外に電気が漏れないようにするために、普通は、絶縁という電気を通しにくい物質でおおわれています。
しかし、この絶縁に傷がついていたり、劣化を起こしていたら、正常な電気の通り道以外にも電気が流れ出てしまいます。これが漏電です。漏電すると、感電の危険性がありますし、火災などの深刻な事故の原因となることがあります。

2-3安全ブレーカー

安全ブレーカーは、分電盤の回路上で部屋ごとにつけられているもので、家電製品の故障でショートした時、または一度にたくさんの家電を使い過ぎた時など、部屋ごとの許容量を超えて電流が流れた時に電気を遮断するために設置されています。ですから、安全ブレーカーは、機器や配線に余分な電流が流れて、発煙や発火しないようにするものです。なお、アンペアブレーカー以外はお客様の設備となります。
また、これからは、スマートメーターへの切り替えが次々行われていますので、家電の消費電力や節電状況が一目でわかるようになり、電気代も管理しやすくなってきました。しかも、契約アンペアの設定もスマートメーターで出来るため、アンペアブレーカーの必要がなくなるのです。

安全ブレーカー
安全ブレーカー

3、ブレーカーの交換が必要なタイミングとは?

ブレーカー交換の方法解説する前に、ブレーカーの交換が必要になるケースについて知っておきましょう。ブレーカー交換が必要になるケースは、大きく分けて主に3つあります。それは、「契約電流が変わる場合」と「コンセントの電圧を変更した場合」、そして、「ブレーカーの寿命がきた場合」があります。それぞれ簡単にご説明しておきます。

3-1契約電流が変わる場合

ブレーカーの交換時期として考えられるのは、電力自由化に伴い、電気料金プランを乗り換える際、契約電流が大きく変化する事が考えられます。電力自由化では消費電力量が増えるごとに割安な電気代となるプランが登場しており、電気をたくさん使う家庭ほどお得になるものもあります。

ただし、注意しておきたいことは、それまでの契約電流から大きく引き上げて電気代を割安にするような場合には、住まいに設置されているアンペアブレーカーを確認する必要があります。仮に契約電流を許容できないタイプのアンペアブレーカーであれば契約電流を大きくしても、アンペアブレーカーが定める以上の電流を流す事はできませんから、自然と交換が必要となります。

このように電力自由化では新電力や大手電力会社が魅力的なプランを多数登場させていますが、実際に契約する前にブレーカーの性能を自分でキチンと把握しておく方がいいと思います。勿論、電気代が割安になるケースも増えていますので、ブレーカーの交換も考えてみる価値はあると言えるでしょう。

その他、電気代節約や節電のためにアンペアブレーカーを交換することもあります。容量の小さいものに交換して基本料金を安くすれば電気代が安くなるからです。ところが、家庭で使う家電の消費電力や容量と合わないと頻繁にブレーカーが落ちて電気が切れることになり、かなり不便を感じる事になりますから、よく考えてから交換をお願いしてください。また、アンペアブレーカーの設置自体が無い地域では、交換が電気代の節約や節電にはつながらないので、安易に行わない方がよいでしょう。

3-2コンセントの電圧を変更した場合

コンセントの電圧を100Vから200Vに変更し、ブレーカーが100V専用のままですと、電圧が足りずにショートの原因になってしまいます。また、それに伴って、火災の起こるリスクも大きくなってしまいます。事故が起こっては大変ですから、速やかに、コンセント交換やブレーカー交換を、電気工事のプロに依頼して下さい。これは電気工事士の資格がないとできないため、電気工事士の指示に従って下さい。

また、各家によっては電気容量がなく、エアコンの取り付けができない場合があります。どちらの場合もエアコンを取り付けるには分電盤の交換や電力会社との契約内容の変更、電線の引き直しが必要になり、建物が賃貸の場合は、管理会社の許可をとっていただく必要があります。ブレーカー交換が必要かどうかは作業員が各家の分電盤の状況を確認した上で、お客様へご案内させていただきますのでご安心ください。

3-3ブレーカーの寿命がきた場合

ブレーカーの交換時期は、基本的には耐用年数を考慮し決められています。耐用年数には、「税法上の法定耐用年数」と、「製造元が定めた耐用年数」の2種類が存在しています。

一般的に税法上の法定耐用年数は15年となっています。しかし、これはあくまでも税法上の基準であって、ブレーカー本体の耐久性や交換時期を定めているものではありません。ブレーカー本体の交換時期に必要な製造元の耐用年数をしっかりと確認することが大切です。

それでは、製造元の耐用年数はどれくらいかというと、10年から15年と定められているケースがほとんどです。ブレーカー自体はそれほど劣化が激しい設備ではなく、耐用年数以上の長期間に渡って使用されることもあります。定期的な交換や更新をおこなう場合もありますが、もし交換時期が気になるのであればブレーカー自体の設置時期を調べてみたらよいと思います。

4、ブレーカーの交換の方法は?

ブレーカーの交換はどうしたらよいのでしょうか?ブレーカーには種類があり、役割もそれぞれ異なります。いざという時に電流を遮断する大事な機械ですから、交換時期がきたら正しく交換しましょう。ブレーカーを交換する方法には大きく2パターンあります。一つは、専門の電気工事事業者に依頼する方法です。もう一つは、自分で交換するという方法になります。それでは順にご説明します。

4-1専門の電気工事事業者に依頼する方法

1つ目は、ブレーカーの交換の基本は、専門の電気工事事業者に交換を依頼するのは一番安全で安心な方法と言えるでしょう。第一種電気工事士、第二種電気工事士を取得しているスタッフが安心確実な施工を行ってくれます。エアコン増設や浴室暖房機の新設、リフォームがきっかけで分電盤の交換をする事が増えていますが、漏電が起こったときに、電気を安全に遮断する漏電ブレーカーがついていないお客様もまだまだ多く見られます。自分の家は大丈夫かな?と気になる方は気軽にいつでもご相談下さい。

業者によってブレーカー交換費用はさまざまですが、おおむね工事費は数千円から一万円程度で交換できます。そのほかにブレーカー本体の費用は必要になります。費用は利用者の負担になり、金額も業者によってことなります。ですから、電気代の節約や節電のためとはいえ、よく考えて交換する必要があります。交換することによって、基本料金が下がれば電気料金が安くなりますが、家庭の電気の使い方によっては、必ずしも安くなるとは言えません。きちんと計算してからにしましょう。

4-2自分で交換する

2つ目は、自らDIYを駆使して交換するという方法です。インターネット上にはDIYによるブレーカーの交換の方法が掲載してありますが、これらの方法を無資格者が実施してしまうと、万が一トラブルが発生した場合に罰則の適用対象となります。

ごく一般的な家庭で、分電盤のフタを開けると、思っていたよりも内部は簡素な造りで、ブレーカーの交換自体はドライバー一本あれば済むように感じてしまいがちです。漏電ブレーカーを落とし、その後にブレーカー本体のネジを取り外すだけという構造に見えるのです。さらにブレーカー本体自体はホームセンターなどで購入可能です。ただし、この方法はおススメできるものではありません。それは、ブレーカー交換には電気工事士資格が必要だからです。ブレーカー交換自体の難易度はさておき、電気工事士資格を有していない無資格者がおこなうことは法律で禁止されているのです。

交換工事自体に罰則はありませんが、交換後のトラブルが発生した場合は厳しい対応を迫られることになるでしょう。ちなみに電気工事士資格には一種と二種が存在し、家庭用のブレーカー交換に必要な資格は第二種電気工事士資格となります。くれぐれも無資格者が勝手にブレーカーの交換をすることのないよう注意が必要です。

5、ブレーカーのトラブルを防ぐために

ブレーカーのトラブルを防ぐことで、ブレーカーの交換や工事をなくすように心掛けましょう。

5-1ブレーカーの使用方法の注意点

ブレーカーの使用方法を間違えると、トラブルに発展しやすくなります。次のような使用方法は避けるようにしましょう。
・寿命以上にブレーカーを使用する。
・何度もブレーカーを開閉し、ブレーカーが壊れてしまう。
・テストボタンをオフ操作代わりに必要以上に操作する。

5-2ブレーカーの設置場所の注意点

次のような場所にブレーカーを設置するとトラブルに発展しやすいので避けるようにしましょう。
・高温になりやすい環境。
・ブレーカーまわりに障害物がある。
・粉塵がブレーカーの中に入り、故障の原因になりやすい。

このように、ブレーカーのトラブルは操作方法や、環境により発生してしまうケースもあるため注意が必要です。ブレーカーの定期調査は4年に一度です。ブレーカーのトラブルを軽減するためには、定期調査が重要です。安全にブレーカーを使用する事で事故によるブレーカーの修理や交換のリスクは抑える事が出来ます。定期調査は、あらかじめ日程を各家庭に通知する方法で行われますが、不在の場合は後日の日程調整をして必ず定期的に調査してもらいましょう。

まとめ

分電盤について色々とご説明してまいりました。ブレーカーのスイッチを日頃はあまり気にしていない方にとっても、よい勉強になったと事と思います。しばらく触る事がないブレーカーは知らないうちにホコリやゴミが溜まり、火災に繋がる事もあります。ブレーカーが落ちるということはあまり良い事ではありません。いくら漏電ブレーカーがあるからと言っても、壊れている場合もあります。そうすると知らない間に漏電しているおそれもあります。最悪の事態を避けるためにも、電気量が上がっていたり、不安があるようでしたら、一度業者に相談してみることをおススメします。最後に、ブレーカーの交換で、急いで交換しないといけない場合とそうでない場合がありますから、ブレーカーの交換が必要かどうかのチェックをする10項目をお伝えしておきます。

1、分電盤の表面が異常に暑くなっている
2、分電盤の表面が異常に変色している、焦げている
3、分電盤から異常な音がする
4、照明が急に明るくなったり、暗くなったりする
5、テレビの画面が大きくなったり小さくなったりする
6、電気器具に触るとビリビリする
7、ブレーカーがよく落ちる
8、分電盤に漏電遮断器がついていない
9、分電盤の使用が13年を超えている
10、分電盤が破損・ひび割れ・変形している

この項目に一つでもあてはまる現象がある場合は、お早めに分電盤の交換を行った方がよいと思います。一般的に住宅用分電盤は13年が交換のめやすとなっていますので、一度確かめてみてはいかがでしょうか。
また、住宅用分電盤のお手入れの方法としては、乾いた布で分電盤の表面を拭いて下さい。特に、分電盤の設置で気をつけたい場所は、温度や湿度の高いところ、ホコリの多いところ、塩気や油蒸気が多いところ、そして、衝撃や振動が多いところです。使用環境によって交換時期は異なりますが、定期的な点検を行って安全な電気生活をおくって下さい。

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漏電の料金表

作業内容 詳細 修理料金
基本調査費用 トラブルの内容に合わせて調査を行います。 6,000円
測定器調査 測定器を用いて数値で異常箇所を特定する。 3,000円~
分解調査 設備、器具を分解する。 3,000円~
分電盤内調査(15回路未満) 分電盤内を測定器調査し漏電している回路を特定する。 6,000円
分電盤内調査(15回路以上) 分電盤内を測定器調査し漏電している回路を特定する。 9,000円
漏電箇所特定調査(1回路) 漏電回路内で漏電している原因を特定する調査。 15,000円~
高所作業(2.5m以上) 作業箇所が2.5m以上の高さになる場合。 13,000円~
天井上作業 天井上の隠蔽箇所での作業。 要相談
床下作業 床下の隠蔽箇所での作業。 15,000円~
壁面作業 壁中での隠蔽箇所での作業。 15,000円~
開口作業 隠蔽部の配線調査をする前作業。 要相談
絶縁処理 漏電箇所に電気が流れないようにする。 3,000円
小ブレーカ交換 小ブレーカの交換作業。 10,000円~
漏電ブレーカ交換 漏電ブレーカの交換作業。 15,000円~
各種器具交換作業 漏電している器具の交換。 6,000円~
通線作業(露出) 電線の引き直し。 1,500円~
通線作業(隠蔽) 電線の引き直し。 3,000円~
モール作業 電線をカバーするモール設置する。 1,000円~
整線作業(ステップルインシュロックなど) 垂れたり、外れたりしないように固定する。 3,000円~
整線作業(サドルなど) 垂れたり、外れたりしないように固定する。 5,000円~
コンクリートビス穴開け 下地がコンクリートの場合にビス穴を事前に開ける作業。 3,000円~
コンクリート通線用穴開け 新線など引き直す際に通線用の穴を貫通させる作業。 10,000円~

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