異音がしてうるさいエアコン。原因と対策

エアコン

夏場や冬場など、一年を通して使用することになる家電の一つであるのが、エアコンではないでしょうか。このエアコンについては、故障して動かなくなるようなことがあれば快適な生活ができなくなってしまうというだけでなく、健康にも影響が及ぼされるというものでもあります。また、動作自体はしているものの、エアコンに故障が発生してしまっているというパターンも考えられます。そんなパターンの一つであるのが、異音がするという状態です。
エアコンは基本的に音を発している器具ではありますが、これが耳障りというほどうるさくなっているのであれば、なにか問題が発生している可能性を考えることができるでしょう。ここから先では、そんなエアコンの異音に関する様々な情報を紹介します。
最初に紹介するのは「エアコンからは一定の音がする」ということについて紹介します。先に紹介したとおり、エアコンというのは音を発する器具であることは間違いありません。そんな音がどのようなものであるのかについてを紹介する項目となります。異常なものなのか、あるいは正常な動きとして音がしているのかを判断することが重要になります。

次に紹介するのは「エアコンからする音の種類」についてです。どんな音がしているのか、ということは、エアコンの状態が正常であるかどうかを判断するために重要な要素の一つとなります。もし異常があるのであれば、早めに対応することが解決への近道となるためです。
さらに、故障ではないケースの対策、というポイントについても紹介します。故障ではないとしても、やはり異音がするのは困るもので、なんとかこれに対応できる方法がないか、ということを紹介しています。

目次

①エアコンからは一定の音がするのが当然?より静かなエアコンを探して

それではまず、エアコンから発生する音についての基本的な知識について紹介します。エアコンが音を発しているというのは、それ自体が異常な状態というわけではありません。多くの家電用品に駆動音が生じているのと同じように、エアコンにも駆動音が存在しています。ここから先では、そんなエアコンの音に関する情報を3つの項目から紹介します。
最初の項目として紹介するのは「完全に静かにさせるのは不可能」ということについてです。全くの無音で動くエアコンというのは、残念ながら存在していない、ということを簡単に説明します。
次に紹介するのは「古いエアコンの音」についてです。新しいエアコンと古いエアコンとでは、古いものの方がうるさい事が多いということについてを紹介しています。
最後に紹介するのは「エアコンと部屋のサイズ」についてです。これも実は駆動音に影響を与えるポイントの一つとなります。これらの3つのポイントについてまずは抑えておくことで、異常な駆動音とそうでない駆動音とを判別できるようにしましょう。

1.1エアコンを完全に静かにするのは原理的に不可能

最初に紹介するのは、エアコンは完全に静かにすることが出来ない機材である、ということです。これはエアコンがどのような仕組みを持っている家電であるのかということに大きく影響を受けています。エアコンを動かすためには、必ず室外機を動かす必要があります。熱や水を排出させるために必要であるためです。この室外機の動きは音を生じさせるものであるため、この時点で無音にすることは出来ません。
さらに、エアコン内部でも風を送り出すために駆動を行っているため、この音についても完全に消音することは基本的にできないものとして考えるべきです。しかし、やはり静かなエアコンとそうでないエアコンとはあり、その違いがどこにあるのかを知っておくことには重要な意味があります。

1.2古いエアコンは特にうるさい。買い替えを検討しよう

まず、エアコンのかでも特にうるさくなりやすいのが、古い物を使用している場合です。技術の革新というのは凄いもので、新しいエアコンになるほどテクノロジーが進歩しており、消音化もより行えるようになってきています。そのため、使用しているパソコンが古いものである場合、そもそもの機能が古いために音がうるさくなっている、ということが考えられます。
このようなことが原因となっている場合については、エアコン本体を買い換える以外の対策方法はありません。エアコンの耐用年数は10年前後であることが多いため、その付近を超えているのであれば、買い替えを検討してみるのが良いでしょう。

エアコンの買い替えを検討しているようなら一度専門業者に費用の見積もりも含めて交換工事をお願いしましょう。エアコンの買い替えでの取り付け工事をするならこちらから工事内容や料金を確認してください。エアコンからの異音が鳴りやまない、エアコンがうるさいので買い替えたいなど、エアコンのトラブルにお困りならお気軽にご相談下さい。

1.3エアコンには適切な部屋のサイズがある。購入前には気をつけよう

また、もう1つエアコンの駆動音がうるさくなってしまう原因として、部屋のサイズに対して使用しているエアコンのサイズが合っていないということを考えることができます。エアコンにはそれぞれ、何畳用のものであるのかが規定されています。規定されているよりも広い部屋に対してそのエアコンを使用する場合、通常の駆動よりも多くの駆動を行わなければ、冷暖房としての十分な効果を発揮することができません。そのため、その差を埋めるためにエアコンの駆動が激しくなり、当然ではありますがその分だけ音も大きくなる、ということが発生するわけです。
エアコンを購入する際には、使用する部屋の大きさに対して適切なサイズのものを選択するようにしましょう。音がうるさくなりやすいというだけではなく、駆動状態が激しくなって劣化を起こしやすくなり、故障もし安くなるというデメリットを発生させることになってしまいます。

②エアコンからはどんな音がする?正常か異常かを音の種類で聞き分けよう!

エアコンから発せられている音というのは、実は重要なバロメーターともなります。どのような音がしているのか、どこから音がしているのかを判断することによって、エアコンの状態を測ることができ、修理やメンテナンス、あるいは交換名の基準として考えることができるようになるためです。それでは、そんなエアコンに関する音の聞き分け方について紹介します。この先で紹介するのは「エアコン本体から出る音」「室外機から出る音」「明らかに故障の場合」という3つのポイントについてです。
まず重要なのは、どこから音が出ているのかを判別することです。室内機側から出ている音なのか、あるいは室外機側から出ている音なのかによって、原因は大きく違います。これをもとにして、エアコンの状態を考えるようにしましょう。

2.1エアコン本体から出る音の種類と特徴を知ろう

それではまず、エアコン本体から音が出ている場合についてのパターンを紹介します。まず最初に紹介するのは、ポコポコというような音がする場合です。水音のようなこの音がエアコン内部から発生している場合、原因となっていると考えられるのは水のつまりです。エアコンは内部で発生した水を外に排出する仕組みを持っていますが、その水が通ることになるドレンホースが詰まっている場合、これが原因となって音が発生している可能性があります。これは音がするというだけではなく、放っておくと水漏れにつながる可能性もあるため、早めに対処をしたほうが良いでしょう。
次に紹介するのは、ビシッというような音です。プラスチックがきしんでいるような音で、故障したのかと疑うような音ではあるのですが、実はこの音についてはそれ程心配する必要がある音ではありません。冷風が当たることによって、エアコンカバーのプラスチックが収縮していることが原因で発生している音であるため、異音ではないためです。エアコンの温度を上げると発生しなくなるでしょう。
次に、ガタガタというような揺れるような音がする場合です。このような場合、エアコン内部のゴミを処理するフィルターやダストボックス部分に異常があることが考えられます。これらの清掃を行った後に、装着が上手くいっていないことによって音が発生している可能性があるため、一度内部を見て取り付けを直してみると良いでしょう。
さらに、シューというような音がする場合です。空気やガスが抜けるような音に近いものですが、これについても異常が発生しているというものではありません。エアコンは空気を冷やすために冷媒ガスと呼ばれるガスを使用しています。このガスの動きによる音であるため、正常な駆動音に含まれると考えて良いでしょう。
最後に、キュルキュル、というような音がする場合についてです。この場合については、フィルターにつまりが発生している可能性があります。フィルターの清掃によって状態が治るケースが多いでしょう。

2.2室外機から出る音の種類と特徴。ご近所問題にならないために

それでは次に、室外機側から音がする場合についてです。室外機にはファンがついており、稼働中回っているということもあり、室内機に比べて大きな音がしやすいという性質があります。そのため、室外機側の音については、その多くが異常音ではなく、正常な駆動音であると言えます。
しかし、中には気を付けておいたほうが良いような音がします。ファンが回っている音ではなく、ファンがうまく回っていないことによって発生する音については故障や、何かが詰まっている可能性があります。このような音がする場合には修理や清掃を検討するのが良いでしょう。

2.3明らかに故障の場合専門家に依頼をしよう。メーカー修理の相場

異音の種類や状態からして、それが明らかに故障であるという場合については、業者に修理を依頼するようにしましょう。清掃やメンテナンスで対処できるような内容であることも多いものの、そうでないものについてはプロでなければ対処することができないためです。自分でやろうとして下手に解体をしてしまうなどするともとに戻せなくなってしまうような問題が発生することが多く、結果的に買い替えが必要になってしまうなどの大きな出費につながるケースが多いです。
それでは、エアコンの修理に関してはどのぐらいの費用が必要となるのでしょうか。メーカーの修理に関しては、どのような修理が必要であるのかによって費用が大きく変化することになります。また、修理作業に必要となる費用だけではなく、部材費や移動費などが別途発生することも多いため、総額の見積もりではなく個別の見積もりを見て判断するようにすることが重要です。

③故障ではないケースで行う対策と日頃のメンテナンス

上記の様に、エアコンから音がしているものの、それが故障ではないというケースは多くあります。故障であれば修理で改善することが出来ますが、これが故障でない場合はかえって対処に困ることになるのではないでしょうか。そこでここから先では、故障ではないものの音がするという場合の対処法について、どのようなものがあるのかを紹介します。

3.1「ポコポコ」音が堪えられないときはエアカットバルブで対策を

エアコンからボコボコ、ポコポコというような音がしていて、この音をなんとかしたいと考えるのであれば、使用することができる方法の一つにエアカットバルブの導入があります。エアカットバルブというのは、逆止弁と呼ばれる装置のことで、ドレンホースからエアコン内部に対する空気の逆流を防ぐことができる装置となります。
ドレンホースはエアコンの室内機から出た水を排出するためにどうしても必要なもので、これを流した時に空気が逆流してくることがポコポコという音を作り出しています。そのため、この逆流を防ぐ事ができれば、機能をそのままに音だけを減らす事が可能です。

3.2室外機が大きい場合に役に立つ防振シート

室外機が大きい機種である場合、通常の駆動であるにもかかわずファンの回転によって揺れが発生し、その揺れが異音として室内に聞こえているというケースもあります。このようなケースについては、防振シートを使用することで状態を改善できることが多くあります。前述のとおり揺れが原因となっているため、その揺れを抑えることができれば音を抑えることができるためです。

3.3エアコン掃除スプレーの使用は避けるべき?メリットとデメリット

次に紹介するのは、エアコンの掃除のための道具として販売されている、エアコン掃除スプレーについてです。このエアコン掃除用のスプレーに関しては、使用に賛否があるため、それぞれについてを把握した上で使用するかどうかを検討するのが良いでしょう。
エアコン掃除用スプレーを使用することによるメリットは、確かに清掃効果はあり、内部を綺麗にすることができるということです。業者に依頼するのに比べると安価に清掃を行うことができるというのがメリットとなります。
ただし、デメリットも多く存在しています。例えば薬剤の効果によってエアコン内部にダメージを与えてしまうことがあったり、残留してしまった洗浄成分の上にホコリが集まりやすくなり、状態の悪化を招いたりすることがその代表的な内容です。これらが異音の原因となってしまうケースもあります。

3.4定期的な清掃が一番!

エアコンの異音を抑える事を考えると、何より重要な意味を持つのが定期的な清掃です。フィルターの汚れなどが異音や故障に繋がっている事が多いため、必ず定期的にフィルターの掃除を行うようにしましょう。そうするだけでも、より静かにエアコンを運用できるようになるケースが多いためです。

まとめ

それでは最後に、エアコンの異音に関するまとめを紹介します。基本的に、エアコンというのは音を発生させる機材である、ということは抑えておくべきポイントの一つです。ただ、その音が大きかったり異常であったりする場合、なにか問題が発生している可能性があります。その点についても考えながら、適切な対応を取っていく事が必要となるでしょう。
エアコンの音はエアコンが故障しているかどうかを判断するためのバロメーターの一種ともなっています。変な音がするという時には対症療法をするのも良いですが、根本的な原因を探ってみるのにも良い機会となるでしょう。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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