エアコンが効かないのはガス漏れが原因かも!ガスが漏れているかチェックする方法と修理について

エアコンガスのイメージ
エアコンガスのイメージ

① エアコンが効きにくいことありませんか?

近年の酷暑には室温を快適に保つためのエアコンが欠かせず、電気代や体が冷えることを原因に使用をためらっていると、室内でも熱中症になることがあります。
そのため、エアコンがあるからといって油断せず、正常に稼働するかどうかにも常に気を付けておく必要があります。

しかし、見た目だけでは故障しているかわかりにくく、なかなか冷えないなどの不調もあるため、ある程度は自分で対処できるように、エアコンについて知っておくことをおすすめします。
今回は、エアコンの不調の原因となる「ガス漏れ」について、その原因や修理方法などをまとめました。

② エアコンの効きを悪くする「ガス漏れ」とは

エアコンをつけているのになかなか部屋が冷えない、効きが悪くなってきたと感じたら、エアコンの買い替えを検討する前に、ガス漏れを疑ってみてください。

2.1エアコンの仕組みを知ろう

まずは、エアコンの仕組みについて簡単にご説明します。
エアコンが空気を冷やしたり暖めたりするときには、液体が気体に変わる際に発生する気化熱を利用しています。
その時に使われるのが、フロンなどの冷媒ガスです。冷媒ガスは、室内にあるエアコン機器と、室外機をつないでいるパイプの中を行き来しており、室内の空気を循環させています。
冷房の場合は、冷媒ガスが部屋の中の熱を取り込んで室外機の熱交換器に送り込まれ、圧縮されて超高温になった冷媒ガスは回転するファンによって冷却されます。そうすると、圧縮された気体は熱を発しながら液体に変わります。
これによって冷やされた冷媒ガスはパイプを通って室内のエアコンへ届けられ、冷たい風を放出して部屋を涼しくしてくれるのです。
暖房の場合はその逆で、気体になった冷媒ガスが圧縮されることで液体になり、その際に発生する熱で空気を暖めて部屋に温風を届けてくれています。

つまり、冷媒ガスというのは、冷たい空気や暖かい空気を運搬し、室外機の熱交換器で冷やしたり暖めたりするために欠かせない物質なのです。

2.2冷媒ガスがなくなるとどうなる?

基本的には、通常の使用でエアコンの冷媒ガスがなくなるということはありません。定期的にガスを注入するような必要はありませんが、何らかのトラブルにより、冷媒ガスが抜けてしまうこともあります。
そうなると、室内の熱を運んで冷やすという動作がうまくいかなくなり、冷房が効きにくくなる、また逆に暖房が効かないという事態に陥ってしまいます。

もし、完全に冷媒ガスがなくなるようなことがあれば、エラー表示などが出てエアコンが作動しなくなるので、修理などで対応することもできますが、冷媒ガスが少しずつ抜けていてその量が減っているという場合には、なんとなくエアコンの効きが悪いなという程度の認識にとどまります。
大きな変化や目印がないため、今すぐ修理しないといけないということはありません。しかし、効きが悪いエアコンを使い続けていると、エアコンの温度設定や強さを過剰にしても快適な温度にならなかったり、必要ないのにエアコンをつけっぱなしにして電気代がかさんでしまったりという事態につながってしまいます。
また、大幅に冷媒ガスが漏れているような場合には、室外機の配管に霜がついたり、室内機の一部だけが冷えて氷が付着していたりといった目に見える異常が現れることもあります。

③ 冷媒ガスが漏れているか確認する方法

大幅に冷媒ガスが漏れている場合は、上記のような目に見える違いがありますし、完全に冷媒ガスが抜けきってしまうと、エアコン自体が動かなくなることもあるので、ある意味わかりやすく修理するタイミングも計れます。
しかし、少しずつガス漏れしている場合、エアコンの効きが悪いというだけではガス漏れしているかどうか判断できません。
エアコンの効きが悪く、ガス漏れが疑われる場合には、以下の方法で確認してみましょう。

3.1ガス漏れ検知器を使用する

確実にどのくらいガスが漏れているか確認するには、機械式のガス漏れ検知器を使うといいでしょう。
エアコン用の冷媒ガスのガス漏れ検知器が、ホームセンターやAmazonなどのネットショップなどで購入でき、素人にも簡単に扱うことができます。
価格も2,000円から3,000円程度と手ごろで、何度も使えるので各部屋のエアコンを調べたり、引っ越し先で使用することもできて便利です。
自分で修理したりガスを補填したりする場合には、どこでガス漏れを起こしているかわからないと作業ができませんので、エアコンの効きの悪さが気になっている人は、購入することをおすすめします。

3.2洗剤やスプレー式のガス漏れ検知材を使用する

簡単にガス漏れしているかどうかだけ知るには、洗剤を薄めたものやスプレー式のガス漏れ検知材が役立ちます。
スプレー式のガス漏れ検知材とは、配管などの気になる部分に吹き付けると、ガス漏れしていた場合にスプレーした液体がブクブクと発砲するので、気体が漏れているかどうかわかるというものです。
こちらも、ホームセンターなどで1,000円台で購入でき、スプレーの中身がなくなるまで何度も使用できます。
また、同じような効果を得るには、食器用の液体洗剤などを水で薄めて、配管に塗り付ければ漏れているガスによって泡が発生するので、漏れているかどうか判断できます。

ただ、こちらの方法ではある程度まとまった量のガスが漏れていないとわからないので、ごく微量のガス漏れの場合は、機械式のガス漏れ検知器でないと見つけることは難しいかもしれません。

3.3温度差で冷媒ガスの量を確認する

センサー付きのデジタル温度計があれば、エアコンの吸い込み口と吐き出し口の箇所ごとの温度を測ることができます。その温度差が小さければ小さいほど、冷房や暖房の効きが悪いということであり、冷媒ガスの量が少なくなっていることの証にもなります。

たとえば、エアコンの吸い込み口と吐き出し口の温度差が13度以上の場合、冷媒ガスはきちんと充てんされていて、冷房も効いているのがわかりますが、温度差が8度程度なら冷媒ガスの量が50%くらい、さらに少なく2度以内の場合は25%以下しかないと考えられます。
体感で冷房が効きにくいのなら、センサー付きの温度計を買って数値として出してみれば、どれほど効きが悪いのかわかり、修理が必要だという判断を下すことができるでしょう。
センサー付きの温度計も、ホームセンターなどで1,000円くらいで購入できるので、1つあると重宝します。

④ エアコンのガス漏れの原因と修理する方法

上記の方法でエアコンのガス漏れチェックをし、実際に冷媒ガスが漏れていることがわかったら、なるべく早く修理するようにしましょう。
冷房がきちんと冷えていなくても、エアコンを稼働させることで電気代は発生しますし、快適な室温を保つことができずに体調が悪くなったり、別の家電を設置したりして余計な出費につながってしまいます。

修理する前に、なぜ冷媒ガスが漏れてしまっているのか、その原因を探ってみましょう。その原因によって、修理を依頼する業者や方法も変わってきますので、思い当たることがないか確認してみてください。

4.1エアコン設置の際の工事ミスは取り付けた業者に依頼

最近新しくつけたばかりなのにエアコンの効きが悪いという場合は、エアコンを取り付けた際の工事ミスが考えられます。特に、引っ越しによって取り付けたエアコンが以前の家では問題なく使えていた場合や、新しいエアコンで取り付けてから1年以内などの場合は施工時の取り付けミスが有力でしょう。
エアコンの取り付けには、配管を接続する際に、決められたトルクで締め付ける必要があるのですが、このトルク管理がしっかりされていないと、ナット部分がゆるんでガスが漏れやすくなってしまうのです。
エアコンの取り付けは、経験や知識が豊富な職人さんがおこなっていると考えがちですが、家電量販店や引っ越し業者に引っ越しやエアコン購入のオプションでやってもらうことも多く、あまり詳しくない人が作業にあたることも少なくないのです。

もちろん、手順通りにきちんとやればそうそう不備はないはずですが、専門ではない経験が浅い人の作業に確実性を求めるのが厳しいこともあります。
もし、取り付けてそれほど経っていないのに接続部分からガス漏れがある場合は、取り付けてもらった業者に点検を依頼してみましょう。
その際、保証期間であれば点検や修理が無料になることもあるので、契約時の保証内容を確認してから問い合わせすることをおすすめします。
さらに安全策をとるのならば、取り付け時にどういった保証があるか確認してから契約したほうがいいでしょう。
もし、取り付けによるミスが判明して、保証や契約の内容でもめるようなら、国民生活センターなどに相談してみてください。

4.2古いエアコンの劣化によるガス漏れは買い替えも検討する

すでに何十年も使用しているエアコンの場合、特に取り付けなどで不備がなくても、配管や部品が劣化してヒビが入ったり、亀裂が生じて破損していたりする可能性があるため、自然にガス漏れしてしまうことがあります。
その場合、破損している部品や配管を交換することでも解消されますが、エアコン自体が古い場合は、エアコンそのものを新しいものに取り換える買い替えも検討してみることをおすすめします。

配管が劣化するほど使っているのなら、エアコン内部の部品も古くなって、ほかの部分も故障してしまうおそれがあるからです。
せっかく配管を新しくしても、ほかの部品が壊れてしまっては、そのたびに修理をしなくてはならず、都度出費がかさんでしまいます。
また、エアコンなどの家電は年々機能面が進化していて、古いものと比べると省エネ性やコストパフォーマンスが高く、年間の電気代も大きく変わってきます。修理費などもあわせて考えると、新しいものを買ったほうが長い目で見てお得になる可能性が高くなります。

4.3初期不良の場合はメーカーに問い合わせる

頻繁に起こることではありませんが、新しいエアコンを購入して専門の職人さんに取り付けてもらい、配管の接続などにミスがないのにガス漏れが生じている場合、エアコンの初期不良による故障が考えられます。
その場合は、メーカーや購入した店舗に連絡をして、修理や交換が可能かどうか問い合わせてみましょう。
保証期間内なら無料で修理や交換できることもありますので、買ったばかりのエアコンに不調があるようなら、できるだけ早く問い合わせしたほうがいいでしょう。

4.4原因がわからない場合は専門業者に依頼する

ガス漏れしているのがわかっても、なぜガス漏れしているのか原因がわからない場合、または、ガス漏れしているかどうか判別できないけれどエアコンの効きが悪いという場合は、エアコン専門の業者に点検や修理を依頼するのがもっとも確実で近道でしょう。
専門業者なら、ガス検知器や温度計などの機器も用意してありますし、エアコン内部の冷媒ガスの量もしっかり計測してもらうことができます。
エアコンの効きが悪い理由がほかにある可能性もありますし、ガス漏れしているのなら確実に修理をしてもらえますので、エアコンもしっかり動作するようになるでしょう。

専門業者にエアコンの点検を依頼する場合は3,000円前後ですが、出張費がかかる場合もあります。
さらに修理をしてもらうと部品を交換する必要が出てくるため、その部品によっても料金に差がありますが、相場としては1万円から5万円程度かかることが想定されます。
修理を依頼する場合には、必ず点検してもらって先に見積もりを取ってもらい、修理にいくらくらいかかるか把握してから決めるようにしましょう。
場合によっては、エアコンを新しく購入したほうが安いこともありますので、修理費があまりに高額になるようなら、買い替えたほうがいいかもしれません。

4.5自分でガスを充てんするのは危険

ガス漏れしている箇所がわかったのなら、自分でガスを充てんさせれば安く済むと考える人もいらっしゃるでしょう。
確かに、自分でガスを補充することは不可能ではありません。しかし、ガスは素人が下手に扱うと爆発する危険性のあるものですし、配管内部を真空にしたりといった難しい作業も必要になるため、専用の器具をそろえないといけません。
冷媒ガスも自分で用意しなければならないので、決して安上がりとは言えませんし、何より危険ですので自分でガスを充てんするのはおすすめしません。
自分でおこなうのはチェックするまでにとどめておき、修理については専門の業者にまかせるようにしましょう。

⑤ まとめ~エアコンの効きが悪いときは早めにガス漏れをチェック

なんとなくエアコンの効きが悪いと感じていても、わざわざガス漏れしているか確認したり、修理を依頼する人は少ないのではないでしょうか。
実際には、ガス漏れしている可能性は少なくありませんし、業者の取り付けミスもあり得ます。
設置ミスの場合でも、取り付けから時間がたちすぎると、保証期間が切れて高額な修理費用が発生することもありますので、エアコンが効きにくいと感じたら、ある程度は自分でガス漏れをチェックしてみて、修理する場合はなるべく保証の効く業者に依頼し、修理費によっては買い替えも検討してみてください。

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エアコンの料金表

症状(状態) 作業内容 修理料金
基本調査費用 トラブルの内容に合わせて調査を行います。 6,000円
エアコンが冷えない 真空引き 8,000円
冷媒ガスチャージ(充填) 8,000円
フレア再加工 3,000円~
フィルタクリーニング 3,000円~
熱交換機クリーニング(簡易洗浄) 6,000円~
熱交換機クリーニング(高圧洗浄) 15,000円~
室外機バルブ 19,000円~
エアコン交換 エアコン取外 5,000円~
エアコン取付 18,000円~
配管設置 10,000円~
スリムダクト設置 10,000円~
エアコン取付 外壁穴あけ 10,000円~
コア抜き(コンクリート) 25,000円~
隠蔽配管冷媒管延長 20,000円~
隠蔽配管電線延長 8,000円~
室外機天吊 15,000円~
室外機壁吊り 15,000円~
水漏れ ドレンホースつまり抜き 6,000円~
ドレンパンの清掃 10,000円~
エアコン室内勾配調整 15,000円~
室内機から風が出ない 室内機基盤交換 18,000円~
室内機モーター 22,000円~
室外機が動かない 室外機基盤交換 18,000円~
コンプレッサ交換 30,000円~
室外機モーター 20,000円~
リモコンで操作出来ない リモコン交換 2,000円~
リモコン受信ユニット 15,000円~
運転後、しばらくして止まる 圧縮機 30,000円~
ルーバ不良 水平ルーバ 13,000円~
室外機移設 室内機移設 5,000円~
室外機の風向きを変えたい 室外機の風向き変更 8,000円~

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