エアコンのガスには種類がある!r22/r32/r410a/r134a、必要なガスがどれか確認してホースでチャージしよう

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エアコン

一部の地域などを除いては、今となってはほとんどの家庭に於いて使用されるようになっている家電であるのが、エアコンです。気象の変化や都市化の進行に伴うヒートアイランド現象などの影響によって、日本の夏は特に暑くなっており、熱中症を避けるためにもエアコンの存在は欠かせないものとなりつつあります。また、冬場においても暖房を目的としてエアコンが使用されることが多くなっており、年間を通しての空調をエアコンに頼っているというご家庭も多いのではないでしょうか。このような状況になっているからこそ、エアコンが正しく機能しないようなことがあれば、死活問題となってしまうことも多くあります。ただ、エアコンは比較的デリケートな機材ということもあり、上手く動かなくなってしまう可能性が高いものでもあります。
ここでは、そんなエアコンのトラブルの中でも、よく発生するものの1つとしてガスに関するトラブルに付いて紹介します。エアコンの内部には必ず専用のガスが使われており、そのガスが正しく使用されている状態でなければ冷暖房の効果を発揮することができません。ここから先では、そんなエアコンのガスに関する情報をいくつかの項目に分けて紹介します。
最初に紹介するのは「エアコンに使われている冷媒ガスの種類」についてです。前述したようなガスのことを冷媒ガスと呼び、これが温度交換のために重要な役割を担っています。その冷媒ガスにもいくつかの種類があるため、そのことを紹介する項目です。
次に紹介するのは、「エアコンが冷えないのはガス欠が原因?」ということについてです。ガスが切れてしまっている状態というのはどのような状況なのでしょうか。そのことについて紹介し、その状態でのエアコンがどのように動くのかについても紹介します。
最後に紹介するのは「エアコンガスの補充」についてです。ガス欠を起こしてしまっている場合には補充が必要となるため、そのために必要となる知識について紹介する内容です。これらの内容を抑えておくことによって、いざガス欠のような症状が起こってしまった時にも焦る事なく対応ができるようになるでしょう。

①エアコンに使われている冷媒ガスの種類について知っておくべきこと

それではまずは、エアコンに使われている冷媒ガスというものについて、より具体的に紹介していきます。エアコンを使っているものの、実際のところその機能がどのようにして発揮されており、どのようなものがその機能のために必要であるのかについて把握していないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんなエアコンのガスに関する情報を「冷媒ガスってなに?そもそもどのような働きをするの?」という項目と「現在一般的に使用されている冷媒ガスの種類と特徴」という項目の2つから紹介します。

1.1冷媒ガスってなあに?そもそもどういう働きをするものなのか

それではまず、冷媒ガスというのがそもそもどのようなものであるのかについて紹介します。この冷媒ガスが使用されているのは、過程内であれば主にエアコンと冷蔵庫の2つです。共通していることから解るように、冷却を行うために必要となるガスということになります。このことについて知るためには、そもそもこれらがどのような仕組みで冷却を行っているのかについて知っておく必要があります。
基これらの機器が冷却を行う時には、気化熱と凝縮熱の仕組みが使用されています。物体は液体から気体に変化する時に、周囲から熱を奪う性質があります。これを気化熱と呼びます。逆に気体から液体に変化する場合には熱を放出する性質があり、これを凝縮熱と呼びます。
冷媒ガスと呼ばれるガス類は、通常、常温の状態では気体の形を取っています。そして、圧力を加えることによって液体化するという仕組みです。こうすることによって任意のタイミングで気化熱や凝縮熱の発生を行わせることで、空気中の温度を変化させる、というのが冷却上の仕組みとなります。
そんな冷媒ガスとして、長く使用されてきたものとしてはフロン類のガスがあります。しかし、このフロンガスはオゾン層の破壊を行う原因となっているということが分かり、現在では生産中止を始めとした様々な規制が行われるようになってきました。安定性の高い冷媒ガスだっただけにその影響は大きく、フロン類ではないガスの研究が進められています。

1.2現在一般的に使われている冷媒ガスの種類と特徴

それでは、冷媒ガスとして使用されているものにはどのようなものがあるのでしょうか。最初に紹介するのは、CFCと呼ばれるガスについてです。CFCというのはクロロフルオロカーボンの略称で、冷媒ガスとしてはr12やr502と呼ばれるものです。低温冷凍機やカーエアコン等に使用されてきたという経歴を持っていますが、オゾン層に対する影響が高いということで、生産がされなくなったガスの一つです。
次に紹介するのはHFCと呼ばれるガスについてです。ハイドロフルオロカーボンと呼ばれる種類のもので、r410a,r32,4404a,r407cなどに代表される冷媒ガスとなります。ルームエアコンなどに対して使用されることが多いもので、オゾン層への影響がない、フロンガスの代替的な役割を担うことができるガスとして注目を集めているものです。ただし、温暖化影響を与える温室効果ガスであるというようには言われています。
さらに、昨今では新冷媒と呼ばれるような種類のガスというのも登場してきました。r32がその代表的なもので、温暖化影響も少ないのが特徴的です。必要圧力が高めのガスであるため回収の義務がありますが、取扱がしやすいガスとして注目を集めるようになっています。

②エアコンが冷えないのはガス欠が原因かも?

それでは引き続き、エアコンとガスに関するトラブルについての詳細を紹介します。エアコンが冷えなくなってしまうことにはいくつかの原因を考える事ができますが、中でもわかりにくく、なぜか冷えない、となってしまいやすいのがガス欠が起こっている場合です。汚れの原因等の場合については分かる事が多いものの、ガス欠についてはそもそもエアコンのガスに関する知識がないために取り逃してしまいがちです。
それでは、そんなエアコンのガスに関する情報についてこの先では紹介していきます。最初に紹介するのは「エアコン本体のガス漏れ」、次に紹介するのは「室外機のガス漏れ」についてです。その上でさらに、「冷媒ガスの補充で性能が回復するエアコン」についても紹介します。

2.1エアコン本体のガス漏れ、ガス欠の特徴と原因

それではまず、エアコンのガス漏れについて、本体側のガス漏れが発生している場合について紹介します。本体側がガス漏れを起こしているかどうかを判断するためには、熱交換器の部分を見るようにしましょう。この熱交換器部分に霜がついてしまっているような場合、本体側のガス欠が発生している可能性が高くなります。
エアコンのガス欠が発生してしまう原因についてなのですが、これには大きく2つのものを考えることができます。1つはエアコンを設置する際に施工ミスを起こしてしまっている場合です。エアコン設置の際には配管の密閉を行うフレア加工と呼ばれる作業を行う必要があるのですが、これが十分ではないとその接合部分からガス漏れが発生し、ガスが切れてしまうことがあります。また、施工ミス以外では経年劣化による影響が考えられ、銅配管部分に亀裂や劣化が発生してしまっていることによって問題が発生している可能性もあります。
このように、ガスが漏れてしまう原因が存在している場合については、そのままガスチャージを行ってもその場所から漏れてしまうことになるため、あまり効果がありません。まずはその問題を解決した上でガスチャージを行う必要があります。

2.2室外機のガス漏れ、ガス欠の特徴と原因

次に紹介するのは、室外機のガス漏れが原因である場合についてです。室外機のガス漏れが原因であるかどうかを判断するためには、パイプ部分に霜がついている場合です。エアコンを運転させてから暫く経って霜が降りているような状態になっていたら、こちらに原因がある可能性が高いでしょう。
室外機は外に設置されている機材ということもあり、室内側のエアコンに比べると不具合が発生しやすい傾向があります。しかし、室外機もエアコンの機能のためには欠かすことができないものであるため、定期的に点検を行い状態を確認しておくことが重要です。

2.3冷媒ガスの補充で性能が回復するエアコンとは

それでは最後に、冷媒ガスの補充を行うことによって性能を回復させることができるエアコンとしてはどのようなものがあるのかを紹介します。まず考えられるのが、取り付けや移設工事の際に不備があったものです。これは前述したとおり、フレア加工の不備によるものであることが多いため、配管の接続をやり直した上ガスチャージを行うことで回復できる可能性が高いです。
次に、故障してしまっているエアコンについてです。エアコンの耐久年数というのは、当然使用頻度や使用方法、環境などによる違いがありますが、10年程度であることが多いです。この年数に近づいている場合にはどこかに問題が発生していることが多く、それがガスに関する部分である場合にはガス欠によるトラブルが発生することになります。
さらに、修理工事によって配管に問題が発生してしまっているというパターンもありえます。修理の際に配管を操作した場合、そこが弱くなってしまって壊れてしまうというケースです。せっかく修理をしたのに、と考えるものですが、デリケートな機材であるために注意しなければならないポイントです。

③エアコンガス補充に必要なものを揃えて充填しよう

それでは、実際にエアコンのガス切れが問題であると考えられる場合にどのように対処していくのかについて紹介します。まず最初に方法の一つとして考えられるのが、業者に直接依頼をしてチャージを行ってもらうという方法です。これは簡単であるものの費用はどうしても高めにかかってしまうことが多いです。それでは、自分でチャージを行う場合についてはどのような道具が必要となるのでしょうか。
まず、用意しなければならない道具の一つとして、ゲージマニホールドとチャージホースというものがあります。まずゲージマニホールドというのはエアコンと冷媒ガスボンベの間に取り付けることによって、圧力測定や封入内のガスの確認をすることができる道具です。冷媒ガスは正しい圧力状態でチャージをされていなければ機能しないため、これを使用して適切な圧力であるかどうかを確認する必要があります。ガスボンベの種類によって使用することができるマニホールドには違いがあるため、先にガスの種類を調べ、そちらを確認してから使用するマニホールドを考えるようにするのが良いでしょう。
次にチャージホースについてです。このチャージホースについては、色を見ることによってどのような圧力に対応しているものであるかが分かります。赤であれば高圧ガス、青であれば低圧ガス、黄色であれば中圧ガスというようになっています。適切な圧力のものを選び選択するようにしましょう。
また、これらの専門的な道具とは別に、室外機のカバーを外すために必要となるドライバーや、室外機のサービスポートのキャップを取り外すために使用するモンキーレンチなどが必要となります。これらの一般的な工具についてはそこまで調達が難しくはなく簡単に入手することができるでしょう。

3.1プロに頼む場合はどう?

それでは、自分でガスチャージを行うのではなく、プロに依頼をする場合についてはどうでしょうか。こちらについては専門業者に依頼を行うことになり、費用がかかることになりますが、自分でやるべきことがほとんどないというのがメリットとなります。それでは、費用についてはどのぐらいかかるものと考えるのが良いのでしょうか。
基本的な作業費用としては、1万5千円から2万5千円程度であることが多いようです。ただし、これは業者によっても違いが大きい部分であるため、必ずしもこの価格というわけではありません。この時重要なのは、複数の業者に見積をお願いして、相見積もりをしながら使用する業者を選択するようにすることです。この時、値段だけで比較をするのではなく、アフターサービスなどについても含めた上で比較を行うのが良いでしょう。
例えば、もし修理を行った後に同じようなトラブルが発生しているという場合、その保障を行うことができるのかとをか、というようなことです。

まとめ

それでは最後に、エアコンのガスに関するまとめを紹介します。まず、エアコンのガスというのは冷媒ガスのことで、これがなければ空気を冷やすことはできません。そのため、ぬるい風しか出ない状態となってしまいます。ガスは室内機側と室外機側でそれぞれ使用されているため、どちらのガスに問題が発生しているのかを確認する必要があります。
ガスについては昨今ではフロンが使用されていない新しい種類のものが使用されるようになっています。温室効果はあるものの、従来のものに比べると環境に優しく、安心して使用ができるようになっています。
ガスチャージについては自分で行うこともできますが、プロに頼むこともできます。