
ビルトインエアコンとは?天井吊り・埋め込み式や家庭用まで解説!電気代等のメリット・デメリットも紹介



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最近、天井埋め込みエアコンを家に設置をする人が増えてきました。そこで「天井埋め込みエアコンの基本」「メリット・デメリット」「設置の基本的なこと」「選び方」を中心に詳しく説明をしていきたいと思います。
また、よくあるエアコントラブルは下記の関連記事をご参照下さい。
関連記事 エアコンが冷えない原因は?
関連記事 エアコン水漏れの原因と対処法
本当に設置して大丈夫?天井埋め込み(ビルトイン)エアコンとは?
天井埋め込みエアコンとは、言葉通りでエアコンの室内機を天井に埋め込んで設置する空調機になります。ビルトイン(はめ込む・内蔵するという意味)エアコンと呼ばれたりもします。
ビルやホテル、店舗などでよく目にするタイプのエアコンですよね。そのエアコンが、最近では家庭用タイプとして販売されているわけです。注文住宅で家を建てている人が、好んで設置しているほどです。
「何故、好んで設置をするのか?」のメリット・デメリットは後ほど詳しく説明をしますね。ここでは、もう少し天井埋め込みエアコンの基本的なことについて説明をしていきます。
ビルトインエアコンの種類
ビルトインエアコンは、大きく分けて3種類あります。
3種はそれぞれ設置場所やスタイルによって選べるようになっています。
天井埋め込み型のビルトインエアコン
表題の通り、天井に埋め込むタイプのビルトインエアコンです。

風向きが片方のみの1方向タイプと、反対側にも風を出せる2方向タイプがあります。
どちらも見た目に薄くシンプルなため、天井に設置してもあまり目立ちません。
2方向タイプの場合、両方向それぞれの風量調節が可能なタイプもあります。
風量調節可能な場合、例えばダイニングに人が集まるときはリビングの風量を抑えてダイニングに風を集中させたり、逆にリビングに人が集まるときにはダイニングを控えめにしてリビングに風を集中させることもできます。
壁埋め込み型のビルトインエアコン
こちらも表題の通り、壁面に埋め込むタイプのビルトインエアコンです。
通常の家庭用壁掛けエアコンのように、部屋の隅に設置することもできますが、クローゼットの上部や、和室の半間幅といった通常の壁掛けエアコンでは設置できないような狭い隙間にも設置可能なタイプもあります。
もちろん、コンパクトタイプだけでなく、広いリビングなどに風を送るための横幅の広いタイプもあります。
どんなお部屋にも馴染むよう、木枠でできたデザインや、見た目に目立たない白色のものなど、デザイン性に優れているのも特徴のひとつです。
設置場所を選ばないフリービルトインエアコン
押入れの天袋と地袋や、部屋の隅にある下がり天井など、ニーズに合わせてお好みの場所に埋め込むタイプのビルトインエアコンです。
特に下がり天井は、あまり使い道もないことから、有効活用のために好んで設置する方もいらっしゃいます。
下がり天井のある部屋は少し室内が狭く見えるため、さらに圧迫感を与える壁掛けエアコンを設置したくない方にとっては、フリービルトインエアコンが最適です。
また、押入れの天袋や知袋に設置する場合は和室に設置することになるため、吹き出し口に木枠を取り付けた一見するとエアコンに見えない和風のデザインもあります。
気になる相場はいくらぐらい?
本体価格は、大体10万円~70万円ぐらいとなります。一般的な壁掛けタイプのエアコンは4万円~20万円ぐらいなので、全体的に高いというイメージはあります。
少し性能が良い壁掛けタイプと同等ぐらいの値段といったところでしょうか。
まだ歴史は浅くこれからの商品
業務用としての天井埋め込みエアコンは歴史が長く、どのような商業施設でも見ることができます。
しかし、家庭用は歴史がまだまだ浅いエアコンと言わざるを得ません。壁掛けタイプのエアコンと比較をすれば、販売している業者も少ないですし種類も少ないため選択肢は限られてきます。
ただ見出しにも記載したように、これからの商品で、より家庭用にカスタマイズされ優秀な商品が次々と販売されていくはずです。もちろん現在販売されている天井埋め込みエアコンの性能も素晴らしいので安心してくださいね。
今後、主流になっていく可能性はあるのか?
これから設置をしようと考えている人は「今後、壁掛け式から天井埋め込みタイプに主流が移行するのか?」と気になるところですよね。周りを見ても天井埋め込タイプのエアコンを設置している人は少ないでしょう。このような疑問が頭をよぎることも当然です。
結論からいえば、分かりません。ただ着実に数を増やしていくことは間違いありません。したがって、壁掛けタイプと天井埋め込みタイプのどちらを選ぶのか?と誰もが選択肢に入れるようになると予想されます。
天井埋め込み(ビルトイン)エアコンのメリット・デメリット

設置している人が増えているということは、デメリット上回る大きなメリットが天井埋め込みエアコンにあるからです。ここでは、メリット・デメリットの一覧と、詳しい説明をしていきます。
メリット・デメリット一覧
※メリット一覧
- 部屋をスッキリさせることができる
- 空調を効率的に効かせることができる
- 室外機を目立たないところに設置できる
- 複数のエアコンに対して1つの室外機で対応が可能
※デメリット一覧
- 照明の配置が難しい
- 天井/天井裏でトラブルが起こってしまう
- メンテナンスが大変
- 商品が少なく選択肢が限られる
- 固定資産税が高くなってしまう
- 点検口を設置しないといけないケースもある
天井埋め込み(ビルトイン)エアコンの4つのメリット
部屋をスッキリさせることができる
天井埋め込みエアコンの最大のメリットは、本体が天井裏の中に隠れることになるため、部屋をスッキリさせることができることです。
壁掛けタイプのエアコンは存在感が大きいため、どうしても目に入るため気になります。特にリビングなど大きな部屋になってくると、エアコンも比例して大きくなります。
しかも、送風が効率よく行われるよう設置されると、どうしても目に付きやすい場所になってしまいます。スタイリッシュにデザインした部屋が、壁掛け式エアコンの存在感で全てを台無しにしてしまいます。
その点、先で説明をしたように、天井埋め込みエアコンの場合は本体が隠れることになるため、デザイン性を損なわずに設置することができます。
空調を効率的に効かせることができる
「大きな部屋」の場合、パワーのある大きなエアコンを用意することになります。しかし、大きエアコンだからしっかりと空調が効くわけではありません。
例えば、縦長の広い部屋で、エアコンは角にしか設置ができなかった場合です。ほとんど空調が効かない状態になってしまう危険性があります。しかし、天井埋め込みエアコンは部屋の真ん中に、そして四方八方に送風することができるため、効率的に部屋の温度を調整することが可能です。
しかも電気代も節約することができるという副産物を得ることもできます。効率的に温度の上げ下げができるわけですから、パワーをセーブすることができる…つまり、電気を使わないことに繋がりますからね。
室外機を目立たないところに設置できる
天井埋め込みエアコンは、ドレンホースを天井内に這わすことができます。(ドレンポンプを使って建物の外へ水を運び出す仕組み)結果、室外機を好きな場所に配置することができる大きなメリットになります。
壁掛けタイプのエアコンの場合、デザイン性が優れている外観であっても室外機1つで台無しにしてしまうことも多々あります。これを目立たないところに配置することができるため、景観というデザイン性を損なうことがありません。
複数のエアコンに対して1つの室外機で対応が可能
意外と知られていませんが、複数のエアコンがあったとしても1つの室外機で対応が可能です。
水を排出するためにドレンポンプとドレンホースを天井裏に配置するため、各部屋にあるエアコンのドレンホースを1つにまとめることができます。複数のエアコンがある場合、室外機を何処に置くのか?は非常に迷うことになります。
室外機を変な場所に設置して家の機能性やデザイン性を著しく下げてしまうこともよくある話です。これを防ぐことができるだけでも大きなメリットで、天井埋め込みエアコンに交換する価値はあると言えます。
天井埋め込み(ビルトイン)エアコンの6つのデメリット
照明の配置が難しい
天井には当然のことながら照明が存在しますよね。この照明の配置のバランスが難しくなる可能性があります。
例えば、照明をど真ん中に配置したいと思っても、ここに天井埋め込みエアコンを配置しないといけないとなれば……どちらを選択するのかと悩ましい状態になります。
照明を優先した場合、隅に追いやられてしまった天井埋め込みエアコンは、メリットの1つである四方八方への送風で効率的に温度を管理することが難しくなります。照明と天井埋め込みエアコンの関係は「あちらを立てればこちらが立たず」の状態になりかねないということです。
天井/天井裏でトラブルが起こってしまう
天井に設置することになるため、トラブルが発生する際は天井裏や天井です。壁掛けタイプのエアコンも壁に対してトラブルが発生してしまう可能性はありますが、これと比較をしても、やはり天井埋め込みエアコンの方がトラブル事例は多いです。
加えて、トラブルに発生してしまった場合、家に対して大きなダメージを与えてしまうことも否定できません。目に見えない部分でトラブルが発生しているケースもあり、発見が遅れてしまう場合があるからです。例えば、水漏れによる梁の腐敗だったり、断熱材の効果低下などに繋がってきてしまうのです。
メンテナンスが大変
天井に埋め込まれているため、エアコンを分解してメンテナンスをすることが非常に大変です。フィルターの清掃をするだけでも苦労をします。
中には、面倒すぎるため長年放置をし、空調の効きが悪くなり、温度の上げ下げの効率が悪くしてしまっている人もいらっしゃいます。更に業者へメンテナンスを依頼をした場合、作業が煩雑になるため工事費用が高くなるデメリットもあります。
最近では、自己メンテナンス機能が付いている天井埋め込みエアコンも販売されていますが、何もしないでも良いわけではありません。とにかく、メンテナンスが大変になることは頭に入れておきたいところです。
商品が少なく選択肢が限られる
壁掛けタイプのエアコンと比較をすると圧倒的に商品数は少なく選択肢が限られてしまいます。販売しているメーカーが少ないため、これは致し方がないところです。
選択肢が少ないと、機能性・デザイン性の部分で気に入るものを見つける可能性が低くなってしまうことは言うまでもありません。一応、各業者、様々な形、様々な色を用意していますが、それでも選択肢が少なく希望通りの商品に出会えないケースも多いです。
固定資産税が高くなってしまう
言葉通りで、天井埋め込みエアコンは固定資産税評価の対象となります。
建物の一部と判断されるため、評価対象(償却資産)とされています。「税額=課税標準額x1.4%」で税額が算出されるため、いくらぐらい税金になるのか?計算して目安にしてみてくださいね。
点検口を設置しないといけないケースもある
最新式の天井埋め込みエアコンの場合、昔と比べメンテナンスがおこないやすくなっています。しかし、中にはエアコン近くに点検口の設置が必要なケースもあります。
デザイン性を重視して天井埋め込みエアコンに交換したにも関わらず、この点検口のせいで景観を崩してしまうことになってしまうこともあります。したがって、点検口を必要としない最新式の天井埋め込みエアコンの選択をおすすめします。
手順は?天井埋め込み(ビルトイン)の設置について
設置には大きく「新設」「交換」「後付」の3つがあります。ここでは、どのように設置をしていくのか?について、この3つを順に詳しく説明をしていきますね。
新設・交換・後付の比較
まずは、3つの設置方法について、簡単な説明と大まかな流れ、所要時間などについて比較をしていきましょう。
●新設(新築への新設)の場合
注文住宅など家を建てる際に設置する場合が新設になります。この場合、家を建てる工事工程にエアコン工事の工程も組み込まれることになります。設置の流れは家を建てる手順であり、所要時間は家を建てる時間と同じになります。
・設置の流れ
- 建物プランニング
- 家を建てている最中に合わせて新設
- 引渡し時に試運転
・所要時間
- 注文住宅の場合、1年~2年
- 設置自体は、1日~1週間程度
●交換の場合
既に設置されている天井埋め込みエアコンを交換するだけなので、所要時間は基本的には数時間程度です。
しかし設置するエアコンのメーカーが違っていたり、新旧エアコンのサイズが異なる場合は、少々時間を要してしまう可能性もあります。どうしても、設置するために治具を取り付けたり、天井に設置用の柱を付け足したりする後期安岡寺の工程が発生するためです。
・設置の流れ
- 旧エアコンの取り外し・旧室外機の取り外し
- 新エアコンの取り付け・新室外機の取り付け
- 試運転
・所要時間
- 3時間~6時間(交換するエアコンの機数によって変化)
エアコンの取り外しの流れは下記の記事に詳しく記載しました。併せてご参照ください。
関連記事 エアコンの取り外し工事の事例と料金|取り外したエアコンの処分も対応可能です!
●後付けの場合
天井に穴を空けて、そこに設置することになるため大掛かりな設置工事を必要とします。また、業者のスキルレベルが低いとトラブルに発展しやすい危険性もあります。基本的には家のリフォーム・リノベーション工事の際、後付けするというケースが多いです。
・設置の流れ
- 1.現場調査
- 2.見積もり
- 3.設計
- 4.取付工事
- 5.試運転
・所要時間
- 1日~1ヶ月(リフォーム・リノベーションレベルで後付する場合はかなりの期間を要する)
「新設」する場合の手順と所要時間
新設の場合は「建築のついでに最初から取り付ける場合」と「既に建っている家に対して後付する場合」の2つがあります。後付に関しては、後ほど説明をするためそちらをご覧ください。
ここでは、前者の建設時から取り付ける場合の新設についてがテーマとなります。とはいえ、普通に壁掛けタイプと同様に「何処にエアコンを設置するのか?」を検討したり、「何処のメーカーのエアコンを設置するのか?」を決めるだけです。それが決まったら、後は工務店におまかせすることになります。
そのため、手順や時間も全て家を建てる手順と時間に依存することになるわけです。新設の注意点としては、エアコン設置場所は照明との兼ね合いで判断すること、天井の色と合わせた色のエアコンを探すなど、よく吟味することが大切です。
「交換」する場合の手順と所要時間
交換を業者に依頼をした場合、数名の作業員が家に訪れ作業を行います。要する時間は平均して3,4時間程度で完了します。
ただし、複数のエアコンを同時に交換する場合は、その分、作業量が多くなるため1日作業になることも多いです。
交換作業に関しての流れは以下に記載します。読んで頂ければ分かると思いますが、基本的には壁掛けタイプのエアコンと変わりません。
※室内の作業
- 1.養生
- 2.旧天井埋め込みエアコンの取り外し
- 3.新天井埋め込みエアコンの取り付け
- 4.試運転
※室外の作業
- 1.ポンプダウン
- 2.旧室外機の撤去
- 再利用するホースやパイプなどの洗浄
- 4.新室外機の設置
注意点は、新旧でエアコンの大きさが異なる場合です。この場合、取り付けられるように天井工事が必要になり少々時間が掛かってしまうこともあります。
大きさの違いが数センチなど小さな差であれば、その場の作業員が対応はしてくれます。ただ「蓋を開けて見たら全然大きさが違って交換ができなかった」とならないように事前準備をしっかりとしておくことが重要になります。ただし大抵の業者は交換前に必ずチェックをするため、このような問題は滅多に起きません。
取り外した旧エアコンはどうするのか?と気になる方も多いでしょう。通常のケースであれば、所有者自身が処分します。交換業者によっては、引き取りや下取りをおこなっている場合もあります。こちらも交換前に確認をしておくと良いでしょう。
後付することは可能?後付の手順と注意点
天井埋め込みエアコンの後付は可能です。しかし、大掛かりなリフォームやリノベーションを必要とする可能性があります。
リノベーションやリフォームも辞さない覚悟で後付をする人も中にはいます。実際の後付作業の場合、ケース・バイ・ケースで現場の状況に臨機応変に設置することになります。基本的な手順は以下の通りです。
設置業者としっかりとコミュニケーションを取って、当日、どのような設置工事が行われるのか?を事前に確認しておく必要があります。
1.現場調査
天井埋め込みエアコンを設置することができるのか?設置する場合の設置方法をどうするのか?など、様々な状況を確認するために現場調査を行います。
構造的に難しかったり、建物の状況によってできなかったりと、必ずしも後付で設置することができるわけではありません。設置する場合も、しっかりと図面を書いて設計をしないといけません。
建物の現在の状況を知るためにも、現地調査の際は家を建てたときの設計図などを用意しておくとスムーズに進みます。
2.見積もり
現場調査の結果「これくらいの値段になります」と見積書を出してくれます。業者や建物の状況、設置するエアコンにより設置工事費は大きく変わります。
簡単に設置することができれば安いですし、リノベーション、リフォームレベルの大掛かりな工事の場合は高額になります。
3.設置工事
実際に設置をするための工事を行います。工事期間も工事規模によって短い場合もあれば長く時間を要する場合もあります。
1日で完了するような後付工事もあります。時間を掛けられない方は現場調査のときに希望を伝え、相談すると良いでしょう。
4.試運転
問題なく設置されたか確認を行うための最終テストです。後付けは新設や交換よりもリスクが大きいため、細かい点までしっかりとチェックしましょう。細かいチェックも業者と一緒に行うと自分自身も安心です。設置業者の了承を得ることができれば立ち会うことをおすすめします。
後付をする場合、どこの業者に設置を依頼をするか迷うところですよね。リフォーム・リノベーション業者、天井埋め込みエアコンを販売しているメーカーのどちらでも構いません。天井埋め込みエアコン販売業者の場合、リフォーム業者に委託することが多いです。
様々な業者を探し、忘れずに相見積もりをおこないましょう。業者により、手順、値段、完成度は大きく異なります。慎重に検討することを強くおすすめします。
失敗しない天井埋め込み(ビルトイン)エアコンの選び方

失敗しない方法は「妥協せずに徹底的に調べシミュレーションする」ことです。
ここでは「どういった部分を妥協してはいけないのか?」に焦点を当てていきたいと思います。
性能を理解する
部屋に対してエアコンをどのように設置をするのか?の重要な情報となるため、天井埋め込みエアコンそれぞれの製品に対して理解を深める必要があります。
例えば、送風の向きに性能差があり、1方向、2方向、4方向が代表例となります。エアコンを部屋の隅に設置する場合、1方向の天井埋め込みエアコンを選択すします。2方向を選択したとしても、壁に向かって送風してもあまり意味がありません。
設置場所や状況に合わせエアコンを選択するための情報集めということです。こういった部分をしっかりとシミュレーションして選択していく必要があります。
メンテナンスフリーの製品を選ぶ
天井埋め込みエアコンで一番懸念されるのが「天井埋め込みだからメンテナンスが面倒」という点です。しかし故障を防ぐにはメンテナンスを定期的に行う必要があります。
そんな時に便利な製品が、メンテナンスを自動で行ってくれるエアコンです。壁掛けタイプのエアコンでは既に主流となっているため、天井埋め込みタイプにあります。
フィルターを自動で洗浄してくれたり、機器に異常がないかセルフチェックをしてくれたりと、様々な機能があるため探してみるとよいでしょう。
部屋にマッチする色がある製品を選ぶ
木目調の天井に、白いエアコンが設置されていると、どうしても目立ちます。「せっかく作ったスタイリッシュな部屋の景観が壊れてしまう」と嘆く事態は避けたいところです。種類により、エアコンの外観が木目調となっている製品も存在します。
失敗しないためには、木目調や茶色など部屋にマッチする色の天井埋め込みエアコンを選択する必要があります。そして、その色に対応したエアコンを販売している業者を探すことが大切です。
業者によっては「この色にしたい」「この部屋にマッチするような模様にしたい」と相談をすれば、特注で作成する可能性もあります。どうしてもマッチする色が出てこなかったら、工務店なり、販売業者なりに相談をすると良いでしょう。
金額は高くなりますが、特注で色付け対応することもあります。
天井埋め込み(ビルトイン)エアコンはお金を掛けてもよい場所
新築で家を建てている場合、よく陥ってしまうのが「あれもこれも入れすぎてしまって予算を大幅にオーバーしてしまう」というもの。最終的に、どれを削るか吟味していく流れです。しかし、天井埋め込みエアコンに関しては金額で妥協しない方が失敗しません。
理由は「本体価格などが安い場合、直ぐに故障して対応が難しくなってしまう可能性がある」からです。また一番人が集まる場所に設置することが多いエアコン。そこに安く見た目が悪いものを選んでしまうと、エアコンを見るたびに「もっと良いものを選んでおけばよかった」と後悔してしまうことになります。
だからこそ、お金を掛けて良いものを積極的に選んでいくことが大切になります。
まとめ | 発展途上の製品ということを考慮する
天井埋め込み(ビルトイン)エアコンを設置するには以下のことを気をつける必要があります。
- 製品の特徴をよく知ること
- 設置ができる部屋、間取りになっているかを確認する
- メンテナンスのことも十分に考えておく
初期投資は高いものの、空調の効きがよく電気代も安くすることができたり、部屋のデザイン性を損なわなかったり、大きなメリットを持っているため熟考する価値は十分にあります。
利用者も増加傾向にあるため、天井埋め込みエアコンに興味がある人は、アンテナを高くして常に情報が入るように準備しておきましょう。製品としては、これから品数も増えてきます。更に高性能な家庭用の天井埋め込みエアコンが発売されるはずです。
天井埋め込みエアコンを選ぶ人が増えている世間の流れがあります。ともあれ、まだまだ発展途上の製品・サービスであるため、ある程度、先見の目を持って購入・設置をする必要があります。
なかなか難しいところではありますが、先程も触れた通りで結局の所「妥協せずに調べて選ぶ」ということが大切になってきます。
※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
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