コンセントに挿すだけwi-fiは契約なしで使える？メリットも解説！

コンセント

更新日 : 2024年01月10日

近年人気のコンセントに挿すだけWi-Fiですが、「契約なしでもコンセントに挿すだけで使えるの？」と思っている方もいるかもしれません。コンセントに挿すだけでインターネットに繋げられれば、複雑な工事などの手間もかからないので便利ですよね。

しかし、本当に契約なしでコンセントに挿すだけで使えるのでしょうか？そこで本記事では、コンセントに挿すだけWi-Fiは契約なしで使えるのかや、メリット・デメリット、おすすめのホームルーターを紹介します。

機器だけ手元にあって困っている方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください！

コンセントに挿すだけWi-Fiは契約なしで使える？

そもそもコンセントに挿すだけのWi-Fiは、「ホームルーター」や「Wi-Fiルーター」とも呼ばれる据え置き型ルーターのことです。ルーターとは、複数のデバイスをインターネット回線に接続するための機器で、コンセントに挿すだけのWi-Fiは、工事不要でインターネットが使えるのが大きな特徴です。

「コンセントに挿すだけ」で使えるということはなく、通信回線の契約がないと使えません。機器そのものはコンセントに挿すだけでOKですが、通信するためにはSIMカードが必要です。

以下で、コンセントに挿すだけWi-Fiの基本的な特徴を紹介します。

特徴１：携帯電話回線の利用が必要

コンセントに挿すだけWi-Fiでは、携帯電話のデータ通信回線（3G、4G、または最新の5G）を使用して、インターネットに接続します。

このため、専用のブロードバンド回線や有線接続が不要で、契約している通信回線の電波が届く範囲内であれば、どこでも利用できます。

携帯電話回線の契約がなければ、機器のみを持っていてもインターネットに接続できませんので注意しましょう。

特徴2：コンセントに挿すだけで使える

一般的なコンセントに挿すだけWi-Fiは、電源を供給するためにコンセントに挿すだけで動作します。内蔵バッテリーが搭載されているモデルもあり、電源コンセントに挿さなくても一定の時間使用できます。

通信速度やデータ制限などは契約により異なりますが、小型で持ち運びが簡単なため、契約する通信キャリアによっては、外出先や旅行先の宿のコンセントに挿すだけでインターネットが利用できるという特徴もあります。

docomoやソフトバンク、auなどの大手キャリアは登録住所のみでの利用可となっています。このように、登録した住所以外での利用不可のキャリアもあるので、外出先でもコンセントに挿すだけWi-Fiを使いたい方は、契約内容をしっかり確認しておきましょう。

特徴3：Wi-Fiネットワークの提供

コンセントに挿すだけのWi-Fiでインターネットに接続するには、各キャリアが提供するSIMカードが必要になります。SIMカードがあれば初期設定をするだけですぐにWi-Fiを使えることや、住所の登録変更をおこなえばどこでも使えるようになることから、引越しや転勤が多い方にも便利なサービスとなっています。

大手キャリアが提供していることからも、外部からの不正アクセスなどのセキュリティ面でも安心できると考えられるでしょう。

コンセントに挿すだけWi-Fiのルーター本体だけを持っている場合

すでにコンセントに挿すだけWi-Fiルーター本体を買ってしまったという場合にWi-Fiを使う方法を2つ紹介します。

1.SIMのみの契約をする
2.SIMのみレンタルをする

コンセントに挿すだけWi-Fiを使うためには本体にSIMが必要です。ですからSIMさえ契約してしまえばWi-Fiを飛ばすことができるようになります。

コンセントに挿すだけWi-Fiのメリット・デメリット

インターネットを自宅で使えるようにするにはいくつかの手段がありますが、どの方法がベストかはライフスタイルや重視するポイントによって異なります。

メリット

コンセントに挿すだけのWi-Fiには、次のようなメリットがあります。

工事の必要なくインターネットが使える

光回線や固定回線を利用してインターネットに接続する場合、開通工事が必要になります。すでにインターネット回線の工事をおこなった経験がある方も多いかもしれませんが、契約時に日程を決めたり、当日は自宅での立会いが必要だったりと、時間も手間もかかるのが一般的です。

しかし、コンセントに挿すだけWi-Fiであれば、機器とコンセントがあればすぐにインターネットに接続できるため工事は不要です。開通工事が必要な場合は、インターネットが使えるようになるまで数ヶ月かかることもあり、「すぐにインターネットを使いたい！」と思っても工事が済まなければ接続することはできません。

また、開通工事が不要になることで、撤去作業も不要になるという二重のメリットが生まれます。さらに、賃貸など何らかの理由で工事できない住宅でも、コンセントに挿すだけでインターネットが利用できるところ大きなメリットですね。

データ容量が無制限

コンセントに挿すだけWi-Fiのようにコンパクトなルーターに「ポケット型wifi」というものがあります。このポケット型wifiは「モバイルルーター」とも呼ばれる携帯型の小型端末で、コンセントに挿すだけのWi-Fiと同じようにSIMカードを利用してインターネットに接続します。

ポケット型wifiでのインターネット利用にも工事はいりませんが、コンパクトサイズゆえに通信量はコンセントに挿すだけのWi-Fiよりも劣ります。コンセントに挿すだけのWi-Fiであればデータ容量が無制限になる可能性もあり、接続できる台数も多いというメリットがあります。

SIMフリーなら他の通信回線が使える

コンセントに挿すだけWi-Fiは、大きく「通信会社が回線と本体端末をセットで提供しているタイプ」と「SIMカードを契約するタイプ」の2つに分けられます。どの通信会社を選ぶかにもよりますが、SIMフリーのホームルーターであれば、他社の通信回線を使えるという点もメリットと言えます。

大手の携帯キャリアなどに多い回線と本体端末セットになっているものは、契約した回線しか使うことはできません。一方、本体端末とSIMを別々に購入する方法であれば、セットのものよりも安価になる場合が多いです。

ただし、携帯キャリアの場合はスマホとWi-Fiの両方を契約するとセットプランが適用される可能性もありますので、どちらが安くなるか事前に比較しておきましょう。

配線がなく見た目がスッキリする

有線のインターネット回線の場合、ケーブルを使用するため、部屋の中にコードを引き込まなければなりません。さらに新築であればケーブルを通すための穴を壁に開けなければならず、家の内外が配線でごちゃついて見えるようになります。

過去にインターネット回線を引き込んだことがあれば同じ穴を使うことができますが、賃貸の場合は退去の際に原状回復しなければならないという一面も。コンセントに挿すだけWi-Fiは、配線不要なため家の壁に穴を開ける必要がなく、部屋の中がケーブルでごちゃつくこともありません。

デメリット

次に、コンセントに挿すだけWi-Fiのデメリットについて紹介します。

固定回線と比べると通信速度は劣る

コンセントに挿すだけWi-Fiでは無線でモバイル回線を使用しているため、固定回線と比較すると通信速度が遅い傾向にあります。スマホと同じ基地局から発せられる電波を使っているため、電波の悪い場所では通信速度が遅くなったり、接続が切れたりすることがあります。

また、基地局の対応エリア外ではコンセントに挿しても電波は届きませんので注意しましょう。

速度制限がある場合も

コンセントに挿すだけWi-Fiでは、契約する回線によって速度制限が設けられていることがあります。たとえば、利用が多い夜間や人の多いエリアなどで負荷が大きくなった場合、速度が落ちることがあります。

一時的にデータ容量を使いすぎたり、大人数で一斉に使ったりすると通信が遅くなる可能性があるため、2〜3人以上で居住する家庭の場合は固定回線の方がよいでしょう。

持ち運びできない

一部のコンセントに挿すだけWi-Fiを除き、持ち運んで使えない点もデメリットとなります。登録した住所以外でも使えるWi-Fiが良い方は、対応している回線契約を選びましょう。また、コンセントに挿すだけWi-Fiではコンセントが必要なため、当然ながら屋外での使用もできません。

コンセントに挿すだけWi-Fiの比較とおすすめを紹介！

コンセントに挿すだけのWi-Fiは、さまざまな会社から販売されているため、どれを選べば良いのかわからない方も多いと思います。より自分に合った商品を選ぶためにも、料金や通信速度などのスペックを比較しておきましょう！

ここでは、人気のあるコンセントに挿すだけWi-Fiを表にまとめてみました。それぞれを比較してみましょう。

	初期費用	月額料金	契約期間	データ容量	通信速度	同時接続数
docomo home5G	3,300円（オンラインショップなら無料）	4,950円	なし	無制限	・下り最大4.2Gbps ・上り最大218Mbps	65台
WiMAX +5G	3,300円	4,368円	36ヶ月	無制限	・下り最大2.7Gbps ・上り最大183Mbps	17台（機種によって異なる）
SoftBank Air	3,300円	2,979円	なし	無制限	・下り最大2.1Gbps（5Gエリア）	128台