コンセントから使える容量はどのくらい?電力の知識もを徹底解説

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住宅で使用される電気機器の種類は多く、一度に複数の家電製品を稼働させるケースは多いです。コンセントが決まった箇所にしかないため、1つのコンセントに電源タップなどでたくさんの電源プラグを接続しているご家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、いわゆる「たこ足配線」はコンセントの容量を超えやすく、発熱や発火の原因になります。火災事故に発展するのを避けるためにも、コンセントの容量を知っておく必要があるでしょう。

この記事では、コンセントから使える電気の容量はどのくらいか、電力の知識をまとめて徹底解説していきます。

目次

最低限知っておきたい電力の基礎知識!電気の単位とは?

「コンセントの電気容量の上限は?」という疑問にお答えする前に、電気の単位をご紹介します。電気に関する単位は最低限知っておきたい電力の基礎知識として必要ですので、この機会に覚えてしまいましょう。

電気の単位と消費電力について

電気に関する単位は、主に3つあります。

  • アンペア(A):電流=電気の流れの大きさをを表す
  • ボルト(V):電圧=電流を流す力の大きさを表す
  • ワット(W):消費電力=一定時間内に消費される電気のエネルギーを表す

一般的な電気製品に記載されているワット数(消費電力)は、その商品がどのくらいの電力を使うかを示しています。ワット数を出す計算式は次の通りです。

【アンペア(A)×ボルト(V)=ワット(W)】

消費電力で違うコンセントの形状

※接地極付コンセント

コンセントは対応する消費電力(アンペア数やボルト数)によって形状が異なります。

一般的な家電製品で用いられるのは単相100Vと呼ばれるものです。125V15Aや125V20Aのコンセントのほか、接地極付(アース線付き)のものがあります。

エアコンやIHクッキングヒーターなど大きな電力を使う機器は、単相200Vのコンセントが使用されます。100Vのコンセントとは形状が異なり、端子が横向きに並んでいるのが特徴的です。

コンセントの使用容量や同時に使える家電の数は?

コンセントには使用容量というものがあり、一度に流せる電気の量に上限があります。消費電力によって、同時に同じコンセントで使える家電には限りがあるため、コンセントの容量を知っておきましょう。

1つのコンセントで使用できる電力は?

日本の一般家庭において、1つのコンセントに流せるアンペア数の目安は「15A」です。さらに、一般家庭の電圧は100Vですので、1ヵ所で使用できる電力は【アンペア(15)×ボルト(100)=1500W】となります。

1500Wというのは、電源プラグの差し込み口ごとではなく、コンセントごとの合計です。ですから、複数の差し込み口があったとしても使用できるのは1500Wまでです。電源タップを使用しても同様です。

また、一般的なブレーカーは20Aです。電圧は100Vですから、1つの回路で使える電力は2000Wまでとなります。

家電製品の消費電力はどれくらい?

1つのコンセントにつき定格容量は1500Wですから、消費電力の大きな家電製品を使うと容量オーバーしやすいです。特に、電源タップを利用しているとその傾向が強く、使用電力に注意しなければなりません。

主な家電製品の消費電力をご紹介しますので、ぜひ参考にされてください。

  • パソコン 100~150W
  • テレビ 105~245W(55V型)
  • 電子レンジ 1000W
  • 電気ポット 700W
  • 冷蔵庫 150~300W
  • 炊飯器 1000W
  • オーブントースター 900W
  • 掃除機 1000W
  • 電気ヒーター 1000W
  • ドライヤー 1200W
  • LED照明 34W
  • エアコン 110~900W(冷房時)110~1500W(暖房時)

上記の一覧をご覧になれば分かるように、キッチンで使う家電製品は消費電力が高い傾向にあります。

1つの回路で2000Wを超えると、安全ブレーカーが落ちる可能性があるため、電力の使い過ぎに気を付けましょう。エアコンは消費電力が大きいため、専用コンセントを設置することが望ましいです。

コンセント起因の事故を防ごう!使用容量で注意するポイント

近年、たこ足配線などコンセントを起因とする火災事故が増加しています。火災事故を防止するには、たこ足配線の危険性を理解するとともに、コンセントの使用容量を守る必要があります。

ここでは、コンセントの使用容量で注意するポイントをご紹介します。

使用容量は超えないようにする

たこ足配線でたくさんの家電製品を使用すると、コンセントの定格容量を超える恐れがあります。定格容量以上の電流が流れると、電源タップやコード、コンセントプラグが過熱し続けることになります。その結果、発火に繋がる可能性があるため、コンセントの使用容量を超えないようにしましょう。

トラッキング現象に気を付ける

トラッキング現象とは、コンセントプラグやコンセントの差込口にホコリが溜まり、そこに湿気が加わることでショートし、発火に繋がる現象のことです。

たこ足配線とトラッキング現象は直接的な関係はありませんが、コンセントを差しっぱなしにしていたりコードが絡まったりすることでホコリが溜まりやすくなります。

キッチンなど水気の多い場所では特に気を付けなければなりません。

アンペア数を変更する

ブレーカーの中でも、左端にあるアンペア数の書かれた「アンペアブレーカー」が頻繁に落ちる場合は、家全体の消費電力が大きくなっています。

ブレーカーが落ちる時は、電気を使い過ぎている=過電流遮断が起きているため、繰り返すことで大きな負荷がかかり、ブレーカーの劣化に繋がります。電力会社とのアンペア数の契約を変更する必要があるでしょう。

アンペア変更工事は基本的には無料ですが、配線を変更したりコンセントを増設する時は有料になります。

参考記事:コンセントが焦げてる!発火・火花等のトラブル原因と修理・対処法

コンセント工事や分電盤の交換は専門業者に依頼しましょう

今回は、コンセントから使える電気の容量や電力の知識を解説しました。

一つの部屋(回路)や家全体で電気を使い過ぎてしまうと、ブレーカーが頻繁に落ちることがあります。家電製品を快適に使用するためにも、コンセント増設やアンペア数の変更を検討しましょう。

電気工事を伴うコンセント工事を行う場合、電気工事士の資格が必要です。DIYで作業すると、感電や発火の危険性があるため絶対に避けてください。

  • 引越し先のマンションのコンセントが少ない
  • オフィスのコンセント数を増やしたい
  • 200v用のコンセントが欲しい
  • 今あるコンセントが古くなったので交換したい
  • ブレーカーのコンセント回路を増やしたい

上記の例に当てはまるお客様は、電気工事を専門に行う『DENKI110』にご相談ください。コンセント工事や分電盤、ブレーカーの交換工事の実績豊富な作業員が責任をもって対応いたします。

参考サイト:DENKI110(電気工事)

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。


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