ブレーカーが落ちた時はどう対処する?解決の手順を徹底解説します!

漏電

突然、家中の電気が消えてしまったら、誰でも驚くものですが、ここで落ち着いて状況を把握し、何をすべきか考えることが大事です。この記事では、ブレーカーが落ちた時にすべきことや対処法、原因から考えられる気を付けることについて説明します。

 

目次

ブレーカーが落ちた時はまず一番に確認

分電盤の中に設置されているブレーカーのスイッチが下になっていたら、「ブレーカーが落ちた」といわれる状態です。電気回路に異変があるために、電気が流れません。

一番に確認するのは近所の様子です。夜であれば、家々やビルなどの電気がついているかどうかで、周囲の停電状況がわかるはず。周囲も停電しているならば、地震、強風、豪雨、台風、雷といった自然災害の影響が考えられます。その場合は、復旧されるまで待つのみです。

しかし、停電が自宅のみである場合は、漏電や電気の使い過ぎなどの原因が考えられます。まずは分電盤を調べてどこに原因があるか、把握することが大事です。

 

ブレーカーの位置を把握する

皆さまは、ブレーカーが家の中のどこに設置されているか、把握できているでしょうか。実は、場所がどこなのかわからない人も少なくありません。万が一のときにすぐに対処できるように、普段から設置場所を確認しておきましょう。

ブレーカーはサイズも大きく、比較的目につきやすいものです。家の中でよく設置されている場所は以下です。設置場所不明という方は、チェックしてみてください。

  • キッチン
  • 玄関
  • 洗面所

 

何のブレーカーが落ちたのか確認する

一般的な家庭のブレーカーには、アンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカーの3種類があります。その中でどのブレーカーが落ちたのかを確認することが必要です。

 

濡れた手で作業しないようにする

濡れた手で作業すると感電の危険があります。手が濡れていると体に電気が通りやすくなるからです。

必ず乾いた手の状態で作業するようにしましょう。手が濡れている場合は、ふいてから作業に取り掛かってください。

 

落ちたブレーカーごとの対処法

ブレーカー

以下のブレーカーは、対処法がそれぞれ異なるので、お気を付けください。

  • アンペアブレーカー
  • 漏電ブレーカー
  • 安全ブレーカー

 

アンペアブレーカーの対処法

ブレーカー

まず、アンペアブレーカーの位置を確認しましょう。アンペアブレーカーは、分電盤の左側に設置されています。形は縦長の長方形で、他のブレーカーと比べると少し大きめです。

アンペアブレーカーは、住宅内全体で契約している以上の電流が流れた際に、電気の供給を止めます。たとえば30Aの契約のマンションにも関わらず、エアコンや電子レンジなどの使用で、40Aの電気を使ってしまった時など。

もしも、アンペアブレーカーが落ちていたら、まずは余計に使ったかもしれない電化製品の電源を切り、コンセントを抜きます。そして、アンペアブレーカーを上げてください。たいていは、元通りに電気が復旧します。

 

漏電ブレーカーの対処法は

ブレーカー

漏電ブレーカーは、漏電が発生した際に活躍します。火災などの危険な状態にならないように電気を止める役割を担っている重要なブレーカーです。

その定位置は、分電盤の真ん中になっていることが多いです。アンペアブレーカーより小さめで、正方形に見えるような形をしています。

仮に漏電ブレーカーが落ちたとします。その際は、まずアンペアブレーカーや安全ブレーカーを下げ、再び上げるという作業をします。安全ブレーカーは、漏電ブレーカーが落ちないか確認しながら、一つずつ上げてみてください。

漏電ブレーカーが落ちていたら、家のどこかで漏電している可能性が高いです。こういったケースでは、思いがけない事故になる可能性があるため、素人では対処できません。電気工事業者に依頼して修理してもらいましょう。

 

安全ブレーカーの対処法は

ブレーカー

安全ブレーカーは分電盤の右側にあることが多い複数ある小さいスイッチです。住宅にある部屋の電気量を管理しています。使用電気量が定められた量以上になると、その部屋のブレーカーが落ち、電気を使えなくなるという仕組みです。

仮に安全ブレーカーが落ちていたとします。その際は、どの部屋のブレーカーが落ちたのかチェックします。部屋が判明したら、そこにあるエアコンや炊飯器などの電化製品の電源を消しましょう。不安であれば、コンセントを抜いてください。使う電化製品を最小限にしてブレーカーを上げましょう。

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ブレーカーが落ちた原因から気を付けること

ブレーカー

ブレーカーが落ちるのには必ず原因があります。正しく原因を判断することで、頻繁にブレーカーが落ちることを防ぐことが可能です。

 

消費電力を使いすぎていないか?

まずは電力の使いすぎについて考えてみましょう。以下の点をチェックしてください。

  1. 使っている電製品の消費電力が多い?→使う量を控えましょう。
  2. 使用中の家電の量と契約アンペア数は合っている?→家電かアンペア数を見直すことをおすすめします。
  3. 複数の電化製品の同時使用はある?→同時使用を控えるかアンペア数を見直します。
  4. ブレーカーが頻繁に落ちる?→契約アンペア数を見直しましょう。

 

機器や配線が劣化して漏電していないか?

安全ブレーカーが落ちる原因として、家電製品の故障が考えられます。以下の点を確認して漏電の可能性をチェックしましょう。

  • 配線やブレーカーの損傷、劣化が考えられる。
  • 操作の際に異臭のする家電がある。

これらの点をチェックしてみてください。

もしも故障しているものや損傷しているものがあった場合、自分で修理するのはやめた方が賢明です。ケガややけどの恐れもあり、場合によっては、命にもかかわります。必ず電気工事の業者に頼みましょう。

 

そもそもブレーカー自体が故障していないか?

適切な電気の使用量で、なおかつ家電製品にも異変がない場合には、ブレーカー自体の誤作動、スイッチの不具合も想定できます。このケースでは、ブレーカー自体の交換や点検が必要になるため、素人では不可能な作業です。業者に点検してもらい、必要に応じて修理を依頼しましょう。

 

まとめ

ブレーカ―が落ちる原因は電気の使い過ぎや漏電、ブレーカーの故障などが考えられます。その場合は修理が必要ですが、素人の修理作業は危険を伴う場合があります。また、電気工事には国家資格も必要です。

DENKI110』は電気工事業法を遵守し、工事実績も豊富なのです。年中無休なので、急なトラブルにもすぐに対応します。ブレーカートラブルの工事を検討している際にはぜひご相談ください。

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