電気がショートしたときの危険性とは?実際に起きた場合の解決方法を解説!

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電化製品を繋いでいるコンセントから、突然「バチッ」という音とともに火花があがったら、ショートしている可能性が高いです。ショートは大量の電気が流れてしまう現象ですが、安易に触ると非常に危険です。

特に暑くなってくる5月、6月、7月、8月は注意が必要です。
まず、電源をONのままにしないよう注意しましょう。適切に対処するためには、次の手順を守ることが重要です。

次に、5分程度待ってからブレーカーを確認し、部屋全体の電気をOFFにします。次に、損傷した箇所を確認し、コードやコンセントに異常がないかチェックします。損傷が見られる場合は、交換が必要です。近年、Yahoo!知恵袋やGooglePlay、AppStoreなどで、ショート対策に関する情報やアプリを活用することも有効です。

また、ペットがいる家庭では、コードの束ね方にも注意が必要です。コードを束ねて放置すると、部屋の換気扇や他の電化製品にも影響を及ぼす可能性があります。コード同士が熱を持ち、その熱で劣化してしまうため、コードは束ねずに適切に管理しましょう。

ショートが発生した場合、まずは電気屋に相談するのが安全です。専門家による診断や修理を依頼することで、再発を防ぐことができます。また、電化製品や部屋の電源プラグの適切な利用についてもアドバイスを受けると良いでしょう。

ショートは事故防止の観点からも非常に重要な問題です。普段から定期的な点検を行ったり業者にお願いしたり、2年ごとに主要な電化製品や配線のチェックを行うことをおすすめします。2020年や2022年に発売された新しい製品は、安全性が向上しているため、交換時期を迎えた際には新しい製品へのアップグレードを検討してみてください。

安全で快適な暮らしを維持するために、日常的な点検と適切なメンテナンスを欠かさず行いましょう。ショートを防ぐための知識と対策を身につけ、万が一の際にも冷静に対応できるように準備をしておきましょう。

本記事では、家庭内でショートが起こりやすい場所や、ショートが起きたときの対処の流れについて解説します。

目次

ショートとは?

「電気がショートする」とよく言いますが、そもそもショートとはどのようなことをいうのでしょうか。通常、電気回路の「+極」と「−極」の間には、電球や電化製品などがあり、この中の回路を通じて電気が流れます。

このとき、電球や電化製品が抵抗となるため、直接「+極」と「−極」がつながれているわけではありません。しかし、劣化や誤った使用方法によって、抵抗を介さずに「+極」と「−極」が接続されると一気に大量の電気が流れてしまい、電化製品の故障や発火を引き起こしてしまいます。

このように「+極」と「−極」が直接接続され、瞬時に大量の電気が流れることをショート=短絡といいます。

電気がショートしたらどうなる?

家の電気回路や家電がショートした場合はショートした箇所から火花が出て出火して基盤やコンセントが焦げたり、ショートによって起こる過電流によってブレーカーが落ちて家中が真っ暗になったり、最悪の場合は家全部が焼け落ちる事故に発展したりする危険性があります。ですから、電気回路や家電、電子機器がショートするのを防がなければなりません。それほど電気がショートしているのは危険な状態ということです。
ショートを未然に防ぐためにはまず、どのような場所でショートが起こりやすいのかを知っておく必要があります。これから紹介する場所やものが家庭内にないか一度確認してみてください。

コンセントでショートが起こる場合

ショートが実際に起こりやすいのは一体どんな状態なのでしょうか。
皆さんが一番はじめに思いつくのは配線やプラグのショートでしょう。その中の代表格と言っても過言ではないコンセントのショートに関して以下で紹介していきます。

コンセントがショートしている可能性がある場合は大きく分けて以下2点あります。

  • 1コンセントの先端のさし口がショートしている
  • 2コンセントのケーブルからショートしている

では、これは実際どの様な状態なのでしょうか。

ショートの原因 ケース コンセントの状況 詳細へ飛ぶ
プラグに起こるトラッキング現象 埃がのったまま電源に接続されているコンセント ①ホコリのたまったコンセント
たこ足配線によって電気を使いすぎて熱が溜まっているコンセント ①ホコリのたまったコンセント
コンセントのプラグが折れているなどの理由から、差込口との接触不良によって起こるショート ①ホコリのたまったコンセント
コンセントケーブル部分のショート 家具の下敷きになって折れたコンセント ③絶縁体が剥がれたコード
小動物にかじられて絶縁体が剥がれたりしたコード ③絶縁体が剥がれたコード
電気が流れやすい金属製のホッチキスの芯が刺さっていたり釘が巻き付いたりしているコンセント ②針金等の刺さったコンセント

①ホコリのたまったコンセント

コンセントとプラグの間にホコリや髪の毛などが溜まっていると、ショートが起こりやすくなります。これはホコリや髪の毛が空気中の湿気を吸い、熱を持った状態で電気が流れることによるもので、「トラッキング現象」とも呼ばれています。

トラッキング現象は家庭内のショート事故でもっとも多く、冷蔵庫や洗濯機など、長年コンセントを挿しっぱなしにしている場所で起こりやすいです。とくにキッチンに設置している冷蔵庫や、脱衣所に設置している洗濯機はホコリが水分を含みやすいため注意が必要です。

その他にもたこ足配線やコンセントプラグの接触不良なども電気のショートが起こる可能性があるので大変危険です。一つのコンセントから多くの電源を使うのを控えたり、曲がってしまったコンセントプラグは使用せず新しいものに取り替える事でショートを未然に防ぐ事ができます。

②針金等の刺さったコンセント

コンセントの中に針金など、通電させる異物が入ると、ショートが起きやすくなります。

わざとコンセントの中に異物を入れる人は少ないと思いますが、プラグに針金の先やホッチキスの針が付着し、そのままコンセントに挿してしまうケースも少なくありません。

知らず知らずのうちにコンセント内に電気を通す性質のあるものが入ってしまうと、ショートして強い電気が瞬時に流れ、大きな火花を散らすことがあります。

③絶縁体が剥がれたコード

通常、コードは絶縁体でという物質で保護されています。絶縁体はゴムやプラスチックなどの電気を通さない性質を持っており、電気の正しい通り道を作る役割をしています。

この絶縁体が劣化して剥がれてしまうと、導線がむき出しになってしまい、「+極」と「−極」が直接接触してショートすることがあります。

また、絶縁体がある状態でもコードを束ねたりねじれた状態で使うと、ショートする可能性が高まります。

家電や電子機器の中でショートが起こる場合

電気のショートはコンセント配線が正常であったとしても電子機器や家電の内部で起こる場合もあります。

④古い電気器具

古い電気器具は中の回路が破損している可能性があり、ショートしやすくなります。電気器具の中から発火するというよりも、コンセントを挿している電源付近でショートすることが多いです。

とくに屋外に設置している電気器具は、雨風にさらされて劣化しやすいためショートしやすくなります。

⑤正規品ではないヒューズ

電子機器に内蔵されている「ヒューズ」が正規品でない場合も、ショートしやすくなります。ヒューズは電気回路に組み込まれている部品で、規定の数値異常の電気が流れた時に発熱し、配線を溶かす役割をしています。

自ら溶けて配線(回路)を遮断することで、機器を保護してくれるのです。しかし、このヒューズが正規品ではない場合、不具合が起こりやすいためショートしやすくなります。

ショートした時の対処の流れ

ここからは、ショートした時の対処の流れを解説します。条件によってはショートから大きな火災に繋がることもあります。もしショートしても焦らず、すみやかに電力会社もしくは電気工事業者に連絡しましょう。

①ブレーカー落とす

電気がショートしたら、まずすべてのブレーカーを落としましょう。ブレーカーを落とすことで電気の流れを遮断できます。

また、自分でブレーカーを落とさなくても、ショートと同時にブレーカーが下がって停電することもあります。この状態でブレーカーをあげるのは非常に危険です。ショートしているとわかっているときは、ブレーカーを上げないようにしましょう。

②コンセント等ショートした物は触らない

ショートした電化製品とつながっていたコンセントは、絶対に触らないようにしましょう。外見は大丈夫そうでも、内部破損や感電の可能性があり、非常に危険です。電気工事の業者に事情を話し、対処してもらうまでは電気を通さないようにしましょう。

③電気工事業者に連絡

ブレーカーを落としたら、すぐに電気工事業者に連絡しましょう。万が一、火災につながりそうであれば、まずはその場から離れて避難・通報してください。

発火した場合はもちろんですが、ショートの原因がわからない場合なども、そのまま放置するのは危険です。必ず電気工事業者に連絡し、対処してもらいましょう。

④賃貸なら管理会社等へも連絡

もし賃貸なら、管理会社や大家さんへも連絡しておきましょう。内容によっては、管理会社が修理費用を負担してくれるケースもあります。

賃貸の場合は自分の所有物件ではないため、管理会社や大家さんへの連絡が必要になります。

コンセントの電気ショートを予防する方法

危険であると紹介してきた電気のショートですが、実は意外と簡単な方法で予防することができます。

コンセントのお手入れをこまめにする

日々の生活の中でコンセントを使用するついでに、定期的にコンセントに埃や塵がたまっていないかチェックするようにしましょう。

コンセントをお手入れする場合は安全のため、一度使用している電子機器や家電の電源を切ってからコンセント上に溜まった埃を乾いた布やティッシュペーパーなどを使用して掃除するのがオススメです。

ショート防止のグッズを使う

コンセントのショートを起こりにくくするために便利なアイテムが100円ショップやインターネット通販で売っています。

コンセント火災防止カバー タイトラキャップ
見た目
特徴 コンセントプラグに直接覆いこむようにはめ込んで使用する。
埃や塵の侵入を防止することができる。
コンセントのプラグに直接はめ込んで使用する。
埃や塵の侵入を防止することができる。

コンセントのプラグの付近に埃や塵などの通電しやすいものが侵入するのを予防するコンセントのカバーやコンセントプラグの根元に電気を通さないタイトラキャップを付ける事でショートを起こりにくくすることができます。

ですが、それでも予防していたとしても電気のショートは完全に防ぐことは出来ずに電気がショートしてしまう事があります。

電気のショートは素人が対処するのは困難を極めます。ですから、電気がショートした場合は速やかに電気修理業者に相談しましょう。弊社では電気回路の調査やショートに関してのご相談を承っております。どうぞご気軽にご相談ください。

電気がショートしたらすぐに電気修理業者に相談を!

何らかの理由でショートしたときや、ショートしそうだと感じるときは、すぐに電気工事の業者に相談しましょう。

電気工事業者では、コンセント内部の破損やブレーカー内部のショートなど、自分では確認できない部分も調査・修理してくれます。
知識がない状態で電気を扱うのは非常に危険なうえに、資格がなければ修理できないと法律で定められています。

例えば、マンションや3LDKの一戸建てにお住まいの場合、ショートが発生すると部屋全体の電気供給が停止することがあります。2024年には新しい規格が導入される予定ですが、現場での対応は迅速に行う必要があります。特に、住宅ローンの返済中であれば、修繕積立金や保険の利用も検討するべきです。

電気のショートは、適切なメンテナンスと定期的な点検が不可欠です。例えば、3月や12月など、年に2回は点検を行うと良いでしょう。照明器具やアンペアブレーカーのチェックも忘れずに行いましょう。ショートが発生した場合、直ちに電源をOFFにし、5分程度待ってから電気工事業者に連絡することが重要です。

また、最近ではスマートフォンのアプリを活用して、簡単に電気設備の状態を確認できるシステムも登場しています。AppStoreやGooglePlayでダウンロード可能なアプリを利用して、QRコードをスキャンするだけで、最新の情報や対処法を得ることができます。Yahoo!知恵袋やクチコミサイトも役立ちます。

さらに、ショートの原因となるほこりやゴキブリの侵入を防ぐために、定期的な清掃も重要です。お家の安全を守るために、家族全員で協力して定期的にチェックしようという意識を持ちましょう。

お家でのショート対策は、住まいの安全と快適な暮らしを保つために欠かせません。徹底した点検と適切な対処法を心掛け、安心して暮らせる環境を整えましょう。

DENKI110では、電気工事士の資格を持ったプロの作業員がご自宅におうかがいします。ご連絡から迅速に対処いたしますので、お気軽にご相談下さい。

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