電気スイッチ修理は自分でできる?接触不良による故障原因と費用を教えます!

スイッチ

スイッチが壊れてお困りではありませんか?

スイッチが故障する原因としては、設計上想定よりも長い年数使ったり、強い力や想定外の角度からの力がかかることで陥没して戻らなくなります。

スイッチの交換を業者にお願いすると、おおよそ4000円から1万4千円かかってしまいます。製品代金が500円から2000円、施工費に1万円以上かかってしまう場合もあります。

目次

電気のスイッチが故障した

電気スイッチがつかないイメージ

電気は私たちの身近にあり、便利で快適な生活を送る上で必要不可欠です。電気のオン・オフを行う役目を担うのが「スイッチ」ですが、スイッチには、自由にオン・オフを操作できるようにツマミかボタンが付いています。

電気のスイッチが故障してしまった場合は、電気のオン・オフが上手くできなくなるのでとても不便になってしまいます。

そんなライフラインともいえる電気スイッチが故障してしまった場合は、修理や交換を行わなければなりません。

電気スイッチの修理や交換は自分でできる?

考える作業員

「電気スイッチの修理や交換くらいなら、素人でもできそう!」と思うかもしれません。
スイッチ工事は簡単なため、ドライバーさえあれば作業を行うことができるでしょう。しかし、電気スイッチの修理や交換作業は、素人によるDIYが禁止されています。電気スイッチの修理や交換は電気配線の工事が必要です。

そのため、電気工事士(第二種電気工事士もしくは第一種電気工事士)の資格を持っている人しか工事を行なってはいけません。これは「電気工事士法」できちんと定められています。修理は工事業者に依頼しましょう。工事費用が不安な場合は、点検時に見積もりをもらいましょう。
スイッチの交換・修理の費用はこちらをご参照ください。 費用の目安や交換・修理などの事例を記載しております。

電気スイッチ修理や交換の作業は法律で制限がある?

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電気スイッチの修理交換に関する法律は、電気工事士法の第3条1~2項が該当します。以下、引用です。
第3条 第一種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第一種電気工事士」という。)でなければ、自家用電気工作物に係る電気工事(第 3 項に規定する電気工事を除く。第4項において同じ。)の作業(自家用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であつて、経済産業省令で定めるものを除く。)に従事してはならない。
2 第一種電気工事士又は第二種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第二種電気工事士」という。)でなければ、一般用電気工作物に係る電気工事の作業(一般用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であつて、経済産業省令で定めるものを除く。以下同じ。)に従事してはならない。

万が一、資格のない人が電気スイッチの修理や交換を行った場合、罰金や懲罰が発生します
電気配線を取り扱うという性質上、感電事故や漏電、火災などの危険も伴います。また、スイッチが高所にある場合、転落事故の原因になります。
資格保有者でも危険を伴う作業です。素人が自己判断で作業を行うのは命取りです。簡単な作業にも見えますが、素人が無理に行うのは止めましょう。

電気スイッチの修理方法

自分でスイッチを交換する方法は以下の動画で詳しくご紹介していますので是非ともご覧ください。

※作業をする前に、マンションなどで電気のスイッチの交換を行う場合は、高圧受電の電力契約をしていると第二種電気工事士の資格を持っていたとしても最大電力500kW以上の自家用電気工作物や特高受電している事業場の低圧電気工作物の交換ができません。第一種電気工事士の資格を持つ専門業者に依頼しましょう。

電気スイッチ交換に必要な道具

電気スイッチを自分で修理する場合、作業のまえに道具を準備しておきましょう。

足りないものがある場合は、作業着手前にホームセンターなどで購入しておきましょう。必要な道具は下記の通りです。

マイナスドライバー 小さめドライバー プラスドライバー
マイナスドライバー 精密ドライバー プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 小さめのマイナスドライバー
  • プラスドライバー

電気スイッチを自分で交換する方法

電気スイッチを修理する

電気スイッチを交換する場合の作業を簡単にご紹介します。

  • 交換したいスイッチがつながったブレーカーを落とす
  • 電気スイッチのカバーをマイナスドライバーを使って取り外す
  • 取り付け枠のネジをプラスドライバーで外し電気スイッチを引き出す
  • マイナスドライバーを使って壊れたスイッチを電線から外す
  • 新しい電気スイッチに中性線(白線)、反対に電圧線(黒線)を差し込む
  • 取り付け枠をプラスドライバーでネジ止め、カバーを取り付けて完了

自分で電気スイッチの交換や修理作業を行う場合、作業前に、必ずブレーカーを落とします。ブレーカーを切り忘れると感電の恐れがあります。絶対に忘れてはいけません。

次に、スイッチの化粧カバーと取り付け枠のネジを外します。見えている金属枠ごとスイッチ本体を引き出します。

その後、スイッチから電気配線を外します。電気スイッチが壁から取り出せたら新しいスイッチを取り付け、完了です。

最後に、電気スイッチが点灯するか否か確認を行います。

一般的な電気スイッチの寿命は約10年、毎日の生活の中で使っていても一定期間経つと、スイッチの不具合が出てくる可能性はあります。接触不良があるまま電気スイッチを使い続けると、ショートして停電したり、最悪発火して火事になることもあります。電気スイッチに不具合が見つかったら、早めの対処をしておきましょう。

スイッチの電気工事には、修理をするか交換をするかの選択肢があります。修理をしたほうが現実的に費用がかからないのは確かですが、劣化の進んだスイッチを修理してもすぐ不具合が出てしまってはまた再工事が必要となることもあります。

経年劣化が進んできて接触不良している電気スイッチは、スイッチ本体と配線の交換をおすすめします。ご自宅の電気スイッチを修理するのであれば、二次被害が起きる前に修理や交換をしておきましょう。

電気スイッチの故障チェック

「電気スイッチを押しても電気が点灯しない」という場合、電気スイッチが故障している可能性と、そのほかの可能性があります。

業者に相談する前に、「本当に電気スイッチの故障か?」「電気が点かない原因は何か?」を確認してみましょう。

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ここでは、もし電気スイッチが点かなくなってしまった、不具合を生じてしまったときにチェックポイントを3つご紹介します。

1.蛍光灯、電球を確認

シーリングライト
シーリングライト

電気のスイッチが点かないときに意外と多いのが、実は蛍光灯や電球が切れていたというもの。
この場合、電気スイッチは故障しておらず、蛍光灯や電球の寿命がつきただけです。
蛍光灯や電球の寿命は、LEDと蛍光灯や白熱電球など種類によっても異なります。

天井に直付けされている蛍光灯器具の場合、10~15年が耐用年数の目安とされています。ただ、安定器の寿命が8~10年となるため、多くは安定期と同じ寿命です。白熱電球の場合は半年から一年程度です。
一方、LEDの寿命は10~18年とされています。ただし、蛍光灯や電球、LEDの寿命は1日あたりの点灯時間や設置場所、環境などによっても多少のずれが生じます。
電気のスイッチが点かなくなったら、まずは蛍光灯や電球の交換を行ってみましょう。(特に、一部の部屋の電気だけが点かないという場合。)

浴室の壁に直付けされている蛍光灯

2.浴室の壁に直付けされている蛍光灯を確認

天井に直付けされている蛍光灯器具の交換に関しては注意が必要です。
このタイプの蛍光灯は、電気の配線を取り外したり取り付けたりしなければなりません。そのため、交換には電気工事士の資格が必要です。また、ペンダントライトも直付けなので同様のことがいえます。
使用している電気がシーリングライトの場合、ご自身で蛍光灯や電球を交換することが可能です。
ご自宅の電気がシーリングライトか直付けか分からないという場合は、天井に「シーリング」と呼ばれる配線器具が付いているかどうかを確認しましょう。

シーリングには天井から22㎜の出しろがある「丸型フルシーリング」「フル引掛ローゼット」「角型引掛シーリング」「丸型引掛シーリング」と11㎜の出しろがある「引掛埋め込みローゼット」とさまざまなタイプがあります。
いずれかが付いていればシーリングライトです。新しくシーリングの取り付け工事を行なう際にも資格が必要です。
万が一蛍光灯や電球の交換を行っても電気が点かない場合、原因は別にあります。専門業者の判断を仰ぎましょう。

3.ブレーカーを確認

ブレーカー(30A)
ブレーカー(30A)

ご自身でできるチェックポイントの二つめが、ブレーカーの確認です。ブレーカーが落ちていたり漏電していた場合、電気が点かなくなります。
ブレーカーが落ちる原因も多数あります。まず、家中の電気がすべて点かない場合は、ブレーカーの左にある「アンペアブレーカー」が落ちている可能性が高いです。これは、一度にたくさんの電化製品を使ったことで使用アンペア数が跳ね上がり、契約アンペア数を超えることで起こります。
使用する電化製品の数を減らし、アンペアブレーカーのツマミを上げれば電気が点きます。

アンペアブレーカーをONにする
アンペアブレーカーをONにする

アンペアブレーカーに異常がない場合や、一部の電気が点かない場合は、漏電や雷などの影響で漏電ブレーカー(漏電遮断器)が落ちていると考えられます。その場合の手順は以下になります。

アンペアブレーカーが「入」の状態で配線用遮断器のツマミを全部「切」にします。

その後、漏電ブレーカーのツマミを「入」にし、配線用遮断器のツマミを一つずつ「入」にしていきます。

漏電ブレーカーをONにする
漏電ブレーカーをONにする

途中で配線用遮断器のツマミが切れたら、その回路がトラブルを起こしていると判断できます。

トラブルのある回路が見つかった場合は、配線用遮断器のツマミを一旦全部「切」にし、トラブルのあるツマミ以外を「入」にします。その後、速やかに専門業者に相談しましょう。

配線用遮断器をONにする
配線用遮断器をONにする

電気スイッチ故障の原因

前項の「電気スイッチの故障チェック」をご自身で確認してみましたか?
蛍光灯や電球の交換を行ったのに電気が点かない、ブレーカーを見てもすべて異常はなかったという場合、スイッチ自体が故障している、あるいは配線に問題がある可能性があります。

ここでは、スイッチが故障する原因についてご説明します。
先に申し上げた通り、スイッチの修理や交換には配線の処理が必要なため、資格を持った人が行わなければなりません。交換方法の案内は記載しましたが、あくまでも参考にしていただくためのものです。無資格者の作業は推奨しません。

スイッチ自体の故障

あらゆる電化製品には寿命があるといわれているように、電気スイッチ本体にも寿命があります。スイッチが付いている場所の環境や使用頻度などにより変動しますが、おおよそ10年が取り替え時期の目安です。
寿命を経過しても使い続けると、接触不良や発火事故に繋がる危険性があります。

スイッチの故障の主な原因は部品の経年劣化です。スイッチの表面に割れや欠け、凹みなどがあって操作ができないケースもあります。また、内部の部品に問題がある可能性も少なくありません。
例えば、スイッチを作動させるバネが折れているというケースは非常に多いです。修理で解決できる場合もありますが、使用年数やスイッチの状態によっては交換した方が安価で済む場合もあります。
スイッチの故障を機に、従来のものからフラットタイプに交換される方もいます。

電気配線の問題と接触不良

壁に埋め込まれている電気スイッチは、内部で電気配線と接合されています。スイッチを入れても電気が点かないという場合、スイッチが配線が外れてしまっているケースもあります。配線の外れが原因の場合、つなぎ直すことで解決可能です。
いずれにせよ一旦壁からスイッチを取り外す必要があります。スイッチの故障同様、新しいスイッチに交換しても良いでしょう。

配線の方法にもいくつか種類があります。離れた2か所から1つの照明をON・OFFできる「3路スイッチ」や3か所以上から1つの照明をON・OFFできる「4路スイッチ」、スイッチをOFFにしても数十秒~数分間はON状態を保持するため明るい「遅れスイッチ」などがあります。
これらは1か所から1つの照明をON・OFFにするスイッチよりも内部構造が複雑です。配線の専門家に任せましょう。

まとめ

以上がスイッチの修理や交換についてのご説明となります。
毎日何気なく使っている電気スイッチですが、長年使用しているといつの間にか寿命がつきてしまいます。突然電気が点かなくなると慌ててしまい、ご自身で何とかしようと思いがちです。

しかし、電気スイッチには電気配線が接合されており、思わぬ事故に繋がる可能性もあります。電気スイッチ本体の修理や交換も、電気工事士の資格が必要です。自分で交換や修理などの作業を行っても良いですが、資格がない場合は行ってはいけません。困ったときはプロの電気工事士がいる電気工事の業者だと覚えておきましょう!

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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