海南市内で対応した電気修理の事例
海南市でのトラブル事例
エアコンから水漏れしてしまっている
和歌山県海南市小野田にお住まいのご依頼主様より、弊社へエアコンから水漏れをしてしまって使えなくなってしまったとご相談がありました。早速、ご依頼主様のご自宅へ伺い対応をさせてもらいました。エアコン本体から水漏れの原因の多くは、ドレンホースの問題です。ということで、まずは、このドレンホース回りのチェックから実施していくことにしました。
ドレンホースの問題は色々とあります。まず疑われるのが、ドレンホース内部が詰まってしまって水を排出することができなくなってしまった状況です。詰まる要因がないと思われますが、虫や小動物が入ってくることもありますし、何者かのいたずらで人為的に詰まらされたりもします。ともあれ、詰まっていないか?を確認したところ、全く問題はありませんでした。
詰まっていないとなると、続いて怪しいのは「ドレンホースの角度」です。室内機から室外へドレンホースを出すわけですが、この角度が外側に向かって上がっていることもあります。つまり逆勾配になっている状況です。エアコンの清掃メンテナスを行ったとき誤ってドレンホース部分を触ってしまい角度が変わってしまったということは、よくある話です。ということで、確認をしましたが、問題なく室外の方が低くなっており、水が溜まってしまう状況ではありませんでした。
次にチェックした部分は、室内機とドレンホースのつなぎ目です。何らかの要因で、つなぎ目が外れてしまったというものです。こちらも、フィルターの掃除などのメンテナスを行っているときに、外れてしまうことは結構あります。多いトラブルのため、ある程度、目星を付けていたのですが…結果は問題なく繋がっており、当てが外れてしまいました。水漏れの多く原因となるドレンホースの問題と踏んでいましたが、いよいよ室内機の中に問題があることになってきます。
まず室内機をチェックしたのは「傾き」です。しっかりと水平になっていないとドレンホースの方へ排出する水が流れていきません。水平器を置いて確認をしましたが、こちらも問題ありませんでした。実は室内機の中では、水を排出するための道があって、ドレンホースに向かって微妙に傾いています。室内機が逆方向に傾いていれば、流れないことになるため、水漏れが発生してしまうというわけです。
ここまでくると、エアコン本体の何処かに不具合が起きている可能性が出てきました。ですが、詳しく室内機の内部を確認していったところ、熱交換器に霜が付着していることに気づきました。通常、ここはエアコンのガスのおかげで霜が付着することはありません。それにも関わらず付着していたということは、ガス不足が原因と予想されます。ご依頼主様に「最近エアコンの効きは悪かったか?」と確認したところ「悪かった」と回答を頂きました。ということで、原因が特定できました。
早速、エアコンのガスを注入します。その後、少し時間を置いて運転を開始。心なしか効きもよくなり、水漏れもないことを確認しました。また、しばらく動作させた後、フィルターを外し、熱交換器を確認。こちらにも、氷や霜が付着していないことを確認しました。ということで、合わせてフィルターの掃除やメンテナスも行って作業完了です。
スタッフの声
ドレンホースが原因であれば自分自身で簡単に対処が可能です!
エアコンの水漏れはドレンホースの不具合がほとんど(約8割:当社比)と、先ほど触れた通りです。したがって、弊社を含め業者に依頼せずとも、自身で解決できたりもします。例えば、ドレンホースが詰まってしまった場合、詰まったとき専用のポンプが販売されおり、こちらで簡単に対処が可能です。ここで伝えておきたいことは、ドレンホースだけであれば、やれることをやってから業者に依頼をしても遅くはないということです。今回、ここで取り上げた事例でも、弊社が行ったドレンホースのチェックは誰でもできますからね。結果、ガスの注入ということで専門性が強くなってしまいましたが…。
ただ気を付けて欲しいのは、エアコンの水漏れの多くは、定期的にメンテナスを行っていれば防ぐことができるものがほとんどです。1年に1度でよいので、フィルターの清掃ついでに、問題がないか?をチェックしてみてください。もし面倒であれば、弊社にご依頼ください。清掃とメンテナスをあわせて行わせて頂きます。
海南市特有のトラブル
和歌山県海南市は横長で瀬戸内海式気候に属する地域。そこから生まれてしまう特有のトラブルとは?
和歌山県の北西部に位置する海南市。瀬戸内式気候区で雨量が少ない特徴を持っています。また国内でも暖温帯に属する(年中、温暖な地域になる)地域で、夏は非常に暑いです。それもあってか、夏はエアコンがフル稼働し、このエアコン関連のトラブルや、扇風機関連のトラブルが多くなっています。地勢に関しては、東西に長く、東と西では気候が異なる特徴を持っています。その結果、トラブルの内容も異なってきます。では、西側と東側では、どのようにトラブルの内容が異なるのか?を説明していきたいと思います。
まずは海南市の西側の地域からお話をしていきましょう。やはり問題となるのは「潮風」です。海が近い地域の宿命でもある、様々なパーツの劣化を早めてしまう潮風。ここではエアコンの水漏れの事例を紹介しました。これに習って潮風が要因で多いトラブルは「ドレンホースの破損」です。メーカーもドレンホースが劣悪な環境で使用されても問題がないように強化するなど、色々な対策を施します。ですが、形あるものは壊れる運命で、長い時間が経てばどうしても劣化してしまいます。そして、潮風が当たる地域では、それを早めてしまうわけです。
では、ドレンホースが破損してしまうと、どうなってしまうのか?ですが、当然、水漏れしてしまいます。意図しない場所から水が排出されてしまうため、様々な弊害が生まれてしまいます。アパートであれば、他の部屋に水が漏れてしまったり、一軒家であれば、壁の劣化を早めてしまったりと。海南市西部(海側)の特有のトラブルと言えるでしょう。
続いては、海南市の東側のお話になります。西側は潮風で、東側は「強い風」がトラブルの要因になってきます。和歌山県自体、山間部が多く、起伏に富んだ地形をしています。となると、どうしても低い土地は山からの吹き下ろしの風を浴びてしまうことになります。このような特徴があるため、テレビアンテナが風で倒れてしまったという事例が多くなるわけです。エアコンのお話をすると、風の影響を受け室外機が壊れてしまうというトラブル事例が多いです。厳密には風のせいで直接的に壊れてしまうわけではなく、風で飛んできたゴミのせいで壊れてしまう…つまり間接的に壊れてしまうトラブルが多いです。
具体的には、室外機の中に細かいゴミ(ホコリや落ち葉など)が溜まってしまいファンが回らなくなってしまう状況です。エアコンにとってファンはとても重要だということは、ご存知の通り(知らなくても何となく重要な機能だなとご理解頂けると思います)。それが動かなくなるわけですから、故障してしまって当然です。と、東部では、室外機絡みのトラブルが多いです。