【遅れスイッチの故障】換気扇や照明のスイッチが切れない等の故障原因や修理・交換について解説

遅れスイッチに対応
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目次

遅れスイッチとは

遅れスイッチとは、スイッチをオンもしくはオフにした際、動作が遅れて停止する機能を持ったスイッチです。分かりやすくいえば、トイレに入った際に照明と換気扇のスイッチを入れます。利用後、どちらもスイッチを消すと、照明はただちに消えますが、換気扇は数分後に消えます。その換気扇のスイッチのことを遅れスイッチと呼びます。遅れスイッチには、別の呼び方も存在します。「一時停止スイッチ」「タイマー付きスイッチ」「遅れ停止スイッチ」などです。場合によっては停止するまでの時間を調整できるタイマー式のスイッチもありますので、利用される方はご参考になさってください。

遅れスイッチのトラブル

スイッチが反応しない

遅れスイッチを利用していると、タイマー機能だけではなく、通常のオンオフができない状況になっているトラブルがあります。こちらの場合は、遅れスイッチを設置された照明や換気扇の故障の疑いもあります。それらが正常に反応するか確認した上で、スイッチの交換を検討する必要がでてきます。スイッチを交換する場合には、配線の変更を伴う可能性がありますので専門業者に依頼したほうがよいでしょう。

遅れ停止が機能しない

「ボタン一つで照明と換気扇を同時に操作でき、換気扇のみ遅れ停止になる」というスイッチにも関わらず、スイッチのオンオフを切り替えると、照明と換気扇が同時に操作されてしまうというトラブルもよくあります。こうしたトラブルの場合は、スイッチだけではなく、配線に問題がある可能性があります。配線に関する修理は、電気工事士の資格が必要となりますので、必ず電気屋さんなどにお願いしてください。

つまみが空回りする

回して利用する「ロータリースイッチ」が採用された遅れスイッチで多い症状に、「つまみの部分が空回りする」というものがあります。原因はスイッチ内部に取り付けられたバネの磨耗だと考えられます。空回りしている部品だけを交換したいものですが、こうした場合はスイッチ本体を換える必要があります。普段からよく利用する浴室の換気扇のようなスイッチの場合は最新型に換えるのも一つの方法です。

スイッチが異常に熱い

遅れスイッチを利用している上で、まともに反応しない上、発熱がみられる場合があります。遅れ停止機能をもつスイッチには、もちろんのことですが、電圧が流れています。この電圧が、スイッチの規格に合わないものだった場合、正常に動作しなかったり、異常に熱を持ってしまったりすることがあります。そうした場合は、スイッチの箇所に流れるワット数に適正な遅れスイッチを取り付ける必要があります。

遅れスイッチ故障の解決方法

スイッチ修理・交換でトラブル解決!

遅れスイッチの修理を検討されている場合、たいていの場合が「スイッチ本体の交換」か「配線の変更」を行うことになります。ここでは、壊れた遅れスイッチもしくはタイマー式スイッチを新しいものに交換する手順について紹介していきます。作業に入る前には、必ずスイッチの箇所が該当するブレーカーを落としておきましょう。ブレーカーを落とした後は、スイッチのオンとオフを切り替えて、電気が流れていないことをチェックします。修理や交換の作業を行う際に感電の恐れがありますので、この工程は必ず行います。また重ねてになりますが、配線の加工などを伴う作業には電気工事士の資格が必要となりますので注意してください。

それではスイッチ交換の作業に移ります。まずはスイッチを覆っているカバー(外枠)を取り外します。こちらは爪を引掛けることでも取れますが、少し堅い場合はドライバーなどを利用して、引掛けてもよいでしょう。その後は、スイッチを固定している2本のネジを取り外します。利用されているネジは、後々取り付ける際に利用するので、なくさないように保管しておきます。タイマー付きの場合は、通常の照明スイッチと一緒になっています。これらのスイッチ本体が剥き出しになったら、引っ張って壁の中から出します。基本的にはスイッチの後ろに配線が通っているため、こちらを抜きます。これで古い遅れスイッチの工程は終了です。

新しい遅れスイッチを取り付ける工程に入ります。まずは、スイッチ本体の裏側に電気を流すための線を1本ずつ取り付けます。中途半端に取り付けてしまうと、うまくスイッチが機能しないだけではなく、火花が生じる原因となることもありますので、しっかりと差し込んでください。配線をつけたら、壁内にはめこんで、保管しておいたネジで固定します。スイッチカバーを取り付けます。最後はブレーカーを入れて、実際にスイッチを「オン」と「オフ」とを切り替わるかを確認します。また遅れスイッチの特長である「遅れ停止が機能するか」「(タイマー式の場合は)タイマーが機能するか」なども確認しましょう。

遅れスイッチの料金表

症状(状態) 作業内容 修理料金(税込)
基本調査 測定器を使わない調査 6,600円
測定器調査 測定器を用いて数値で異常箇所を特定する 3,300円~
分解調査 設備、器具を分解する 3,300円~
配線特定調査 問題の電気配線を隠蔽部から特定する作業 5,500円~
結線処理 電線の接続部をやり直す 3,300円~
接触改善 ソケット内の接触不良を改善する作業 3,300円~
スイッチ修理 部品を使わず修理する 3,300円~
プレート交換 スイッチプレートの交換作業 3,300円~
ハンドル交換 スイッチボタンの交換作業 6,600円~
片切スイッチ本体交換 スイッチ交換作業 6,600円~
ホタルスイッチ本体交換 ホタルスイッチ本体の交換 6,600円~
タイマースイッチ交換 タイマースイッチの交換 6,600円~
同一プレート内での複数交換 通常料金の50% 半額
取付枠交換 スイッチ本体の取付枠の交換 8,800円~
壁面センサースイッチ交換 壁面センサースイッチ本体の交換 6,600円~
天井センサースイッチ交換 天井埋込センサースイッチの交換 14,300円~
新規増設 スイッチを新たに設置する 応相談

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遅れスイッチのトラブル事例

連動している遅れスイッチの修理・交換依頼

遅れスイッチのイメージ

町田市能ヶ谷のお客様

今回は東京都町田市能ヶ谷にお住いのお客様からのご依頼です。内容としては「トイレに設置されている照明と換気扇の連動するスイッチが故障してるのか押しても点かないときがあるので、みて場合によっては修理をしてほしい」とのことでした。町田市能ケ谷ですと周辺に小田急小田原線 鶴川駅や空と緑の森公園がありますね。
さて、弊社では全国各地お伺いできますし、またお客様のご都合の良いお時間に合わせて対応することが可能です。今回もお客様と日時を調整させていただき、後日お伺いすることとなりました。

当日、お客様宅に到着し、早速件のスイッチを拝見させていただきました。設置されているのは照明と換気扇が連動している遅れ停止スイッチでPanasonicの『フルカラーWN5276』でした。
遅れ停止スイッチは説明にもありますが、スイッチの「切」操作後、設定時間経過後に「切」になり、トイレや浴室などで出た後も換気扇だけは一定時間つけておきたいといった場合に使われます。
WN5276は換気扇連動タイプでして、中にゼンマイがあり、スイッチの「入」でゼンマイが巻かれて「切」の3分後に換気扇が「切」になります

配線などを調べた結果、スイッチを交換した方がよいとわかったので、お客様に工事内容をお伝えし、ご了承をいただけましたので作業を進めます。
今回交換するスイッチはPanasonicのコスモシリーズワイド21 WTC5383W(埋込電子トイレ換気スイッチ)を選びました。こちらのスイッチは、連動タイプの遅れ停止スイッチで「入」操作すると照明と換気扇が「入」になり、「切」操作を行うとすぐに照明が消灯し、一定時間後、遅れて換気扇が「切」になります。
また、スイッチプレートを外してつまみを回すことでことで5分まで遅れ停止時間の変更が可能となります。その他パイロットランプも装備しますので、換気扇遅れ停止機能が入ってるか入ってないかもひと目で分かるようになってます。

    

スイッチの現状などを確認下上で、交換作業に入ります。作業の流れとしては、古いスイッチを取り外し、新しいスイッチを取り付けるというものです。取付作業の際には、お客様にご希望の遅れ停止時間をお聞きしその時間に合わせて目盛りを調整しました。最後にプレート取り付けです。今回は大きさの異なるものへの交換となるため、プレートごと交換しました。
交換作業後、お客様確認のもと最終チェックを行います。「スイッチの連動」「遅れ停止」「表示ランプ」の動作確認を行い、問題がなければ作業完了です。

スタッフの声

遅れ停止スイッチはトイレや浴室を出た後も換気を行いたいといった方におすすめのスイッチです。古いものですとゼンマイ式のため時間固定でしたが、最近のものではある程度のタイマーが設定できますし、この時間設定はお客様側で操作が可能ですので、柔軟がききます。
また、一時動作スイッチというものもありますが、こちらは「入」操作後、設定時間経過後に「切」になり、別途「切」動作を行う必要がありません。こちらは玄関に使われることが多いです。明るいまま出かけられて自動で消灯されるので使いやすいですよね。一時停止と遅れ停止の使い分けができるスイッチも出ているようです。
対して、「入」操作を行うと照明も点灯してしまうので、換気だけ行いたいという方には不向きなスイッチかもしれません。お客様の都合に合わせてスイッチも様々なタイプが出ております。弊社では、お客様のご希望に合わせてスイッチの紹介も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
今回は弊社をご利用いただきありがとうございました。

遅れスイッチの事例一覧

調光スイッチのイメージ

換気扇の遅れスイッチが正常に作動してない

大阪府高槻市の集合住宅にお住まいのお客様より換気扇の遅れ停止スイッチが作動していないとのご相談をいただきました。確認したところ確かに作動していませんでした。同じPanasonicのものをご希望されていたので、コスモワイド21の換気扇遅れ停止スイッチに交換しました。

換気扇のスイッチを遅れ停止スイッチにしたい

東京都台東区の集合住宅にお住まいのお客様より換気扇のスイッチが故障したとのご依頼。故障したスイッチを交換する際、今度は遅れ停止スイッチにしたいとのことでした。確認すると窓のないトイレの換気扇でしたので、WTC5383Wを提案。ご了承いただけたので、交換作業を行いました。

遅れ消灯スイッチのランプが消えなくなった

大阪府茨木市の集合住宅にお住まいのお客様より玄関の遅れ消灯スイッチが電気が消えてもランプが消えないので、見てほしいとのこと。お伺いしたところスイッチに問題があるようなので、同じ型番のWN5275に交換を行いました。お客様もランプが消えたことを確認しほっとされていました。

トイレに設置の換気扇スイッチが壊れてしまった

兵庫県三田市のお客様よりトイレの換気扇スイッチがおかしいのでみてほしいとのご依頼がありました。今、遅れて停止する機能がついているが、それがあると分かりづらいので交換の際に外してほしいとのこと。お伺いして、片切スイッチに交換したところお客様もご納得されてました。

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