吉川市で浴室換気扇が回らない原因を特定！ファンの回転機能を確認

換気扇のモーターが劣化する？

換気扇本体を交換して解決

埼玉県吉川市中曽根にお住いのB様

埼玉県吉川市中曽根にお住いのB様から、「浴室の換気扇が動かない」とご連絡をいただきました。B様のお話しによると、「風呂から出てスイッチを押したら回らなかった」とのこと。「あまり手入れしてないからかも…」とお聞きしましたが、ひとまずB様宅へ伺います。浴室換気扇のスイッチを押してみましたが、作動しません。スイッチのランプも点灯しない状況です。操作をしたボタンの感触に問題はなく、スイッチ本体の故障とは判断できません。ブレーカーの確認をしてみましたが、すべてのブレーカーは上がっています。これまでに異音もなく、昨日も普通に使われていたそうです。いずれにしても点検してみなければわからないので、ブレーカーを落として点検口から確認させていただきました。するとモーターがかなり劣化しています。どうやらこの劣化がファンの回転する機能を低下させ、換気扇を動かなくさせていたようです。そこでB様に確認。「15年くらい経ってると思うけど」と言われました。

15年使っておられたということは、「換気扇は寿命で止まった」という可能性が高くなります。モーターの劣化はイメージしにくいところもありますが、浴室の湿気が含まれることから、長年使っているうちに少しずつ衰えてきます。家電は10年以上使っていれば調子が悪くなってくるのと同じで、耐用年数を越えていれば故障する場合もあるでしょう。もちろん使用頻度によっては、長持ちするモノもあります。確認した状況をB様に説明し、換気扇を本体ごと交換させていただくことになりました。モーターを交換して換気扇の修理をすることも可能だったのですが、換気扇自体も古くなっていたことから、「また故障すると嫌だから交換して欲しい」とのご依頼で対応させていただきます。ダクトと換気扇を繋いでいる配線部分を外し、古い換気扇を丸ごと切り離します。そのあと新しい換気扇をダクトと接続し、ネジをしっかり固定しておきます。換気扇の電源を差し込み、作動している状態を確認できたところで作業終了です。

換気扇はあまり故障するモノではありませんが、経年劣化に関係する症状が見られる場合は使用を控えてください。ファンの回転がいつもより遅い。運転させると焦げ臭い。これまでに聞いたことのない音がする。このような症状があるなら、事故を防ぐためにも業者に点検してもらってください。特にモーター故障の場合は、内部に熱がこもって発火事故となる可能性も低くありません。実は換気扇のトラブルとしては、モーターの配線不良や接触不良による火災も報告されています。電線が引っ張られると接続部分の接触面積が少なくなり、電気抵抗が高くなって配線が発熱してしまいます。今回はモーターの劣化でファンが回らなくなりましたが、モーターが加熱して事故を生んでしまうこともあるのです。これまでは天井埋め込み型の浴室換気扇が一般的でしたが、最近は壁掛けの浴室換気扇を取付けるお客様も増えてきました。

浴室換気扇と浴室乾燥機の違い

浴室換気扇は浴室にこもった湿気を屋外へ排出することが役割となっています。空気を入れ替えることが目的なので、それ以上の機能はありません。そのため使用する時間の長さによっては、完全に湿気を外へ排出できていないケースもあります。また、雨の日は充分に換気できていなかったりするため、浴室内が乾燥できていない場合もあるでしょう。浴室乾燥機は浴室内の換気から乾燥までを行い、カビなどの発生も抑制してくれます。ヒートポンプ式とガス式があり、洗濯物の乾燥から暖房が搭載されているモノまで登場しています。入浴しているときに換気扇を回すと冷たい風が入ってきますが、浴室乾燥機であれば暖房機能を使えるので、清潔な状態と体への影響を同時に保つことができます。ただ、浴室換気扇よりも価格負担があり交換するには工事も必要になるため、思い立って今すぐ取り付けられるモノではありません。

浴室換気扇の排気機能をトイレや洗面所と共有しいれば、換気口の数と同じ口数の浴室乾燥機を選ばなければなりません。浴室換気扇が故障して洗面所やトイレの換気扇に支障をきたすのは、複数の部屋の換気扇と浴室の換気扇が繋がっているからです。さらに換気扇から乾燥機に交換するためには、専用の電線を確保する必要があります。浴室までの電線を天井から引っ張ることができるか確認することも重要で、簡単な工事で済ませられるかどうかはその家の状態によります。B様も浴室乾燥機を検討された時期があるようですが、「費用や工事のことを考えて辞めた」とおっしゃられていました。浴室の快適さは間違いありませんが、それぞれのご家庭によって環境や事情は異なるため、新しい製品が発売されていても無理にはお勧めしていません。

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浴室換気扇をDIYで修理することはできる？

換気扇を交換するときの注意

浴室換気扇は業者以外でも交換可能です。ブレーカーを落としてから作業に取り掛かります。カバーを取り外し、配線を切断して古い換気扇を取り外しましょう。取り外した換気扇は、自治体のゴミ分別方法に従って対応してください。換気扇の種類によって違いますが、アース線があれば丸端子ネジで止めます。電源はVVF （VA 配線）を直挿しし、アース線に丸端子を圧着させます。通線口から裏側へ通したら本体の準備完了、圧着端子で元の配線と繋ぎます。そのあとダクトと接続させ、隙間があればコーキングなどで塞いでおきましょう。あとはカバーを装着させれば取付け終了となります。屋外へ繋がっている換気口から、浴室内の空気が出ているかどうか試運転して確かめてください。換気口にカバーがかけられ真横から確認することが難しくなっている場合は、下から覗き込んで換気されているかどうか調べてください。どれだけ換気扇交換がうまくできたとしても、換気口から空気が排出されていなければ機能を果たせません。

換気口を観察する人はあまりいらっしゃいませんが、ゴミや埃がフィルターに目詰まりしていれば換気レベルも落ちます。換気扇のカバーや換気扇本体のお手入れを気にする人は多いですが、換気口は目立たない場所なので注目されません。ただ、天井のダクトから繋がっている換気口が詰まっていれば、浴室内の空気を入れ替えることはできなくなります。見えにくく手が届きにくい高さに設置されていることもありますが、換気口の詰まりを確認したら取り除いておきましょう。問題なく作動しているようなら構いませんが、交換しても気になる症状があれば業者へ点検してもらってください。新品なのに換気扇が回らない。まったく動かない。さまざまなトラブルも想定されますが、交換しても思うように作動してくれない状況は、換気扇をダクトへ接続する過程で不備が起こった可能性もあります。また、ネジ固定の甘さや配線の引き込み具合など、どこかで接触不良になっているかもしれません。

換気扇の交換は点検口での作業が必要になるため、慣れていなければ難しく感じられます。天井裏は暗くて見えにくい場合もあり、埃や汚れも溜まっていたり、考えている以上に作業がしにくいかもしれません。「自分で行う時間がない」「失敗してやり直したくない」そんな場合、業者へ依頼すれば工賃の負担はありますが、お客様の手を煩わせるようなことはありません。点検口を開けて確認すること自体にも抵抗があるなら、初めから業者を呼んで交換してもらいましょう。

浴室換気扇の交換は万が一の場合は漏電や火災に繋がることもあるので専門業者にお願いして交換してもらいましょう。浴室・風呂の換気扇交換の内容はこちらをご参照ください。
また、換気扇の交換費用がこちらにあるので併せてご参照ください。
『DENKI110』であれば迅速に対応致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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モーター故障による事故事例

モーターの熱から発火事故に繋がる

浴室・トイレ・キッチンで使われている換気扇にも種類はありますが、いずれもモーターが故障して事故に繋がる可能性があります。電源を入れて動かなければモーター内部に何らかの異常が発生しているため、すぐに電源を切って業者へ連絡してください。モーターの動きをスムーズにするめコンデンサーが組み込まれていますが、ショートして火災に繋がる事故も多く、製品評価技術基盤機構にも報告されています。絶縁体が劣化して破れることで、熱暴走が起きて発火してしまう現象も見られます。モーター取付けフレームが溶解することで、モーター自体が脱落してしまうケースもあり、いきなり使えなくなったりするかもしれません。換気扇を回しっぱなしにしているご家庭では、モーターへ必要以上の負荷が加えられていることもあります。そうなるとモーターの寿命も短くなり、埃などを吸い込んで故障の原因にもなります。

消費者庁も経年劣化からの事故に注意喚起しており、「異常な音がする」「モーターが熱い」などの症状から扇風機による事故の例を挙げています。平成19年～27年の間で換気扇による事故は28件、全体の10％を占めています。経過年数は30年以上たっているモノが最も多く、標準使用期間を大幅に越えているケースが目立ちます。平成21年から「電気用品安全法技術基準省令」が改正され、長期使用する電化製品の安全表示制度が始まりました。そのため電化製品には、設計上の標準使用期間が表示されるようになっています。ただ、標準使用期間を意識しながら使う人は多くありません。換気扇はテレビやゲームのように楽しみをもたらすモノではありませんが、使うことができなければ空調に支障をきたすため、説明書をよく読んで注意書きなどを知ってください。

モーター内部のコイルが焼損する。ベアリングの内輪が外れる。モーターが故障する原因もいくつかありますが、電気系統の知識がなければ修理も難しくなります。「動いているから大丈夫だろう」と判断して使用を続けていると、修理できない状態へ発展するケースも考えられるため、いつもと違う状況なら使用を控えてください。なるべく早く業者へ相談し、換気したい場合は窓を開けて対応するようにしましょう。時間はかかりますが、安全が確認される前に無理やり動かしてはいけません。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。

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