エラーが出てテレビが映らない?所沢市でのアンテナの故障トラブル
突然テレビが映らなくなってしまったときには
テレビが映らない原因はどこにある?
埼玉県所沢市のT様
突然映らなくなってしまったテレビの修理
埼玉県所沢市にお住まいのT様より、これまで問題なく視聴できていたテレビか突然映らなくなってしまい、視聴できなくなってしまったため修理をしてほしいというご連絡をいただきました。テレビが映らないという状態の場合、症状によってはテレビ側にエラーコードというものが表示されていることがあります。このエラーコードについて確認をするためにはまず使用されているテレビに付いて確認をする必要があるため、そのメーカーについてお伺いすると、SHARP製のテレビを使用しているということでした。
そのため、SHARP製テレビの場合のエラーコードの確認方法についてお伝えし、そのように操作をしていただいてエラーコードが表示されないかどうかを見て頂きました。すると、エラーコードとしてE203というコードが表示されているということでした。
このE203というエラーコードは、「放送信号の不足」を意味しているものです。
簡単にいうと電波が弱い、うまく受信できない状態になっていることを意味していると考えて頂ければ良いでしょう。テレビの増設などを行っていた場合には配線面の問題の可能性もあるのですが、その点についてお伺いするとテレビを増やしたりしたことはないということでしたので、これはアンテナの問題を疑うことができました。
テレビアンテナは屋外に設置されているものということもあり、どうしても室内にあるテレビや配線類などに比べると故障や破損などが発生してしまう可能性が高くなります。そのため、実際に現地で確認を行い、テレビアンテナの状態をチェックする必要がありました。この作業のために必要となる情報として、テレビアンテナがどこに設置されているのかについて事前にお伺いすると、2階の屋根上にあるはず、ということでしたので、高所作業のための道具もご用意してお伺いすることとしました。
テレビはそこまで見ないため急いで対応する必要こそないということでしたが、アンテナに問題がある場合状況によっては滑落事故等を引き起こす可能性があることを考え、できるだけ早い段階で対応できる日時で調整を行って頂きました。
お決めした日時に現地にお伺いし、まずはテレビ側の確認を行いました。お客様のご連絡にあったとおりエラーコードとしてE-203が表示されており、いずれの局についても視聴できない状態となっていたため、やはりアンテナに問題があるものと考えられました。
そのため、準備してきた高所作業用の梯子を使用して、屋根上に登って確認を行いました。屋根に上るとアンテナは一見して問題が発生しているようには見えませんでしたが、方位の計測や電波量の調査を行ってみた結果、大きくずれてしまっていることが分かりました。こういったトラブルは強風や強風に伴う衝突物等によって発生することがあり、それほど珍しいものではありません。
幸いにしてアンテナ本体に破損や故障が発生しているわけではありませんでした。そのため、一度お降りしてお客様にアンテナがどのような状態になっていたのかについてお伝えしました。修理についても、改めて正しい方向に向けて再設置を行うだけであるため、そこまで時間を掛けることなく完了させることができることをお伝えし、お見積についても併せてお伝えしました。
ただ、このまま再設置をするとまた同じようなトラブルが起こる可能性が有るため、その点については注意をして、今度は曲がることがないようにワイヤーでの固定を行う旨についてもお伝えし、ご了承をいただきました。
そのため、固定用のワイヤーの準備を整える為に一度引き返し、その後再びお伺いして作業を開始しました。アンテナの修理に関しては高所作業となることがネックではありますが、プロによる作業であればその心配もありません。
屋根上に登り、一度アンテナを取り外してからレベルチェックを行いつつ適切な方向に向けて再設置を行う作業となりました。その後ワイヤーを使用した固定を行い、再び同じように曲がってしまうことがないように注意をして再設置作業を完了させました。
その後、テレビ側から受信ができるようになっているかを確認して頂き、全局問題なく視聴できる状態となっておりましたので、今回のご依頼に付いてはこれで完了となりました。
テレビアンテナのDIY修理には注意
テレビが見られないときのDIY
テレビをDIY修理する場合のポイント
テレビが見られなくなってしまった、というとき、その原因にはいくつかのことを考えられます。中にはDIYで修理ができる原因も存在しているため、DIY修理を行いたいと考えるなら重要なのは何処が原因となっているのかを突き止め、適切な対応を取ることにあるでしょう。
それでは、実際にDIY修理を行うことができるケースと、そうではないケースとについて紹介します。まずは、テレビ本体が故障してしまっているという場合についてです。このような場合は複雑な機械についての修理知識が必要となるため、DIY修理はかなり難しいものとなるでしょう。最初からメーカー修理を依頼するか、古いものなら買い換えるかを考えたほうがメリットが大きいと言えます。
配線の問題なら修理はしやすい
また、もう1つテレビが見られなくなってしまう原因として考えられるのが、テレビ配線の問題です。アンテナで受信をした放送信号はこの配線を通してテレビに届けられるようになっており、一般的な住宅内に於いては距離による信号減衰はほぼ発生せず、問題なく視聴できるようになっています。
ただ、場合によっては使用している機材の問題で信号が不足してしまうことがあります。その原因となるのが、分配器や分岐器と呼ばれるような信号を分割するための機械です。分配器はそこで信号を等分するためのもので、分岐器は定量を分岐させるためのものであるため、分岐器を使用すべき場面で分配器を使用すると信号不足が発生する可能性があります。新しくテレビの設置を行うにあたって分配器を設置した、という場合、それを分岐器に変えることで症状が改善する可能性があります。
DIY修理が難しいアンテナトラブル
テレビが映らないという場合について、DIYでの修理が特に難しいのは、今回の事例でも紹介したような屋根上にあるアンテナに問題が発生しているケースです。ベランダなどにアンテナが設置されている場合に付いては調整もしやすいですが、屋根上にある場合には屋根に登る必要があり、高所作業で原因の特定や修理を行う必要があります。角度調整などによって比較的簡単な手段で修理が行えるケースもあるのですが、それでも高所作業となることは変わらないため、危険を考えて作業を判断する必要があるでしょう。
自分でテレビやアンテナの不具合を直そうとしても、高所作業にもなるので注意が必要です。テレビが映らない・受信しないトラブルでの対処法はこちらでご確認ください。安全にテレビやアンテナの工事を行うなら専門業者にお願いしましょう。『DENKI110』では資格を持った作業員が実際に対応致しますのでお気軽にご相談ください。
地デジ放送とアナログ放送の違いって?
地デジ放送開始から10年を前に
地デジ放送って結局何?
2011年にアナログ放送が終了し、テレビ放送が全面的に地上デジタル放送に変更されたのは覚えている方も多いのではないでしょうか。アンテナの切替などが必要となり、面倒だったという記憶がある方も多いかもしれません。それでは、実際にこの切り替えによって、どのような違いが発生することになったのでしょうか。そもそも地上デジタル放送とアナログ放送にどのような違いがあるのかについて簡単に紹介します。
まず、以前に使われていたアナログ放送というものについてです。このアナログ放送というのは、映像情報や音声情報などをVHFやUHFと呼ばれる周波数帯を利用して送信するものでした。ポイントとなっていたのは、連続情報としてこれを送信していたことです。実は受信遅延がないことや、チャンネルの切替が早いこと、さらに電波状態が悪くなっていても映像が乱れても受信が行われていたことなどはメリットでした。
アナログ放送終了の理由は?
それでは、そんなメリットがあったアナログ放送はなぜ終了することになったのでしょうか。これには意外な原因が存在しています。それが、携帯電話の普及です。今となってはほとんどの人が使用するようになっている携帯電話ですが、これも電波を使用しているものであるため、周波数帯が圧迫されることとなりました。電波というのは一種の資源のようなもので、使用量には限界があります。そのため、このままテレビをアナログ放送で続けることは難しいという判断がされました。
もう1つは映像著作権の問題で、アナログ放送は簡単にコピーをとる事ができてしまっていたため、それを保護することができるデジタル放送への以降が必要となったのです。
これらの理由からアナログ放送は終了し、テレビは地上デジタル放送に全面移行することとなりました。
※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
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