コンセントのアースに不具合が見られるときはどうしたらいい?

コンセント

日常の生活の中で何も考えることなくコンセントを使っていると思いますが、最近ではアース付きコンセントを取り入れる必要があります。実際に、新築を建てる場合には当たり前のようにアース付きコンセントとなっていますが、古い家庭でもリフォームなどを考える人が年々増加しています。

目次

はじめに

今の時代は、家電を便利に利用することができるようになっていますが、その中には危険やトラブルが潜んでいると言われています。正しい使い方をすることにより、火災などを防ぐことができますが、電気による火災も年々増加傾向にありますが、自分の家を火災から守るためには、火元だけでなく電気に関しても正しい知識を持つことが大切なのです。

①アース付きコンセントとは

アース付きコンセントとは、アースと呼ばれている電気機器と大地とを電気的につなげる部分が取り付けられていますが、最近ではほとんどの家電にアースが取り付けられています。アースを取り付けることにより電気機器から生じた電気を地面に逃がすことができるので、感電や電磁波、落雷被害を防ぐことができると言われています。アース付きコンセントに関しては、何よりも取り付ける部分が付いているものとコンセントのみのものがありますがその中で安全性を高めるためには、アース付きコンセントに交換することがおすすめできますが、アース付きコンセントを取り付ける際には、電気工事士の資格が必要となりますので、電気専門業者に依頼する必要があります。実際に自分の家のコンセントがアース付きコンセントかどうかわからないという人も多いと思いますが、不安に感じている人は業者の方に依頼して調べてもらい交換することを検討してみましょう。

②アース付きコンセントのトラブル事例

コンセントの交換
コンセントの交換

アース付きコンセントのトラブルに関してはどのような事例があるのでしょうか。実際に事例を参考に知ることにより、自分がトラブルや故障が生じた時にどのように対処すればよいのか理解することができると思います。

2.1 修理できないコンセント

自分でコンセントを分解したのですがもとに戻すことができなくなってしまい、専門業者に電話しました。すぐに対応してくださったのですが、アース付きタイプのコンセントで状態が悪くなったことにより修理をしようと思ったけどできなくて、業者の方が調査してくれたのですが、コンセントの故障という事がわかって新しいものに交換をお願いしました。最初から業者の方にお願いしておけばよかったと後で反省しました。自分では何時間かけてもどうにもならなかったのですが、プロの方は30分程度で交換してくれてすぐに使えるようになり良かったと思っています。

コンセントの修理についてはこちらで故障の原因やトラブルの種類をまとめましたので併せてご参照ください。

2.2 コンセントの交換

洗濯機の近くにあるコンセントが壊れてしまい自分ではどうする事もできず、考えてみると長く使っているという事もあり修理か交換か判断することができる業者に依頼しました。調査を行ってくれたのですが、修理が難しいという事を伝えてくださったのでアース付きの新しいコンセントと交換をしていただきました。ついでにアースの接続も行ってくれて、今までアースを繋いでいない状態でしっかりアースのことを知れて感謝しています。

2.3 アース線が故障した

家庭用のエアコンのコンセントを抜いた時にアース線が断線してしまいました。今すぐには使わないけど、次使う時に不便だと感じて業者に連絡しました。調査に駆けつけてくれて、修理が可能な状態という事で修理を行ってもらったので次使う時も安心して使えるので良かったです。

2.4 コンセントが焼けた

子供がアースコードを入れてしまいコンセントが焼けてしまいました。すごく焦ったのですが、子供にケガもなく対応ができず、そのままの状態にしておけないので業者の方に早急に対応してくださいと連絡しました。すぐに駆け付けてくれて、プレートをコンセントが焼けていると言われて、修理は無理だといわれたので新しいものに交換をお願いしました。アース付きコンセントでなかったために、新しいコンセントはアース付きコンセントにしてもらいアースの取り付けも行ってくれたので、今度は子供がいたずらする事もなくなり安心できました。

③アースの目的

アース付きコンセントは主流となっているのですが、アースの目的な様々な電磁波の要素の1つである電場を抑制するという目的があります。アースを取り付けることにより、どのような目的があるのでしょうか。

3.1 感電防止

電化製品が水に濡れたり劣化してしまう事により漏電が生じてしまうと言われていますが、アースをしていればアース線側に電流の大部分が流れるので人体への影響を軽減することができて感電を防止することが可能となっています。

3.2 電位の均等化

アースをすることにより、電位が均等化されるために、落雷などが起こった場合でも電位差で電子機器が破壊されることもなく、電気製品を守ることができます。

3.3 静電気を防止

静電気は電荷が分離することにより発生して、着火や爆発の原因となってしまうのですが、アースをすることにより電荷が大地に流れて失われるので静電気を防止する事が出来るのです。

3.4 避雷

雷により多量の電流や電荷はアースを通じて大地に流れ込むのですが、大地に流れ込む事で雷の被害を軽減することができて、雷により電化製品が使えなくなってしまう事がありますが、それを防止することが可能です。

3.5 通信障害の抑制

電力線における電荷量が大きい場合には、電荷に偏りが生じたり、電気が流れる場所と流れない場所が出てしまう場合があるのですが、アースを取り付けることにより、均等に電気を流すことができて通信障害を抑制することができます。

④コンセントはアース付きがおすすめ

実際に壁のコンセントをアース付きのものに交換するかどうか悩んでいる人も多いと思いますが、アース付きのコンセントにすることがおすすめできます。

今の時代は家電製品も多くなり、配線が重なっている部分に関しては強いエネルギーが放たれているのですが、電気を取るという面では便利ですが、引き替えに悪影響を生み出している可能性も考えられるために、アース付きコンセントがおすすめできます。アースはそんな余分なエネルギーを取り除くことが可能となっています。

実際に今の時代はアース付きコンセントが主流となっていますが、昔の家に関しては基本的にアース付きのコンセントではありません。種類により取り付けが可能となっているものもありますが、取り付けることができないものもあります。アースを取ることにより家電製品から発せられる電場を減らすことができて、内線に関する一般的な決まりとしてもアースが付属しているコンセントの使用がおすすめできるのです。

アース付きコンセントかどうかわからないという方も多いと思いますが、アース付きでない場合には交換をおすすめできますし、アースが付いている場合には積極的に利用することがよいと思います。

アース付きコンセントはおすすめできますが、アース線に関しては事故や機器の故障を防ぐことが可能なのですが、逆に事故などが起こらない場合には役に立たないという意見もある中で、何よりも様々な面においてアース付きコンセントを取り付けることにより、電気に関してのトラブルを防ぐことが可能となっているので、取り付けることをおすすめできます。

神経質になってしまう必要はありませんが、家電は便利に使うことができるものが増えている中で購入するとなると価格も高額となってしまうので故障やトラブルなどを防ぐためにはアースを取り付けることにより家電やトラブルを防ぐことができるためには取り付けるべきだと思います。

⑤アース付きコンセントの工事

アース付きコンセントの工事(取り外したコンセント)
取り外したコンセント

アース付きコンセントの工事については、アース付きコンセントに交換したいと考えている人はどの程度の費用が掛かるのか気になっている人も多いと思います。

その中でアース線が引いてある場合には、コンセントの交換のみの作業になって5000円~8000円程度が相場となっています。ケーブルを新しく引く場合には、15000円~30000円程度かかり、大掛かりな内装が必要になってくる場合もありますので状態により費用は異なってきます。アース付きコンセントの故事については、アース線が引いてあるかどうかでかかる費用や工事の規模により費用に差が出てきますし、工事の時間も違います。

マンションや賃貸に住んでいる場合には、アース工事をする際には、管理会社にしっかりと問い合わせを行っておく必要があります。建築図面でアース線の引き込み箇所などを確認してもらうようにしましょう。さらに賃貸の場合は大家さんとトラブルを引き起こさないために、大家さんや管理会社に事前に必ず管理会社にしっかり確認することにより、トラブルなくアースコンセントを取り付けることができます。

アース付きコンセントを取り付ける際の費用としては、工事費と部品代、アース線が引いてあるかどうかにより違いがありますが、業者によっては出張費がプラスとなる場合もありますので、なるべく近くの業者を選ぶようにしましょう。また、アース付きコンセントへの交換を考えている人は、先ずは専門業者に依頼して見積もりを行ってもらうようにしましょう。

見積もりを行ってもらうことによりどの程度の費用が掛かるのかある程度は知ることができますので費用を知ったうえで検討することができます。見積もりや調査が無料という業者を見つけることにより、効率よく交換を行っていく事が出来ると思います。

⑥アース付きコンセントが必要な機器

アース付きコンセントが必要な機器は家電製品に多く存在します。湿気が気になる場所では特にアース付きコンセントが必要になります。

6.1 洗濯機、乾燥機

日常の生活の中で毎日使用している洗濯機や乾燥機は水と電気を一緒に使う機械なので、漏電を防ぐためにアース線を接続する必要があります。本体がプラスティックの場合でも電路以外に洗濯層の水が流れる場合がありますので感電の恐れがあり、アース付きコンセントの方が安心して使うことができるといえます。

6.2 冷蔵庫

冷蔵庫は水を使う機械ではありませんが、日常の生活の中で濡れている手で冷蔵庫を触ることもあると思います。そんな場合には感電の恐れがありますので、アース付きのコンセントを使用することがお勧めできます。

6.3 IHクッキングヒーター

最近ではガスに変わってIHクッキングヒーターの設備がある家庭も多くなっているのですが、磁力線によりフライパンや鍋を発熱させる機器なのでアース付きコンセントが必要となります。

6.4 食器洗い乾燥機

今の時代は便利になり、食器洗い乾燥機を活用する家庭も増えています。食器洗い機については大量の水が必要で毎日のように汚れている食器を綺麗にするために品杯に使うと思いますが、法令上アースの接続が必要な家電となっています。

6.5 電子レンジ

昔の電子レンジはアースはなかったのですが、今の時代は電子レンジにアース線が付いています。電子レンジのアースをつけないと高調波で家庭内の家電製品に影響が出てしまう場合がありますのでしっかりとアースを取り付けて活用するようにしましょう。

6.6 パソコン

テレビやパソコンについては、アンテナに雷が落ちるという雷対策でアースが取り付けられています。電磁波の影響も受けやすいためにアース付きコンセントが必要となってきます。弱い電波で操作を行う事が多いテレビやパソコンについては、何らかのきっかけで強い電圧が流れてしまう事により壊れる可能性もあり、アースを繋ぐことによりテレビやパソコンを守ることができます。

6.7 エアコン

日常の生活の中で部屋を快適な空間に保つためにはエアコンを欠かす事が出来ませんが、200Ⅴのエアコンに関してはアース工事が義務化されています。そのために基本的にはアース付きコンセントで対応する必要があり、室内機と室外機の両方でアースが必要と言われています。アースを取り付けることにより、エアコンからの漏電や感電を防ぐことができます。

まとめ

アース付きコンセントの役割としては、実際に家電などの故障を防ぐことも可能となっていますし、電磁波などを防ぐこともあり、健康被害などについてもしっかりと対策を行う事が可能となっています。

そのために、アース付きコンセントでない場合には、アース付きコンセントに交換することにより、様々な家電を効率よく使っていく事ができますし、トラブルなども防ぐことができます。今の時代は便利な時代となっていますが、上手に活用することができる環境に整えることにより、日常の生活の中で安心して暮らしていく事が出来るようになっています。

アース付きコンセントについては、今まで知らなかったという人もこの機会に自分にふさわしい業者の方を見つけて交換を検討してみるようにしましょう。費用に関しても機器の故障などを防ぐことができるという面では長年安心して使えるという事が出来ますのでおすすめです。

アース付きコンセントが必要な家電がたくさんありますが、大型家電については特にアースが必要となってきますし、購入する際にも高額になってしまうのでアースを付けるようにして家電を守って危険を防ぐようにしましょう。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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