綾瀬市で古いエアコンの取り外し作業/外壁に設置された室外機を撤去

2階の外壁に設置した室外機の取り外し工事

工事に欠かせない冷媒ガスの回収

神奈川県綾瀬市落合南にお住いのJ様

神奈川県綾瀬市落合南にお住いのJ様から、「エアコンを取り外したい」とお問い合わせをいただきました。新しく買い換えをご検討されているそうですが、ひとまず取り外しのご依頼です。室外機は2階の外壁にアンカーボルトで取付けてられています(アンカーボルト=壁面に打ち込む金属部品)。「前から外したいと思ってた」とおっしゃられているように、天井吊りや外壁に設置されている場合は、建物の見た目を気にして室外機の移設をご希望されるお客様もいらっしゃいます。J様のご自宅へ伺い、取り外し工事を作業させていただきました。
まずは脚立を利用して状態を確認。外壁に設置されている室外機にはL字アンカーボルトが使用されており、しっかり固定されています。そこでカバーを取り外し、冷媒管のナットを緩めてフタを取ります。エアコンを冷房運転させて冷媒ガスの回収を行います。

側面のカバーを外したイメージ
側面のカバーを外したイメージ

専門用語で「ポンプダウン」と呼ばれますが、この作業を行わなければ環境問題に繋がるため、室外機を取り外す際は必ず行います。室外機側のバルブを閉め、エアコンを運転させます。これで室外機から室内機へ送り出す冷媒ガスが停止し、室内機に残る冷媒ガスを閉じ込めます。そのあと受け取り側のバルブも閉め、室外機にある冷媒ガスも閉じ込めておきます。エアコンの運転を停止。コンセントを抜いてブレーカーを落とします。
バルブのフタを閉め、室外機に接続されている配管を取り外します。電源の配線を切断。ここでようやく台座のボルトを緩め、室外機を取り外します。持ち抱えたまま脚立を使って下ろすことは難しいので、ロープで縛り昇降機に乗せて下ろしました。外壁に残った台座を撤去し、室外機の取り外しは完了です。室内機を取り外す前に床を養生しておきます。室内機を持ち上げ配管を引っ張り出し、ドレンホースなどを切断。ドライバーを使って室内機本体を取り外し、ビス止めしている据付板も外します。

室内機を取り外しているイメージ
室内機を取り外しているイメージ

据付板は室内機を引っかける金具です。取り外したあとの壁紙を軽く拭き取り、残っている配管を引っ張ってすべて取り外します。「新しいエアコンを検討している」とお聞きしているので、配管を通していた穴に軟質塩化ビニールのキャップをはめておきました。取り外したエアコンは量販店ではなく、自治体指定の場所へ持ち込んで処分されるようです。お住いの地域によっても違いますが、J様は料金郵便局振込方式で事前にリサイクル料金も支払っておられます。
自治体指定の場所は廃棄物対策の窓口へ連絡すれば教えてもらえます。また、一般財団法人家電製品協会の公式サイトでも確認可能です。あとはリサイクル券を貼り、指定の場所へ持ち込みもしくは引き取ってもらえば終わり。既に処分日も予約しておられるそうで、エアコンの運搬も友人に手伝ってもらえるそうです。今回はエアコンの取り外し料金のみで、業者を使った運搬ではないため、処分するための費用は抑えられています。

配管用の穴
配管用の穴

配管の穴はキャップをはめただけで完全には塞いでいません。もし、利用されないのであればキャップをはめただけでは不十分なので、配管用パテを埋め込んで塞ぐ方法もあります。配管の穴で建物に大きな影響が及ぶわけではありませんが、壁の空洞を放置していると劣化を招く恐れもあります。例えば防水性の低下が最も不安視されるポイントですが、キャップの隙間から侵入した雨水が壁の中に入る可能性もゼロではありません。
配管用パテは配管の隙間を埋める資材のため、厳密に言えば住宅用資材ではありません。そのため100%防水性があるとは言いませんが、防虫・防蝕・密閉性も高いです。水回りの補修に利用できるため、ご存知のお客様もいらっしゃるかもしれません。ただ、配管用パテはあくまでも隙間を埋める資材なので、「もうエアコンを取付けない」という場合は、建物の構造や仕様によって別の資材を使うケースもあるでしょう。

J様宅では2階の外壁に取付けられていたので、室内機操作や運転確認など1階と2階部分を往復し、冷媒ガスの回収作業に少し手間取りました。室外機の設置には、ベランダから架台を設けて設置する天井吊り。屋根の上に設置する屋根置きなど、さまざまな設置方法を選べます。多くは2階から1階まで配管を延長させ、室外機を1階へ設置します。ただ、その場合は配管の延長料金もかかり、1階にスペースがなければ対応できません。
2階に室内機。室外機を1階ではなく特別な方法で設置する場合は、通常の取付け費用よりも割高になる可能性もあるでしょう。一般的には穴あけ+取付け工事で28,000円程度ですが、天井吊りや壁面吊りになれば15,000円くらいの費用が追加になります。取り外しは取付けと違いますが、設置されている場所によって費用負担が増えるかもしれません。

取り外し工事はDIYで対応しても良い?

DIY工事を行った場合のトラブル

冷媒ガスの回収作業
冷媒ガスの回収作業

まず、冷媒ガスの回収は、自治体の登録業者でなければ認められていません。そのため仮に取り外せる技術を持っていたとしても、回収作業だけは業者に任せることになります。冷媒ガスの回収作業は主に室外機が中心なので、ここでは室内機についてご紹介しておきます。室内機は据付板に引っかけてあるだけなので、取り外す作業自体はそこまで難しくありません。ただ、機種や配管の接続によっては高い技術が必要になります。
室内機は下側2箇所を押しながら持ち上げますが、古い機種では据付板にビス固定されているため注意も必要です。さらに機種によっては持ち上げて取り外すとき、壁と室内機の隙間に箱のようなモノを挟んで補助しなければ難しい場合もあるでしょう。持ち上げることができれ配管の取り外しですが、配管を室内機の左側から伸ばしている場合は接続部分が裏側になります。右側であればすぐ確認できますが、左側で接続していれば確認しずらいため取り外しも難しくなります。

配管の接続を繋げたまま本体を取り外そうとすれば、配管が折れたり曲がったりするトラブルも起こります。また、室内機には最初から30~40cmの配管が取付けられていますが、DIYでは間違って切断することも考えられます。室内機を廃棄するなら問題ありません。移設して再利用するには最初の配管が必要なので、これを切断してしまうともう2度と使えなくなる可能性もあります。他にもきちんと養生しなければ、配管を取り外しているうちに結露水があふれてくることもあります。
冷媒ガスを強引に回収をして冷媒が漏れ、コンプレッサーに空気が流れてしまうと、運転させているうちに温度が上がり圧力も高まります。場合によってはコンプレッサーの破裂も想定できるため、冷媒ガスの回収は業者でなければ対応が難しいでしょう。

冷媒ガス回収の失敗事例もいくつか報告されています。バルブの閉め方が甘くてガス漏れが起こる。すべてを回収しきれないままバルブを閉め、運転を停止させてしまう。強制冷房ができない。冷媒管を間違えるなど、DIYにおけるトラブルは故障に繋がります。室外機の配管は裏側に隠れているケースもあるため、慣れていなければ接続を取り外せません。取付けより簡単にできそうなイメージもありますが、エアコンの取り外しは単純作業ではないので業者を呼びましょう。

エアコンは自分で交換や取り付け、取り外しでの工事を行うと、万が一の漏電や火災の原因になるので気を付けましょう。エアコンの取付の詳細はこちらでご確認ください。また、エアコンの取り外し内容はこちらでご確認ください。 安全にエアコン取付工事を行いたいなら専門業者にお願いしましょう。『DENKI110』では資格を持った作業員が実際に対応致しますのでお気軽にご相談ください。

エアコンの暖房効かない理由と対応策

効かない原因は外気温にある?

室外機
室外機

暖房効かない場合はお手入れ不足もありますが、故障以外では外気温が関係していることもあります。外気温が2℃以下になれば暖房の効果を感じにくかもしれません。寒くなれば暖房が必要不可欠ですが、外気温が低すぎると冷媒ガスが減ります。そのため空気を暖める能力が落ちてしまい、設定温度を上げても「暖房効かない」という状態を作り上げてしまうのです。メーカーや機種によって対応する外気温の範囲も違いますが、寒冷地仕様のエアコンであればマイナス10℃以下でも充分な暖房機能を備えています。寒いのは嫌い。石油ファンヒーターを使いたくないなど、ご家庭の事情によってエアコンしか選べないようなら、寒冷地仕様のエアコンへ買い換えることもお勧めです。
また、室外機が霜取り運転をしている間は、暖房の効果を得られません。霜が取り除かれるまで微風程度の風しか送風されないため、設定温度を23℃以下にして霜取り運転の時間を短くすれば、暖房の効果を感じらるようになります。

エアコンを和室に設置している場合、「洋室よりも暖房の効果を感じにくい」とi一般的に言われています。建物の構造や仕様にもよりますが、和室のほうが気密性や断熱性も低いため、体感的に効いてないような気がするのかもしれません。外気温の影響を受けやすいので、断熱フィルムを窓に貼って対応してみましょう。100円均一に断熱テープやシートも並べられているため試してみてください。可能であればカーテンやスクリーンを利用する方法もあります。
根本的な要因として、お手入れをしていなければエアコンの機能は低下します。フィルターが埃で目詰まりを起こしている。熱交換器に汚れが付着している場合は、エアコンを洗浄しましょう。他にも冷媒ガスが漏れていれば、暖房の機能を保つことができません。本体が劣化していれば機能も衰えてくるので、業者の点検を受けたほうが良いこともあります。

エアコンは外気温に左右される部分があります。それは暖房であっても冷房であっても変わりません。外気温が平年なみであればエアコンの効果を感じられますが、豪雪や猛暑が訪れた場合は、設定温度を変えても快適な温度になりづらいでしょう。出窓が多い。窓が大きい。天井が高い。この条件が当てはまれば、暖房効率も上がりにくい傾向があります。出窓は断熱材が含まれていないため、外気の冷気を間接的に保持しているような状態です。そのため出窓が多ければ断熱される面積も減り、外気温の影響を受けやすい環境と言えるでしょう。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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