明石市で効かない・異音がするエアコンの修理!冷えない原因の特定方法

エアコンの冷えない&暖房効かないは故障かも!?

ルームエアコンが冷えない、異音がする

兵庫県明石市大久保町谷八木のE様

ダイキンのエアコンが故障した?

屋外に設置された室外機
屋外に設置された室外機

兵庫県明石市大久保町谷八木のE様からご相談をいただいたのは、8月の終わりごろのことでした。
「ダイキンの家庭用エアコンが故障したかもしれない」とのことで、大変お困りのご様子でした。厳しい暑さが続き、エアコンなしで過ごすなど考えられません、無理もないでしょう。
詳しい症状をお伺いしたところ、「冷房が効かない」「室外機から異音がする」とのことでした。冷えない・異音の原因は、調査をしてみないとハッキリ断定できない部分があります。E様の体調を案じ、すぐにスタッフが現場に駆けつけることになりました。

E様のご自宅は平屋の戸建てで、居室にリビング、和室と全部で3台のエアコンが設置されていました。室外機1台に対し3台の室内機を設置する「マルチエアコン」と呼ばれるものです。
今回拝見したのは、3種類あるうちの室外機1台で2台以上の室内機が接続できる「システムマルチ」でした。その利点を生かし、居室とリビングは壁掛け型、和室は壁埋込型と種類が分けられています。

冷房が効かないのは本当に故障が原因?

屋内に設置された室内機
屋内に設置された室内機

エアコンが冷えない=故障とすぐには判断できません。例えば、エアコンの性能と部屋の広さが適合していない場合があるからです。特に平屋の場合、2階部分がない分太陽の熱がダイレクトに伝わりやすく、家の構造や素材によってはエアコンが効きにくい傾向にあります。
エアコンには畳数の目安がありますが、「冷房6畳~9畳」の場合、6畳は戸建てや平屋、木造住宅に相当します。9畳というのは、集合住宅の中間階や鉄筋造住宅に相当するものです。また、マルチエアコンを使用しており、同時に複数の室内機を稼動させることでエアコンの能力が若干落ちるのも否めません。

が、問題のエアコンは部屋の畳数に十分な性能を持っていました。つまり、他に原因があるわけです。
電源を入れてみると、風は出てくるのものの、やはり冷たくなりません。冷媒ガスが不足することでもこの症状が起きますが、その場合は水漏れが生じることも多いです。今回、水漏れはみられませんでしたので、可能性は低いかなと思いました。

室外機の異音の原因は故障だった

経年劣化した室外機
経年劣化した室外機

次に、屋外に出て室外機を調査しました。異音の種類である程度原因が特定できます。
「ブーンブーン」というような音が鳴っていたため、ファンに異物が入っている、もしくは破損している、コンプレッサーが故障しているといった可能性が考えられます。
まずは室外機周辺にファンの動きを邪魔する障害物がないかどうか確認します。室外機が庭に置いてある場合には、木や草などがファンに当たっているかもしれません。
次は、室外機のカバーを取り外して内部の確認です。異物混入や破損などはないようです。
最終的に、異音の原因はコンプレッサーの故障であることが判明。エアコンの心臓部といわれるコンプレッサーは、冷媒ガスを圧縮するためのものです。その働きによって冷風や温風が室内に送られます。エアコン部品の中でも高額になりやすいため、家庭用エアコンにおいてはコンプレッサー修理で対応することは少ないです。コンプレッサーの寿命は10~20年と長く、エアコンそのものの寿命と変わりません。

エアコンの取り外し、取り付け工事

室内機を取り外した後の壁
室内機を取り外した後の壁

コンプレッサーの故障では、エアコンそのものを交換するケースが非常に多いです。
ご相談の結果、エアコンの取り外しから取り付けまでをご依頼していただく形となりました。マルチエアコンは、室外機が故障すると室内機もすべて交換しなければなりません。そのため、少しコストがかかってしまいます。
さて、まずは既存のエアコンの取り外しから始めます。忘れてはならないのが「ポンプダウン」と呼ばれる作業です。これによって冷媒管にあるガスを室外機に回収すれば、大気中に漏れ出ることはありません。

取り外した室内機、室外機は処分させていただきました。そして、新しいエアコンの取り付けを行います。配管の穴はすでに空いているため、新たに工事を行う必要はありません。室内機を取り付け、配管にフレア加工を施し、配管やドレンホースを接続します。
ここからが重要な作業です。「真空引き」を行い、配管内を真空状態にしなければなりません。ガス漏れがないことが確認できたら、配管内にガス充填させます。

パテで穴埋めして取り付け完了

パテで穴埋めした後の壁
パテで穴埋めした後の壁

中古のエアコンの取り付け、またはエアコンの移設などでは、真空引きのあとにガスチャージを行う必要があります。しかし、新品のエアコンであれば多めにガスが充填されているため、配管が15mくらいまでならガス補充はしなくても問題ないのです。

最後に、パテで壁の穴埋めを行います。害虫や雨水などが侵入する恐れがあるため、穴が空いた状態にはしておけません。試運転を行って問題がなければ取り付け工事は完了です。
E様は、スペースの関係からマルチエアコンを選択されました。セパレートタイプに比べ見た目に与える影響が少なく、キレイに整備されたお庭の外観を損ねることもありません。

エアコンの室外機から異音がするときの対処法

異音の原因を音の種類で特定する

室外機のイメージ
室外機のイメージ

「エアコンの室外機から変な音が聞こえる」……そんなときは、音の種類で原因を特定して適切な対処を行いましょう。

エアコンの室外機から鳴る音には、故障によるものと故障でないものとがあります。単なるモーターの振動音であれば問題はありません。しかし、部品などに故障がある場合、放置しておくことでエアコンが完全に使えなくなる可能性もあります。
自分で解決できる場合もありますし、業者に修理を依頼しなければならない場合もあります。いずれにせよ、早急に原因を突き止める必要があるでしょう。

「ガラガラ」「カラカラ」

このような音がするときは、ファンに異物が当たっている可能性を疑いましょう。放置しておくと、ファンの変形や破損に繋がります。
小石や落ち葉、虫、ゴミなどの小さなものでも動作の障害になることがあります。外側から取り除ける範囲であれば良いのですが、内部に入り込んでいる場合は室外機の分解が必要になることも。ファンのネジが緩むことでも音が発生します。
室外機のカバーはドライバーで簡単に外すことができるものです。しかし、思わぬケガや故障を招くことがあるため、異物を無理に取り除こうとしないことが大切です。

「キーンキーン」

エアコンの室外機から耳鳴りのような音が聞こえるときは、ファンモーター、コンデンサ(電子回路)、基盤、コンプレッサーのいずれかに不具合が生じている可能性が高いです。
ファンモーターや基盤が故障すると、室外機が動かなくなるケースがほとんどです。この場合、業者に依頼してモーター、基盤交換で対処してもらいましょう。これらの部品は修理や交換が高額になるため、エアコン本体を買い換えた方が良いかもしれません。
アルミフィンの汚れが原因の場合は、汚れを取り除くことで解決します。ただし、周辺に重要な部品があるため、水での洗浄には注意が必要です。

「キュルキュル」「ブーンブーン」

エアコンを付けた途端「キュルキュル」という音が鳴ったら、ファンモーターに不具合が発生しています。購入後すぐ、もしくは長年使用しているうちに起こるトラブルです。前者は初期不良のためメーカー側で対応してもらえるかもしれません。後者は経年劣化による故障のため、修理や交換などが必要となります。

「ブーンブーン」という音の場合は、ファンに異物が混入している、もしくはコンプレッサーの故障が考えられます。異音の原因が分からないのであれば、専門業者にみてもらうことをおすすめします。

家庭用エアコンの形状別にメリット、デメリットを紹介!

エアコンは壁掛け型だけじゃない!

壁掛け型

壁掛け型エアコン
壁掛け型エアコン

一般的に販売されているルームエアコンの多くが、壁掛けタイプになっています。普及率が高いことから製品の数が揃っており、どんな部屋にも合うのが特徴の一つ。メリットとしては、天井に近い場所に設置するため床のスペースを必要としないこと、狭いスペースでも設置できることが挙げられます。また、取り付け工事やメンテナンスも簡単でコストパフォーマンスに優れています。
デメリットとしては、配管類が見えやすいこと、室内機から遠い場所まで風が届かず、同じ室内でも温度に差が出ることが挙げられます。

壁埋め込み型

壁埋め込み型エアコン
壁埋め込み型エアコン

壁埋め込みタイプのエアコンは、文字どおり壁の中にエアコンを埋め込んだ形状のものです。「ビルトインエアコン」と呼ばれることもあります。和室でも洋室でも取り入れることができ、天井のデザインに影響を与えないため、斜め天井の部屋にも適しています。
室内機が露出せず室内をすっきりと見せてくれる、部屋全体に効率よく風を行き渡らせることなどがメリットです。お手入れもしやすくデメリットは少ないものの、取扱いメーカーが少なく壁掛け型よりも相場が高い傾向にあります。

天井埋め込み型(シングル、ダブル)

ビルトインエアコンの一種で、業務用の70%を占めるのが天井埋め込み型タイプです。風が1方向に出る「シングルフロー」と2方向に出る「ダブルフロー」とに分けられます。壁掛け型に比べ、エアコンの存在感が主張されず、インテリアに与える影響が少ないのが大きなメリットでしょう。壁面を有効活用することもできますし、温度にムラができにくいのも利点です。
ただし、設置には天井と屋根の高さが30~35㎝程度あることが条件となります。また、天井の穴開け工事が必要で、他の形状よりも工事費用が高めです。メンテナンスがしにくいのもデメリットでしょう。梁や配管の状態によっては、施工が難しい場合もあります。

床置き型

文字どおり床に置くタイプのエアコンです。据え置きタイプで工事も不要、もっとも安価に設置できます。床に設置することから、他の形状に比べ床面が温まる時間が短縮されること、メンテナンスがしやすいことがメリットです。
デメリットとなるのは、設置スペースの確保が必要なこと。基本的に風は1方向のため温度にムラができやすく、エアコンの前にいると「効きが強い」と感じるかもしれません。冷房の場合、身体を冷やしてしまう原因にもなるため、設置場所に配慮した方が良いです。

エアコンは自分で交換や取り付け、取り外しでの工事を行うと、万が一の漏電や火災の原因になります。安全に行いたい場合は業者に依頼するようにしましょう。エアコンの取り外しはこちらでも取り外しの流れ、料金、事例等を紹介しています。併せてご参照ください。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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