コンセントタイマーの使い方とオススメの種類を解説!
電気を流す時間を設定できる「コンセントタイマー」。言葉は聞いたことがあるものの、具体的な仕組みや特徴を知らない方は多いのではないでしょうか?コンセントタイマーは電化製品の操作の手間を減らせる便利なアイテムで、上手に活用すると省エネや電気代の節約にもつながります。
本記事では、コンセントタイマーの特徴や種類、利用場面、使い方を紹介します。また、コンセントタイマーの電気代や節約方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
コンセントタイマーとは?使い方を解説!
コンセントタイマーは、電力の供給時間を設定できるタイマー機能がついたコンセントです。設定した時間で自動的にスイッチのオンオフが切り替えられるため、節電や防犯など、さまざまな目的にあわせて活用できて便利です。
コンセントタイマーの仕組みは非常にシンプルで、一般的には、内部に組み込まれた時計やタイマー機能により、設定された時間になると電力供給を切り替えます。そのため、人が手動でスイッチを切り替える必要なく、定められたスケジュールに合わせて繰り返し電気機器のオンオフを操作できるのです。
使い方はさまざまですが、たとえば扇風機や電気ストーブなどの切り忘れ防止、不在時の防犯対策、イルミネーションの点灯・消灯などにも使われています。なお、「コンセントタイマーを自作してみよう」と考える方もいるかも知れませんが、電気を扱うアイテムのため専門知識がなければ自作できませんし、間違った方法で作成して事故が起こると危険です。
少しでも不安な方は無理に自作しようとせず、市販のコンセントタイマーを購入してくださいね。
コンセントタイマーの種類
コンセントタイマーは、パナソニックのような電機メーカーをはじめ、さまざまなタイプが販売されており、選ぶ際に悩む方も多いと思います。コンセントタイマーは大きく「アナログタイプ」と「デジタルタイプ」の2つに分けられます。
アナログタイプは時計のような文字盤があり、直感的に操作できます。時間指定は15分単位などデジタルタイプに比べると大雑把になるので、大まかな時間設定で問題ないシチュエーションに使えます。24時間繰り返し使えるタイプもパナソニックなどから販売されているので、複雑な機能が不要な方にもおすすめです。
一方、デジタルタイプは1分単位からセットできる商品もあるので、より細かくスケジュール管理したい場合に活用できます。アナログタイプのコンセントタイマーは、作動音が大きい場合もありますが、デジタルタイプは静かなのもポイントです。
また、曜日が指定できたり消費電力量が表示できたり、さらにスマホと連携できる「スマートプラグ」などもあります。このように、タイマー以外の機能を備えている商品もあるので、ライフスタイルに合わせて選べるのもデジタルタイプの特徴です。
コンセントタイマーの使い方
コンセントタイマーは電力の供給を制御できる便利なアイテムですが、「実際にどう使えばよいのかわからない」という方もいるかもしれません。
そこで、ここからはコンセントタイマーの使い方を紹介します。
就寝時の切り忘れ防止
人によって普段使っている電化製品は違いますが、照明や電気ストーブなどの就寝時には必ず電源をオフにするものも多くあると思います。これらの電化製品は就寝中に使わないため寝る前に消すことになりますが、コンセントタイマーがあれば、わざわざ消しに行く必要なくオフに切り替わってくれます。また、つい消し忘れてしまうコタツなどもセットしておけば消し忘れ防止になります。
お出かけ時の切り忘れ防止
お出かけ前、つい使っていた電化製品のスイッチを切り忘れてしまうこともありますよね。出発してすぐなら戻ることもできますが、家から離れてから思い出した場合や、戻る時間がない場合は、帰宅するまで付けっ放しになってしまいます。しかしコンセントタイマーで時間を設定していれば、自宅にいなくても電化製品のスイッチを自動的にオフにしてくれます。コンセントタイマーは、商品によって「分単位」や「時間単位」で設定できるため、具体的な使用イメージを膨らませておくとよいでしょう。
電気代の節約
電化製品の付けっ放しが防げることにより、電気代の節約に使う方も多くいます。エアコンやヒーター、電気カーペット、電気ケトル、コタツ、暖房便座など、たくさんの電化製品を同時に使っていると電気代がかさんでしまいます。
もちろん必要な場面では仕方ありませんが、つい消し忘れてしまうことが多い方は、コンセントタイマーを使うことで無駄な電力供給がストップするため、電気代の節約に繋がるはずです。
セキュリティの向上
意外かもしれませんが、コンセントタイマーを使うことで自宅への不審者の侵入を防ぐ効果にも期待できます。タイマーで一定の時間になれば照明がつくように設定しておけば、実際には自宅にいなくても、「誰かが家にいる」と思わせることが可能になります。
とくに玄関前の照明はセキュリティになるだけでなく、周りが暗くても足元や手元が見えやすくなるというメリットもあります。ただし、雨に濡れても故障しないように防水効果のある商品を選んだり、外が暗い中で屋内の照明をつけると、丸見えになってしまう可能性もあるので、光の透けにくいカーテンを取り付けるなどの工夫が必要です。
過充電の防止
スマホなどの充電が必要な電化製品は、コンセントに繋げていると過充電になることがあります。過充電は機器本体に負担をかけてしまうため、寿命を縮める原因にもなります。そこで、充電が満タンになる時間でオフになるようにコンセントタイマーをセットしておけば、過充電を防ぐことができます。
繰り返しコンセントタイマーの使い方
繰り返しコンセントタイマーの使い方を紹介します。
先ほども紹介したとおり、コンセントタイマーは商品によって機能が異なります。具体的な使用方法は、商品に付属している取扱説明書を確認してくださいね。
コンセントに接続する
まずは、コンセントタイマーを電源に接続し、電源が入っていることを確認しましょう。
コンセントへの接続方法には、直挿しタイプとコード付きタイプの2種類あります。
接続したい電化製品の設置位置や、周辺環境などで選びましょう。
オンとオフの時間設定
時間帯のスイッチをカチッと音が鳴るまで押し下げます。
ダイヤル本体を時計回りに回してタイマーをセットします。
オンにしたい時間とオフにしたい時間を1分単位、24時間でタイマーをプログラムできる製品や、リピート機能(繰り返し機能)により自由に曜日や周期を設定できる製品もあります。※スマホとの連携機能があるコンセントタイマーの場合は、専用アプリをダウンロードするなどの設定も必要になります。
必要に応じて変更する
本体の設定を常時点灯からタイマーに変更できます。
コンセントタイマーのタイマー機能は、自由に設定できていつでも変更できます。そのため、設置場所を変えたり接続する電化製品を変えたりと、何かしらの変化があればその都度オンオフの間隔を変更しましょう。
コンセントタイマーの電気代はどれくらい?
コンセントタイマーの電気代は、使用状況や接続されている機器によって異なります。コンセントタイマー自体はごく僅かな電力しか消費しないので、基本的にあまり注意するほどではありません。
ただし、コンセントタイマーに接続している電化製品が動いている間は、その電化製品の消費電力に加えて、コンセントタイマーの消費電力が必要になります。
機器ごとに必要な消費電力は異なりますが、コンセントタイマーのみの電気代であれば1ヶ月あたり数十円程度です。もちろん使用時間が長いほど電気代も高くなりますが、それほど気にする必要はないでしょう。
なお、コンセントタイマーによっては「1500Wを超える電化製品には使用できない」などの注意事項があるため、必ず使用前に確認しておきましょう。
コンセントタイマーを使った電気代の節約方法
これまでお伝えしてきた使い方でどのような節税効果があるか理解できた方も多いと思います。ここでは、おさらいとしてコンセントタイマーを使う節約方法を紹介します。
一般家庭での節電方法
照明のオンオフを適切にすることで、無駄な電気代を使わずに済みます。とくに小さなお子様がいる場合は、部屋の電気を付けっ放しにして出かけたり寝てしまったりということが起こりがちです。このような場合もタイマーで切れるように設定しておけば、夜中に「ちゃんと消しているかな?」と心配する必要もありません。
また、夜間に寝室や廊下の照明を一定時間だけ点灯させ、夜中に自動的に消灯させることで節電につなげる方法もあります。自宅の玄関前やイルミネーションなど、一定の時間限定で電気が必要な場合も、コンセントタイマーを使うことで切り忘れによる余計な電気代がかからなくなります。
オフィスや商業施設での活用
オフィスや商業施設では、営業時間外に不要な電気を使わないように電源を切り、節電効果を高めることが可能です。オフィスでは社員それぞれのデスクごとに設置してもよいですし、部署ごとにタイマーが必要な機器があれば導入を検討してみるとよいでしょう。
また、商業施設はたくさんの店舗が集合しているため、各テナント内で電気制御できる状況にしておくと全体の消費電力量の削減につながります。展示品やデモ機器などを特定の時間にのみ点灯させ、非稼働時間帯には電気を消しておきたい場合にも活用可能です。
コンセントタイマーのおすすめ商品をご紹介!
ここからは、コンセントタイマーのおすすめ商品を紹介します。商品によって搭載されている機能や使用方法は大きく異なるため、ライフスタイルやコストに合わせて選びましょう。
SwitchBot スマートプラグ プラグミニ スマートコンセント
指定時間に自動で電源を切り替えられて、スマホだけでなくアレクサなどの音声コントロール危機とも接続可能です。スマホでの遠隔操作は外出先からでも可能で、外に出たあとで消し忘れに気づいた場合でもそのままスマホで対応できます。使用した電気代がスマホで確認できるため、節電したい方にもおすすめです。
サイズ | 7cm x 3.9cm x 5.9cm |
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スマホ連携 | 可 |
電圧・適格電力 | 100V・1500W |
壁面コンセントへの接続方法 | 直挿し |
設定時間の単位 | 1分 |
防水性 | – |
TP-Link WiFi スマートプラグ タイマー コンセント 遠隔操作 直差し Echo シリーズ
こちらもスマホとの連携が可能で、スマホから電源のオンオフを操作できます。音声コントロールやスケジュール機能などを活用すれば、家の中の電化製品のIoT化が可能になります。WiFiのみに対応しているため、Bluetooth接続できない点に注意が必要です。
サイズ | 5cm x 5cm x 4.5cm |
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スマホ連携 | 可 |
電圧・的確電力 | 100V・1000W |
壁面コンセントへの接続方法 | 直挿し |
設定時間の単位 | 1分 |
防水 | なし |
コンセント タイマー 24時間プログラムタイマー PT26W
1回転24時間となっており、15分単位でタイマーをセットできます。設定するときの時間を赤矢印で合わせ、電源オンにしたい時間からオフにしたい時間まで、外側のコマを押し下げるだけの簡単な操作でOK。2個セットの商品なので、コンセントタイマーを2ヶ所で使いたい方にもおすすめです。
サイズ | 5cm x 5cm x 4.5cm |
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スマホ連携 | 可 |
電圧・的確電力 | 100V・1500W |
壁面コンセントへの接続方法 | 直挿し |
設定時間の単位 | 1分 |
防水 | なし |
コンセント関連のお困りごとはDENKI110までご依頼ください!
コンセントタイマーは、設定した時間に電源のオンオフを自動で切り替えられるため、「つい切り忘れてしまう」という方や、毎日定期的にスイッチを操作する電化製品にも便利です。
また、コンセントタイマーを使えば無駄な電気を使わなくてよくなるので、電気代の節約にも繋がるでしょう。ただ、もし急にブレーカーが落ちやすくなったなどのトラブルがあれば、どこかで漏電しているのかもしれません。
ブレーカーはコンセントへ電気を流す役割をしていますが、コンセント周りの不具合なのか、配線が原因なのか、ブレーカーの不具合なのか、などの原因究明には調査が必要になります。
『DENKI110』では、コンセントやブレーカー関連のトラブル全般に対応しております。電気工事士の資格を持ったプロが調査から修理までおこないますので、不具合を感じている方はぜひお問い合わせください。
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