ドアホンを自分で取り付けるには?交換方法や注意する点も教えます
ドアホンの取り付けは業者に依頼するのが一般的ですが、ある程度の知識や道具があれば自分でも取り付け可能です。
こちらの記事ではドアホンを自分で取り付ける方法、交換方法をご紹介すると共に、取り付けの際に気を付けないといけない注意点をご紹介します。
インターホンは自分でDIYできる?
結論から言うと、インターホンの種類によっては自分で交換・取り付けが可能です。
電源プラグ式インターホン(コンセントとプラグを繋いで使うタイプ)や電池式インターホン(乾電池で動くタイプ)であれば、ちょっとした工具と知識があれば簡単に取り付けができるため、初めての方でもDIYできます。
ただし、電源直結式インターホン(電線を直接インターホンに挿しているタイプ)のように専門的な知識が必要なタイプのインターホンは、電気工事士という資格を持っていないと扱ってはいけません。素人が手を出すと感電などの大事故に繫がる恐れがあるので必ずプロに依頼をしましょう。
自力で手を出せるタイプのインターホンと、プロに依頼をしないといけないタイプのインターホンがあるということを頭に入れておいてください。
・DIYで交換できるインターホン
電源プラグ式インターホン、電池式インターホン
・DIYで交換できないインターホン
電源直結式インターホン
太い電線を外したり交換したりするのには資格が必要です。
電源直結式の場合、合計4本の配線がつながっています。2本の太い配線と細い配線(チャイムコード)があるはずです。また、配線が2本にまとまっていることも多いため、1本の太い配線に見えることもあります。
自分でインターホン修理・交換する際の注意点
インターホンの修理、取り替えを自力で行う方に向けて、ここからは設置する箇所ごとに注意する方法や、設置場所について開設します。
DIYをする際の参考にしてみてください。
住宅に設置する場合
戸建て住宅やマンションなど、個人のお住いでインターホンを設置する際は、ドライバーなどのちょっとした工具があれば20分程度で交換が終わります。
ただし工具で壁やチャイムコードの線を傷つけて失敗しないように、設置するインターホンの説明書をよく確認しておきましょう。
設置を簡単にしたい方におすすめなのが、ワイヤレスインターホンです。
ワイヤレスインターホンは住宅のエントランスやドアエリアでよく使用されるタイプで、来訪者とのコミュニケーションやセキュリティの向上に寄与します。
オフィスに設置する場合
オフィスビルも住宅同様、電源直結式インターホンでなければ自力での工事が可能ですが、住宅に比べて賃貸の場所が多く、壁を傷つけるなどがあったら大変なことですので注意しないといけません。
各階や部屋の出入り口にワイヤレスインターホンが設置され、来客や配達などに対する素早い応対が可能ですので、検討してみても良いでしょう。
商業施設に設置する場合
ショッピングモールや店舗では、店内のスタッフとの連絡手段としてインターホンが使用されることがあります。接客をするカウンターと商品を保管している倉庫など二箇所においておくと、お客様が混雑したときに倉庫にいるスタッフをすぐに呼び出せるなどコミュニケーションをスムーズにしますので、設置していない方は検討しても良いかもしれません。
ただし大きな音がフロアまで鳴り響いてしまうと、不快に感じるお客様もいますので注意が必要です。ボタンを押している間だけブザー音がなるタイプのインターホンなどもありますので、用途に合わせて選びましょう。
工業用途に設置する場合
工業環境では、ワイヤレスインターホンが製造ラインや異なるセクション間の連絡手段として採用されることがあります。ほとんどの場所で工場は立地が広く、中にはスマートフォンなどの連絡手段を持ち込みできないこともあるため、インターホンを設置することで生産効率向上や安全性確保に寄与しますので、未設置の方は検討しても良いでしょう。
自力でインターホンを交換する方法
ここからは自力でインターホンを交換する方法や交換する際に必要な道具について解説します。
インターホンを選び道具をそろえる
マイナスドライバー | プラスドライバー |
---|---|
まずは設置するインターホンを選びましょう。自身のニーズに合わせた商品を選んで下さい。
次に必要な道具を揃えます。取り付けるインターホンによっても異なりますが基本的にはプラスマイナスドライバーがあれば充分です。
玄関子機から取り付ける
準備ができたらまずは、玄関子機から取り外しましょう。
親機から取り外しても問題ありませんが、作業の途中で来客があった場合、子機が外されていればお客さんはインターホンを鳴らすことができないため、「インターホンを押したけどならない」という困惑を招くことはありません。
チャイムコードを外す
ドライバーを使ってインターホンを固定しているネジを緩め、チャイムコードが切れないようにゆっくりと本体を引き抜いてください。チャイムコードを子機に繋いでいる部分のネジを緩めたら、チャイムコードを外し、壁についている台座のネジを緩めて外したら子機を外せます。
親機を外す
子機を外したら親機も同じ要領で外して行きますが、電源コード式の場合は必ず先にプラグを抜いておいてください。壁についている台座が落ちないように抑えながら全てのネジを緩めれば簡単に親機も外せます。
新しいインターホンなら子機から作業する
新しいインターホンを取り付ける際にも子機から行うといいでしょう。
子機を固定する台座を開いているねじ穴に合わせて固定し、子機裏側の接続部分にチャイムコードを繋いで固定したら、子機を台座に合わせてネジを締めれば固定完了です。
子機の取り付けが終わったら親機も同じ要領で取り付けます。台座をネジで固定し、チャイムコードを繋いで固定したら、親機を台座に取り付ければ交換完了となります。
インターホン取り付けのワンポイントアドバイス
正しい順番で取り付けを行えば決して難しくはありませんが、少し間違えるとコードを断線するなどのミスが起きることもあるため、丁寧に作業しましょう。
下記に取り付けの注意事項を挙げていきます。
通信距離の考慮
インターホンを設置する際には通信距離に気を付けましょう。特にワイヤレスインターホンの場合は利用範囲や通信距離を確認しないと使えない場合があります。
持ち運びができるタイプのインターホンはとくに、「1階だと反応するけど2階だと反応しない」というような戸建て住宅も珍しくありません。
広範囲なエリアや建物内外の通信が必要な場合は、長い通信距離をサポートする製品を合わせて検討してください。
防水・防塵性能
屋外や湿度の高い環境で使用する場合、防水・防塵性能が重要です。こちらの性能がないと商品が故障しやすくなるなど不具合が出る可能性があります。
工場内や倉庫内などの環境に設置する場合は特に、防水防塵機能のある商品を選ばないとすぐに商品が使えなくなる可能性があります。
耐久性のある製品を選ぶことで、異常天候や環境条件にも対応できるので、性能重視で取り付けるインターホンを選ぶのも1つの手です。
追加機能(録画機能、モニター画面など)
インターホンには様々な追加機能があります。例えば、録画機能やモニター画面などはセキュリティ向上や利便性向上に寄与します。ニーズに合わせて必要な機能を検討すると快適性を向上できますので、機能性についても検討してみてください。
録画機能付きの場合、電池式の場合は電池の消耗が非常に激しいタイプもあるため事前にどの程度持つのか確認しておくことを忘れてはいけません。またモニター画面付きのインターホンを検討する際には、どの程度の画角をチェックできるのか、夜や逆光などの見えにくくなるタイミングもカバーすることができるのかも合わせて確認してください。
自信がない場合はプロに相談
作業に自信が無い場合は無理をせずに最初からプロに依頼をした方が安心です。設置するインターホンに合わせて、自分でやるかプロに依頼をするか検討してみましょう。
おススメのインターホン紹介
ここからは、おすすめのインターホンをいくつかご紹介します。
ニーズに合わせて自分好みのインターホンを選んでみてください。
DECTワイヤレスインターホン
最大4台まで接続可能なワイヤレスインターホンです。
配線不要で充電式のインターホンなので接続も簡単で、双方向に呼びかけて通話できるのが便利です。
アイホン ワイヤレステレビドアホンWL-11
ワイヤレスの電池式インターホンで配線工事が不要。電池寿命は最大で24ヶ月と長めなので交換の手間がほとんどかかりません。広角カメラ付きのインターホンですので訪問者を広い範囲で確認できます。持ち運び可能なので家のどこにいても来訪者をチェックできて便利です。
ELPA ワイヤレスチャイム押しボタンセット
配線不要のワイヤレスタイプで、1台の受信機に対して最大8台まで送信機を登録できます。好みに合わせて20種類の報知音の中から好きな音を選べますので、オフィスシーンにも使いやすいタイプです。
リーベックス 防水型押しボタン呼び出しチャイムセット
防水防塵機能のある呼び出しチャイムセットです。こちらは工場や業務用のチャイムとして使われることも多く、電池式なので取り付けも簡単です。リーズナブルに利用できる業務用のインターホンをお探しの方にピッタリのインターホンといえるでしょう。
インターホン設置で困ったらプロに相談
インターホンは電源直結式でなければ自分で設置することもできますが、ちょっと間違えると断線したり、インターホンが上手く動作しないなどのトラブルが発生することもあります。
取り付けや交換に自信が無い方はもちろん、そもそも設置したいインターホンが電源直結式インターホンの場合は、無理せずプロに依頼することも検討してみましょう。
インターホンの交換・修理が行える業者は数多くありますが、信頼できる業者に依頼することが大切です。
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取り付け交換はもちろん、「インターホンがなぜか鳴らなくなったのでまずは見てもらいたい」というお悩みにも駆けつけてもらえますので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
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