窓用エアコンとは?概要やメリットデメリットを徹底解説!
ご自宅にエアコンがついている方も多いでしょう。エアコンといえば、壁掛けのエアコンを思い浮かべる方が多いと思いますが、窓用エアコンをご存じですか?文字通り、窓枠に設置するエアコンのことをいいます。
本記事では、窓用エアコンについて詳しく解説します。窓用エアコンのメリットとデメリットもご紹介しますので参考にしてみてください。
窓用エアコンとは?
窓用エアコンとは、窓枠の端に設置するエアコンのことです。ウィンドウエアコンとも呼ばれます。壁掛け用のエアコンとは異なり、エアコン室内機と室外機が一体型になっています。
窓があればどこでも設置できると思いがちな窓用エアコンですが、設置場所に条件がいくつかあります。
・吹き出し口に障害がないこと
・部屋の全体に冷気や温風がいきわたること
・室内の風通しがいいこと
・排熱がこもらないよう、エアコンの背面に1m以上の空間があること
・振動が伝わりにくい窓かどうか
・雨水で濡れないこと
・可燃性ガスが漏れない場所ということ
このように条件が整っているかを確認する必要があるのです。
窓用エアコンの設置方法を解説します。
①取付枠の溝に窓の立ち上がりを差し込みます。きちんと端に寄せて、ネジで締め付けましょう。
②取付枠を引き上げ、窓の立ち上がりに差し込みます。枠の上に押し付けながらネジで固定します。
③エアコン本体を取付枠に入れ、エアコン上部を押し込んでセットし、ネジで固定します。
④虫や外気が侵入することを防止するため、窓パッキンを貼りましょう。ガラス戸とお同じ長さに切ります。
⑤防犯対策に戸締り用の鍵をつけて完了です。
窓用エアコンのメリットとデメリット
窓用エアコンには、メリットもデメリットもあります。ご紹介しますので、比べてみてください。
メリット
まずは窓用エアコンのメリットから見ていきましょう。
工事不要
壁掛けのエアコンの場合は、壁に穴を空けなくてはなりません。そのため、業者による工事が必要です。しかし窓用エアコンの場合は購入すれば、自分で簡単に取り付けることができます。
持ち運びに便利
工事が不要で、取り外しが簡単なため、違う部屋で使用したいときや、引越しの時にとても便利です。しかし窓用エアコンを持ち運ぶ際に、横に倒してしまったり落下させてしまうと、故障の原因になります。持ち運びの際には、十分に注意しましょう。
価格が安い
壁掛けのエアコンに比べると本体の価格が安価です。2万円から3万円で購入できるものがあります。さらには工事の費用もかからないため、導入する際のコストを安く抑えられるのです。
デメリット
次に窓用エアコンのデメリットを見ていきましょう。
冷暖房のパワーが弱い
窓用エアコンの冷暖房のパワーは強くなく、快適に使用できる部屋の大きさは、6畳から9畳とされています。そのため大きな部屋になると、冷暖房が効きにくくなってしまいます。部屋の大きさには注意しましょう。
電気代が高い
窓用エアコンは一定のパワーで稼働するため、温度に合わせた自動調節ができません。そのため、電気代が高くなってしまう傾向にあります。なんと壁掛けエアコンの約2.5倍の電力を消費するのです。
排気音が気になる
窓用エアコンは壁掛けのエアコンとは違い、室外機と一体化されています。そのため、排気音が大きいというデメリットがあります。商品によって差がありますが、80デシベル程の音になってしまうのです。商品を選ぶときは、どのくらいの排気音がでるのか確認する必要があります。
窓の大きさに注意
必ず窓のサイズより大きい窓用エアコンを選びましょう。窓のサイズによっては、取り付けできない可能性があります。窓用エアコンを購入する前に、窓のサイズを測ることをおすすめします。
窓用エアコンの注意点とは?
窓用エアコンを使用する際に、気を付けなければならないことがあります。窓用エアコンを検討している方は気を付けてください。
賃貸住宅の場合は許可が必要
窓用エアコンは工事不要で設置できる手軽さが魅力ですが、稼働する時には大きな音がします。そのため、騒音被害を防止するため、窓用エアコンの設置を禁止としている管理会社があるのです。購入をする前に、管理会社への確認を忘れないようにしましょう。
排水方法の確認
窓用エアコンには2種類の排水方法があります。排水方法と排水先を確認しましょう。
・ノンドレンタイプ
エアコンの外に排水されずに、内部のトレーに水が溜まります。エアコン内部にある熱交換器で水を蒸発させる仕組みです。ドレンホースがいらないため、水が落ちる心配がないのです。しかし、溜まった水を放置してしまうと、トラブルの原因となります。必ず定期的に清掃しましょう。また、湿度が高い日は水を全て蒸発することができずに、後ろから水しぶきが出てしまうことがあります。
・ドレンタイプ
エアコンの外に排水されるので、排水先を確認する必要があります。例えば集合住宅の共有スペースに排水する場合は、トラブルになってしまうこともあるので注意が必要です。
防犯対策が必要
窓用エアコンを設置している間は、窓の施錠ができません。防犯上良くないので、補助錠をかけるなどの対策が必要です。危険ですので、忘れずに対策しましょう。
部屋の圧迫感
窓用エアコンは窓の一部を塞いで設置します。そのため、部屋に圧迫感が出てしまったり、日当たりに影響が出ることがあります。設置する位置とその影響を考えて設置する必要があります。
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