暑い日に欠かせないエアコンですが「急に効きが悪くなった」、「ランプが点滅していて動かない」といった経験はありませんか?ランプが点滅して動かなくなると、故障したのではないかと不安になりますよね。そこで今回は、実際にあったエアコントラブルをもとに、エアコンのランプが点滅する原因と対処法について詳しく解説していきます。
エアコンのランプが点滅するトラブル
神奈川県茅ケ崎市のお客様からエアコンの点検をしてほしいとのご依頼がありました。エアコンの電源を入れても冷房が効かず、ランプが点滅しているそうです。まずは何が原因でエアコンが効かなくなってしまったのかを調査するために、お客様のご自宅へ訪問しました。
フィルターの汚れが原因
お客様のご自宅にてエアコンを調査したところ、ランプの点滅はフィルターの汚れを知らせるものでした。フィルタなどの点検清掃を行なって、作業は完了となります。
関連記事
エアコン【CSH-N2216R】を点検清掃
【CSH-N2216R】の点検清掃を行なっていきます。
フィルターを外す
まずはエアコンのコンセントを抜いて、電源を落としておきます。コンセントを抜いておかないと、感電する恐れがあります。コンセントが抜けたら、エアコンからフィルターを取り外します。
フィルターを洗う
取り外したフィルターから、まずは掃除機を使ってホコリを取り除きます。この時、フィルターの表側から掃除機を当てるようにしましょう。
ホコリが取り除けたら、水洗いをして汚れを取り除きます。水洗いの時は、フィルターの裏側からです。シャワーの水圧で汚れを押し出すようなイメージで洗います。続いて、フィルターの表側を歯ブラシなど小さめのブラシで優しくこすり洗います。これで細かいホコリや汚れまで落とすことができます。
乾燥させる
綺麗に洗い終わったフィルターはタオルで水気を拭き取り、日陰で乾燥させます。フィルターをしっかり乾燥させないままエアコンに取り付けてしまうと、カビが発生してアレルギーの原因となったり、ホコリが余計にへばりつきやすくなって目詰まりを起こしてエアコン本体の故障の原因となってしまいます。また、感電する恐れもあります。自分でフィルターのお掃除をする場合も、十分に気をつけなくてはならないポイントです。
エアコン本体の清掃
フィルターを乾かしている間に、エアコン本体の清掃も簡単に行いました。今回は分解清掃ではないので、見える範囲の汚れやホコリを掃除機などで取り除きました。
フィルターを取り付ける
フィルターが完全に乾いたら、エアコンに取り付けます。最後にコンセントも挿し直したら、点検清掃の完了です。
【CSH-N2216R】の特徴
今回点検清掃を行なったエアコン【CSH-N2216R】は、コロナエアコンのNシリーズです。コロナエアコンNシリーズは、冷房・暖房・除湿の基本性能を重視したシンプルなつくりで人気となっています。従来の冷媒R410Aよりも環境負荷を軽減した新冷媒HFC32(R32)を搭載していて、環境への配慮も人気のひとつです。また、冷房を運転したときに自動的にニオイカット制御機能が働き、お部屋に流れ出るニオイを軽減してくれます。
エアコンのランプが点滅している理由と改善方法
今回の事例では、フィルターの汚れが原因でエアコンのランプが点滅していましたが、エアコンのランプが点滅する理由は他にもあります。どのような理由で点滅するのか、またその改善方法と合わせて解説します。
フィルターの汚れ
まずは今回の事例と同じように、フィルター汚れが原因の場合です。フィルターに汚れが溜まると、上手く空気を取り込めなくなり、冷房の効きが悪くなってしまいます。それを知らせるためにランプが点滅しています。この場合は、フィルターを掃除することで改善できます。こまめに掃除をしておくと、防げるトラブルです。
カバーや部品が外れている
エアコン本体のカバーが外れていたり、フィルターがずれていてもランプが点滅します。エアコンを掃除したあとにカバーをつけ忘れてしまうケースが多いです。この場合は、カバーをつけたり部品のずれを直せば改善できます。掃除の前の状態にしっかりと戻すようにしましょう。
誤作動
エアコンの中にあるマイコンと呼ばれる電子部品が、誤作動を起こすことによって、ランプが点滅している場合があります。マイコンはエアコンの室温と設定温度の比較やタイマー機能など、様々な動作を制御しています。マイコンが誤作動を起こしてしまっている場合は、一度エアコンのコンセントを抜いて、しばらくの間放置してください。その後、コンセントを挿し直してエアコンを運転させると正常に戻っている場合が多いです。
ガス漏れ
冷媒ガスが漏れていることによって、ランプが点滅している場合もあります。この場合は、一度電源を抜いて半日放置してみてください。電源を入れてみたときに、コンプレッサーは回っているのにエアコンが効いていなかったり、配管バルブに霜が付着しているなどの症状が確認できたら、冷媒ガスが漏れています。この場合は、業者に依頼して修理してもらいましょう。
コンプレッサーの故障
コンプレッサーが何らかの原因で故障してしまっている場合もあります。コンプレッサーの故障は交換で直すこともできますが、高額になるので新しいエアコンに買い換えるのがおすすめです。一度、業者に依頼して点検してもらいましょう。
メーカーごとに対処法がある
エアコンのランプが点滅したとき、そのエアコンのメーカーによってはどこに不具合が起きているのか、故障しているのかの目安がわかる場合があります。例えばコロナエアコンでは、運転ランプが5回点滅している場合には室内送風モーターの動作異常、運転ランプとタイマーランプが同時に点滅していれば室外機の電気異常といったものです。これは、メーカーだけでなく機種によっても違ってくるので、取扱説明書を確認してください。
エアコン関連で困ったことがあればDENKI110へ
エアコンの効きが悪くなったり、よく分からないエラーコードが出てしまった場合には業者に依頼して、一度点検してもらいましょう。DENKI110では、エアコンの点検清掃から修理、取り付けまで対応しているので、お気軽にご相談ください。
DENKI110 ※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
DENKI110では電気工事や修理だけでなく、生活をする上での電気に関するお役立ち情報を発信しています。