レンジフードとは　取り付けや交換工事、故障の原因なども紹介

レンジフード（レンジファン）とは、ファンが取り付けられた換気扇ユニットと、「フード」と呼ばれるカバーが組み合わさったタイプの換気扇システムのことを指します。主に住宅のキッチンに取り付けられていることが多いです。ちなみに、ガスコンロなどの火を利用する設備には換気システムを設けることが法律で定められています。レンジフードを利用することで、調理の際に発生する二酸化炭素や油煙、ニオイなどをダクトなどを通して外へと排出してくれます。ファンの形式などによっては「プロペラファン」や「シロッコファン」に分類されることもあります。

明石市大久保町にお住まいのお客様から、キッチンのレンジフードに付属している換気扇が動かなくなってしまったというご連絡をいただきました。料理などを行う場合に困っているということで、早めに直して欲しいとのことでした。レンジフードを始め、換気扇が動かなくなってしまうのにはいくつか原因を考えることができます。そのため、まずはその原因を判明させるために調査点検を最初に行う必要があることをお伝えしました。 また、場合によっては修理では対応することが難しい場合があることもお伝えした上で、交換となってしまっても構わないかをお伺いし、まずは状態を確認するためにご訪問しました。

まず、動いていないというレンジフードの状態を確認しました。換気扇が動かなくなってしまう原因としてよく見られるものの一つとして、清掃不良があります。特にキッチンで使用されているタイプの換気扇の場合、油分などが多いこともあり汚れが原因となって動かなくなってしまっていることが多くあります。 こういった清掃不良が原因の場合については、クリーニングを行うことで機能を復旧できる場合が多いため、換気扇の不調の中では比較的直しやすいものです。しかし、換気扇カバーを外して中を確認して見たところ、清掃状態が悪いわけではなく、清掃不良が原因ではなさそうでした。

他に換気扇が動かなくなってしまう原因として考えられるものには、回転軸が不調を起こしていることがあります。これは主に経年劣化などによって発生するもので、パーツの交換での修理が必要となるものです。こちらについても確認を行ってみましたが、ここも故障しているわけではありませんでした。 この2つに該当していない場合は、電気系などに問題が発生している可能性が高く、修理での対応が厳しくなります。そのことをお伝えすると、交換で対応しても良いとのことでした。

そのため、まずは交換に必要となる部材の発注を行いました。現在のレンジフードを取り外し、新しくFY-25EJM5というレンジフードへの取り変え作業を行う形となります。これはパナソニック製のレンジフードで、排気が電気シャッター式となっているものです。羽やフィルターがアルミでできており、清掃が行いやすいのも特徴の一つです。 これに加えて、設置のために必要となる耐熱ビニルテープやスリーブ、絶縁圧着などについても用意し、取替作業を行いました。