台東区で動かないエアコンの解決事例/室内機と室外機2つのトラブル

エアコン故障の原因は本体にある?

掃除と基盤交換で運転再開

東京都台東区浅草にお住いのI様

東京都台東区浅草にお住いのI様から、「室内機も室外機もエアコンが動かない」とご連絡をいただきました。エアコンの動かない原因としては、リモコン故障や本体の不具合が考えられます。リモコンからの信号が正しく送信できていなければ、エアコンは運転しません。ただ、室内機にある応急運転スイッチを押しても運転しなければ、室内機もしくは室外機のどちらかが故障していることになります。I様にそれをお伝えし、確認をお願いしました。すると、「応急運転スイッチを押してもまったく動かない」とのお話しだったので、本体の故障が疑われる状態です。時間を調整しI様のご自宅へ伺いました。
まずは室内機を点検させていただきます。カバーを取り外し内部を確認したところ、熱交換器とフィルターに汚れが付着していました。目詰まりを起こしています。おそらく室内機側はこの汚れが原因でしょう。次に室外機の調査です。カバーを取り外し確認、どうやら制御基盤に不具合が起こっているようです。

制御基盤は温度変化に対応して、コンプレッサーへ指示を出す役割があります。コンプレッサーが働かなければ、室外機のファンは回りません。室外機のファンが回らなければ、室内機は運転停止となります。もちろん機種によって違いはあったとしても、一般的にエアコン故障の原因となっています。また、室内機の熱交換器やフィルターに汚れが詰まっていることを考えると、冷房の機能が衰えていることをカバーしようとして、室外機側の制御基盤に強い負荷がかかっていたのかもしれません。
室内機と室外機のどちらが先に原因を作ったのかは定かではありませんが、「8年目のエアコン」とお聞きしたので、メンテナンスをしたほうが良い時期に差し掛かっていたのでしょう。室外機も熱のこもりやすい場所に設置されていたので、室内機の汚れだけが発端とは決め付けられません。いずれにしてもエアコン修理には、室内機洗浄と室外機の基盤交換が必要になります。そのためI様へ状況をご説明させていただきました。

カバーを開けた状態
カバーを開けた状態

室内機の洗浄から作業します。フィルターやルーバーを取り外し、エアコンを養生します。熱交換器とファンの汚れを高圧洗浄機で洗い流していくと、真っ黒な水が養生シートへ溜まっていきます。I様のお話しでは、「3年前に掃除してから1度も手入れしてない」とのこと。きれいさっぱり洗浄させていただき、埃やカビを取り除くことができました。取り外したフィルターの埃は使い古しの歯ブラシでこすり、掃除機で吸引して水洗いします(歯ブラシと掃除機はI様からお借りしました)。養生シートを片付け、しっかり乾燥させたフィルターを元に戻します。ルーバーをはめ、カバーを取付けて室内機はこれで終了です。
室外機の修理はカバーを取り外し、故障した制御基盤を新しい製品へ交換するだけで完了します。基盤が故障する要因としては、電子部品の劣化や破損などさまざまな理由も挙げられます。以前お伺いしたお客様のところでは、室外機にヤモリが浸入して基盤故障となったケースがありました。

虫が浸入するスペース
虫が浸入するスペース

実は室外機に虫などが侵入して故障となる事例は、それほど珍しいトラブルではありません。よく起こることではありませんが、都市部は虫の生息する環境が少ないため、隙間から侵入して内部で息絶えていることもあります。室外機停止中のファンの隙間から侵入するのですが、分解してみなければ気づけません。ヤモリは夜行性で暖かい場所を好みます。そのため室外機の中へ侵入してしまうのですが、ヤモリの体から出た水分が基盤に流れ込んで漏電を起こします。東京ではあまり耳にすることはありませんが、絶対に起こらないとは言えません。
室外機の基盤交換を終了したところで、カバーをはめます。ひとまず室内機も室外機もすべての作業を終えたので、エアコンを試運転させました。リモコンの運転ボタンを押して起動。特に問題なく電源が入り、正常に作動します。冷房も暖房も機能し、I様にもご確認いただいたところで作業を終わります。

基盤は機種によっても変わってきますが、I様宅の場合は裏側にコネクタを差し込んでいるタイプで、インバーター用のパワートランジスターが付いていました。インバーターとは周波数を変えてモーターの回転数を変化させる装置のことで、エアコンのコンプレッサーを動かします。パワートランジスターはモーターを動かす装置で、家庭用単相交流を1000V単位まで増幅させます。基盤交換は同じタイプが手元になければ取り寄せることになるため、場合によっては少しお時間をいただくこともあるかもしれません。素早く対応するためにも修理依頼をご連絡いただく際は、メーカーや機種などをお知らせください。
古い機種によっては製造停止していることもあります。そういうケースでは互換性のある基盤を使用することもありますが、性能や機能が大きく衰えるわけではないのでご安心ください。

DIYで基盤交換できる?

基盤交換の手順と方法

作業前の室外機
作業前の室外機

室外機の基盤交換は無資格者でも可能です。ご自身で作業されても問題ありませんが、メーカー側は基盤自体を一般のお客様へは販売していません。電気店や工事関係者でなければ、手に入れることが難しいかもしれません。ネット上の通販サイトやオークションで目にすることもありますが、それに関してはメーカーの保証が付いていない状態です。そのため購入することはできたとしても、不良品の可能性がゼロではないでしょう。電気店の知人から取り寄せてもらう方法もありますが、それができない場合は直接業者へ連絡してください。
ここでは基盤を購入することができた前提として、DIYで交換する手順をご紹介しておきます。ただ、DIYに慣れていない場合は、強引に進めてはいけません。

室外機の上と手前にあるカバーを取り外します。機種によってカバーの構造も異なりますが、ほとんどの場合でネジを緩めれば外せます。ファンのある手前側ではなく、天井側のカバーから外しましょう。作業中に感電することも考えられるため注意してください。アース線の工事をしていれば大丈夫ですが、インバーター式の室外機では高調波漏れが起きて触れたらビリビリ感じられることもあります。ゴム製の手袋をし、素手で触らないようにしましょう。多くの場合で人体に影響するほどの電気は流れませんが、DIYで工事する際は特に気をつけてください。
カバーを取り外したら古い基盤の配線を外し、新しい基盤を接続して交換すれば終わります。基盤には、電気回路やモーターと接続されている配線などもあります。少し見ただけでは複雑でわかりにくい機種もあるので、カバーを取り外したときの状態を写真に撮っておくと、基盤交換をしてあとから繋ぎ直すときにも確認できます。

ガスチャージの圧力測定中
ガスチャージの圧力測定中

単純に基盤を交換するだけなので、基盤交換はコンプレッサー修理やガスチャージに比べ作業工程は難しくないかもしれません。ただ、室外機のカバーを外して分解しなければんばらないため、子供の頃から工作に苦手意識のあるお客様にはお勧めしていません。取り外すよりも元の状態へ戻すことは難しく、交換したあとにトラブルが起こることもあります。起きてからでも修理できますが、症状によっては他の部品も取り換えなければならなくなる場合があり、分解することに抵抗があるなら業者へ依頼してください。

ナショナル修理の方法や疑問点

パナソニック修理に統一されている現状

運転状況を確認
運転状況を確認

ご存知のお客様も多いと思いますが、2008年ナショナル製品はパナソニックブランドへ統一されました。元々パナソニック株式会社は「松下・ナショナル・パナソニック」というブランド名を使い分け、それぞれに電化製品を開発していました。ただ、ブランド名を使い分けることで売り上げやコスト面の負担が大きくなり、すべての家電ブランド名を「パナソニック」という社名に変更しています。そのため2008年以前のエアコンはナショナル製と表記されており、修理や点検を依頼する際に戸惑うお客様もいらっしゃるかもしれません。
現在「ナショナル修理 エアコン」と検索した場合、パナソニックの公式サイトが検出されます。名前が違うことで驚かれるかもしれませんが、間違いないので心配ありません。出張修理サービスについての詳しい情報が掲載されているため、運転状況を確かめて気になる症状を問い合わせてみてください。

出張修理サービスについて

出張修理サービスでは、お客様のご自宅へ訪問して担当者がエアコンの点検・修理を行います。購入した量販店がわからない場合や既にお店が閉店している場合は、公式サイトやお電話(0120-878-554)で申し込むことができます。もちろん直接メーカーへお願いしたいケースも受け付けてもらえます。その際、保証期間内であれば修理費用は無料ですが、期間を越えていれば費用の負担があります。
故障している状態によって費用も変わりますが、修理既定の対象外でも出張料金は発生するのでご注意ください。20kmを越える出張については料金が加算され、基本出張料2、750円よりも高くなります。お支払方法は振り込みもしくはクレジットカード払いに対応しており、振り込みは後日請求書が郵送されます。修理を伴わない点検=1、650円。キャンセルした場合=1、100円。それぞれ出張料金に加算してお支払いいただくことになります。

メーカーの点検や修理には、委託されている協力会社の担当者が訪問する場合もあります。お住いの地域によっても対応はさまざまですが、最初から出張料金のかからない業者へ相談するしても構いません。どこに修理を依頼するかはお客様によりますが、どちらにしても確認してみなければ詳しい原因は判明しないため、できるだけ早く作業してもらえるほうを選んでください。
夏場に故障して使えないようでは、体調面に支障をきたします。ある程度は扇風機で対応できるかもしれませんが、熱中症で命の危険を伴うこともあります。年々搬送される患者数は増加傾向にあるので、本格的な夏の前に修理しておきましょう。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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